最終更新日:2025/7/25

不動開発(株)

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 不動産
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

早くから経験値を上げ、幅広く活躍できるから成長実感も十分!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

PHOTO

地域を豊かにする建設工事を通してまちづくりに貢献

埼玉県さいたま市に本社を構える不動開発は、関東エリア一円で多彩な建設工事を手掛ける総合建設会社。若手社員と中堅社員、工事長の3名のキャリアの軌跡を追った。

■片桐 史直さん
工事部 工事長/2009年入社

■小熊 崇史さん
工事部 係長/2011年入社

■根岸 蓮さん
工事部/2023年入社

【片桐さん】鉄道会社と難しい協議が必要なビッグプロジェクトで活躍。工事長として後進の育成にも注力

私はキャリア入社で、主任職で入って以来、現場代理人として様々な工事を経験してきました。なかでも印象的だったのは、昨年の秋に竣工した商業ビルの新築工事です。地上11階、地下2階建ての大規模なビルで、既存の建物を解体しながら新たな地下を構築することから始まり、内装管理まで総合的に監督しました。特に難しかったのは、そのビルが繁華街の大通りに面していて、大通りの真下、地下工事部分のほんの数メートル先を地下鉄の路線が走っていたことです。工事の前に地下鉄会社から計画の承認を得る必要があるため、近接協議も含めてかなりの時間を費やしました。それだけに何のトラブルもなく、着工から2年後、無事に真新しいビルが完成した時は感無量でした。

このような工事にはもちろん幅広く専門的な知識が必要ですが、幸いなことに私はそれまで、地下工事などの難しい案件を4、5件ほど経験済みでした。プロジェクトの一員として設計の段階から関わり、構造計算なども専門家と一緒に取り組んできたので、今回の案件は、いわば培ってきた技量の集大成です。難しい案件ほど面白くやりがいがあり、自分の成長がありありと感じられます。

成長という点で意識が変わったのは、2年前に工事長になったことです。工事長は自分の現場以外にも、他の所長(現場代理人)の現場を見て回り、工事の認識を軌道修正するなど総体的に統括します。所長として自分の現場をまとめるのは当然のことで、後進の所長をしっかり育成しなければと視野が広がりました。できるだけ頻繁に現場に行き、疑問点はすぐに解消していますが、その際に心がけているのはピリピリした雰囲気にならないこと。仲間としてざっくばらんに話し合っています。現場では若手もよく質問してくれるので、私も教えがいがあります。日々みんなで和気あいあいと楽しみながら仕事を覚えていくことで、モノづくりの面白さやプロとしての自覚が自然と身に付いていきます。

入社して最初に経験したのは、50メートル四方の正方形という、珍しいカタチの印刷工場で、いま工事長として見ているのは企業の研究施設です。地下工事はもちろん、本当に多彩な現場を経験できます。さらにプロジェクト的な案件が多いため、トータルな施工管理力をはじめ、プレゼン資料作成などの幅広いスキルが養えるのも当社の魅力です。

会社の雰囲気は?

「若い社員も多く、現場は活気に満ちています」と片桐さん。新入社員には背中を見せるだけでなく、一緒に現場を回りながら一つひとつの作業を実践的に教えている。

【小熊さん】遠くから見える壮観なビルに感動。現場全員で全てを造り上げる達成感

大きな建物を自らの手で造り上げたいと施工管理者を志望しましたが、大手だと仕事が細分化され、「君はこの担当」と限定されてしまうのではという懸念がありました。そこで早くから活躍できそうな中堅企業に目を向け、ピンと来たのが不動開発です。地域に根ざした総合建設会社という点に加え、ビルや工場など、大手に引けをとらない規模の建物を幅広く手掛けていることが魅力でした。

入社後は期待通り、老人ホームや印刷工場の新築工事など、手応えのある案件に次々と携わりました。最初の現場では工事写真の撮影を担当し、次はちょっとした図面も任されるなど、業務の幅も着実に広がっていきました。なかでも身が引き締まったのは、次席として2件目に参加した新築病院の工事です。施主や協力会社との打ち合わせから設計事務所の図面チェック、現場の工程管理に至るまで、ほぼすべてを任され、業務量が一気に増えました。打ち合わせの定例会では、事前に質問事項をまとめるほか、司会も務めるなど、初めて経験することも多く目が回りそうでした。もちろん先輩に支えられながらですが、メインの責任者としてやり遂げたことが、計りしれないほど現在の糧になっています。

その次の案件では、初めて現場代理人を任されました。入社7年目くらいの時期で、私にとってはほどよいタイミング。学校内のエレベーターの増築工事で、今までは当社の社員も一緒でしたが、この時は1人で監督をしました。前の案件でちょうど自信も付いていたので、最初から最後まで自分のやりたいようにできるのが面白くてたまらなかったですね。自分が組み立てた通りの工程で工事が進むのがやりがいの1つです。もう1つは、やはり何もないところから建物を造り上げる達成感です。8階建ての商業ビルに携わった時は、どんどん高さが増していき、完成した時には離れた場所にわざわざ行って、「こんな遠くからでも見えるビルを造ったんだ」と誇らしさで胸が一杯でした。

現在は3階建のRC造という、かなり大きな老人ホームの新築工事に次席として参加しています。2年前には係長になり、やることも増えましたが、目標は所長として原価管理もできるようになることで、すでに1級建築施工管理技士も取得しています。現場の全員が力を合わせて全てを造り上げる素晴らしさを、何度でも味わいたいと張り切っています。

会社の雰囲気は?

「打ち合わせの決定事項などは、協力会社も含めて迅速に共有しています」と小熊さん。協力会社との共有はメールが中心だが、社員間は声を掛けあってたちまち理解しあう。

【根岸さん】現場を経験する度に、できることが増えていく。いずれは大きなビルの監督に

不動開発に入社しようと思った最後の決め手は現場見学です。老人ホームの工事現場で、社員の方も複数参加しており、皆さん私が来ると手を止めて気さくに話しかけてくれました。特に入社1年目の先輩社員とは年が近いこともあって話しやすく、親身に接してくれる様子に「いいな」と素直に思いました。正直、工事現場はもっと人を寄せ付けない雰囲気かと思っていたのですが、楽しそうに仕事をしている姿が強く印象に残りました。

入社後は、1週間ほど本社と現場事務所で研修を受けました。特に現場事務所で、朝礼から始まり午前中の作業、昼礼をはさんで午後の作業を見学するなど、1日の流れを実際に見たことで理解が深まり、そのままスムーズに配属現場に馴染めました。最初の現場はクリニックの新築工事です。特に決まった仕事はなく、先輩と一緒にあちこちを回るなかで、「やってみようか」という感じで墨出し(柱や壁に基準線を書き出す作業)や、鉄筋の本数の確認・配置方法などをその都度教わりました。この現場は、参加した時にまだ基礎工事も始まっておらず、何もないところからみるみる建物が出来上がることに改めて感動しました。

その後、総合公園の中にあるテナント棟の工事を少し手伝い、現在は老人ホームの新築工事に参加しています。まだ先輩に教わりながらですが、工事写真を撮ったり配筋を行ったりと、任されることが次第に増えています。とりわけ鉄筋を適切な位置や量で配置する配筋作業は、最初のクリニックでは習得出来ませんでしたが、次の現場でも経験し、3件目の今はだいぶコツを掴んできました。配筋の上に打つコンクリだけでなく、残りの数量も自分で調整していますが、少なかったり余ったりといった不手際がなくなり、ひそかに「成長したな」と喜んでいます。

また協力会社の作業員さんは、一見、強面の方もおられますが、自分から挨拶するなどして働きかけると、すぐに打ち解けて色々と教えてくれます。この現場で当社の社員は、所長と次席、私の3人だけなので、先輩2人とのコミュニケーションも深まり、どんどん質問して知識が増えていくのが楽しい時間です。一日も早く、大規模なビルを造り、この目で完成した建物を見てみたい。そのために受験資格が得られたらすぐに、1級建築施工管理技士に合格するのが当面の目標です。

会社の雰囲気は?

検定の合格に向けて勉強中の根岸さん。「試験の前には社内で模擬テストが実施されるなどサポート体制も充実。励ましてくれる先輩の期待に応えます!」と宣言。

企業研究のポイント

私は同じ建設業の関係から不動開発と協働する機会があり、社員の皆さんが明るくいきいきと仕事をしている様子に魅かれ、「ここで働いてみたい」と転職を決意しました。企業選びには給与水準や福利厚生などの条件面も大切ですが、第一印象も侮れません。会社説明会などで企業を訪れる際は、一歩、社内に足を踏み入れた時の感覚を大切にしてください。その雰囲気を好ましく感じたなら、マッチングの可能性はきっと高いはずです。(片桐さん)

企業研究を行うにあたり、同じ業種の中でも自分が何をやりたいのか、まず把握してほしいと思います。建設業と言っても、個人住宅から商業ビルまで得意とする分野はさまざま。そこを見誤ると、自己実現が遠回りになってしまいます。当社は規模の大きい建物を数多く手掛けており、さまざまな工事を担当できるのが魅力です。今までにない工法や、建築のDX化の導入にも積極的なので、早くからスキルアップも図れます。(小熊さん)

仕事が長続きする大きなポイントは、職場の人間関係です。私は色々な建物づくりができるのが魅力で当社を志望しましたが、最後の決め手は現場のオープンな雰囲気でした。特に所長や次席など上司になる方の人柄が温かく、「ここならやっていけそう」と直感しました。また、当社は毎月講習会があり、安全管理など具体的なテーマを幅広く学べます。建築系以外の出身でもしっかりと知識が身に付きます。(根岸さん)

PHOTO
「若手を育成しよう」という風土が根付いているため、どの先輩もサポートを惜しまない。最初の頃は基本から丁寧に教える一方、早くから責任のある仕事を任せてもらえる。

マイナビ編集部から

学校や公民館などの公共施設から物流倉庫、大型商業ビルまで、豊富な施工実績を誇る不動開発。床面積1,000平方メートルを超える大型の建物も多く、分類としては関東一円を中心とする地域密着型企業だが、その施工品質のグレードは全国大手と比べても遜色ない。土地開発から建設分野に至るまで、更地の整備から基礎工事、仕上げ、引き渡しといった一連の工程はもちろん、設計の打ち合わせなどプロジェクト単位でトータルに関わる案件が多いことも特色で、「スケールの大きい地図に残る建物づくり」にチャレンジできる。

一方で、少数精鋭の体制を活かし、若手にも状況に応じて裁量権のある仕事を任せていることも魅力だ。入社1年目の根岸さんの話を聞くと、上司がほぼマンツーマンで丁寧に教えているが、中堅社員の小熊さんには経験と実績を踏まえ一気に大きな仕事が任されている。「大丈夫」と見極めたら思い切って委ね、しっかりと見守る。その積み重ねが仕事を楽しいと感じ、着実に力を磨く建設のプロフェッショナルを育てていく。工事長の片桐さんの優秀さ、および包容力のある人柄は、まさに同社の社風を体現しているかのようだ。給与水準も福利厚生も手厚く、伸び伸びと活躍できる会社である。

PHOTO
ニーズが高まる一方の住宅型老人ホームを建設中。商業ビルから企業の研究施設まで多岐にわたる案件を経験できる。公共案件も多く、社会に貢献している手応えも充分だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. 不動開発(株)の取材情報