最終更新日:2025/11/29

飯田市立病院

業種

  • 医療機関
  • 官公庁・警察・消防
  • 薬品

基本情報

本社
長野県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

薬学のプロとしてチーム医療に関わり、地域の健康を支えながら自らも進化し続ける!

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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認定資格者多数。興味ある領域の知見を広げられる環境です

飯田市および下伊那郡の町村からなる(飯伊医療圏)の中核病院として幅広い診療科を備え、地域の健康を支える飯田市立病院。病院薬剤師としてチーム医療に携わる3名に、今の仕事や今後の目標などを伺いました。

(写真左から)
◆薬剤部 認定薬剤師/杉本 恵実さん(2016年入職)/薬学部卒
◆薬剤部/伊坪 愛永さん(2023年入職)/薬学部卒
◆薬剤部/原 拓也さん(2024年入職)/薬学部卒

2020年に薬剤科から組織変更した「薬剤部」では、内服薬、注射薬、抗がん剤など、院内すべての医薬品に関わっています。病棟での業務に携わる病院薬剤師として、患者さんと真摯に向き合う3名の先輩たちは、中堅・若手それぞれの立場で今を捉え、将来を見据えて活躍しています!

【杉本さん】緩和薬物療法認定薬剤師として、在宅医療やその他の分野にも関わっていきたい!

私は学生時代、もともとは企業への就職を考えていました。病院薬剤師を目指したのは、飯田市立病院での実務実習がきっかけです。当院は飯伊医療圏の中核であり、がん医療からカウンセリングまで幅広く対応していることで「多彩に学べる」と思っていましたが、実務実習を通じて想像以上に学ぶことが多くて面白く、当院の魅力を実感できたのです。また、看護師や医師をはじめとする他の医療従事者との関わりが多かったことが一番の刺激になりました。

当院では、“薬剤師は複数の病棟で幅広く学ぶべき”という方針なので、整形外科、消化器内科、循環器内科、脳神経内科…と、これまで多様な経験を重ねてきました。それによって、他の病棟で得た経験や知識を活かすことができるとともに、次第に多様なコミュニケーションがスムーズになったことを実感しています。例えば、医師に「こちらの薬剤に切り替えてみたら」といった提案も積極的にできるように。医師、看護師だけではなく、理学療法士や作業療法士、栄養士やソーシャルワーカーなども含めたチームで入院患者さんに向き合い、退院後も見据えたアドバイスやケアができるのは、当院だからこそだと思います。チーム内で私は薬のプロとして「薬や量がその入院患者さんに合っているか」「変更すべき所はないか」を常にチェック。入院患者さんと日々接する看護師と情報を共有し、週に1回は自分も直接入院患者さんとお話するようにしています。

2023年に緩和薬物療法認定薬剤師の資格を取得。認定薬剤師になるには、指定単位の取得や学会発表、症例報告などの条件を満たす必要があります。もちろん自分なりに努力してきましたが、職場の強力なサポートを受けて資格取得を目指せたのも、ありがたかったです。医療業務において、説得力を高められますし、自信を持って自分の意見を出せるようにもなりました。今は、緩和薬物療法認定薬剤師として緩和ケアチームにも加わっており、やりがいと同時に責任も感じています。ただ、これがゴールではなくステップの一つ。病院薬剤師として、また医療人として常に学び、成長し続ける必要があると考えています。

今後は地域の調剤薬局とも密に連携して、在宅医療など患者さんのための環境づくりにも注力し、退院後の患者さんのケア充実にも貢献していきたい。また、精神疾患や感染症制御などの分野にもフィールドを広げていきたいです!

飯田市立病院の“職場こぼれ話”

有給休暇が取得しやすく、産休・育休などの福利厚生制度も充実しているため、ライフステージが変わっても安心して長く働ける環境です。〈杉本さん〉

【伊坪さん】医療チームの一員として経験値を高めつつ、調剤薬局とも連携して地域の人々の健康に貢献!

もともと「薬剤師として働く」と決めていましたが、薬局薬剤師か病院薬剤師かで迷っていました。臨床実習で両現場を経験し、病院を選択。医療チームの一員として他の医療職と関わりながら働けるのが魅力でしたし、点滴といった調剤薬局で扱う機会の少ない経験ができる点にも惹かれました。進学で地元を離れたからこそ、地元に戻って人の温かみや地域を大切にしたいという思いがありました。加えて、私は周産期医療に関心があり、この地域でその分野に携われる病院ということで、当院への入職を決めました。

入職から半年ほどは、調剤業務、注射薬払出し業務、抗がん剤の調製といった中央業務を通じて院内の全体像をつかみ、10月以降は整形外科病棟へ。2年目の春には地域包括ケア病棟といって、診療科に関わらず退院に向けて備える方たちの病棟に移りました。その後、地域包括ケア病棟は整形外科に再編されたので、再び整形外科病棟で様々な入院患者さんと接しています。例えば、手術後に痛みを強く訴えている入院患者さんの情報が看護師から入ると、ヒアリングし、「現在の痛み止めで様子を見るのか」「薬剤を変更するのか」を考え、医師に提案するのが薬剤師の役割の一つ。医療チームとして各スタッフの連携が取れているので、情報共有はスムーズですし、薬剤師の意見もしっかり聞いてもらえる環境です。

薬に関して多方面から質問されることも多々。誤ったことは言えないので、わからない時は正直に伝えて、しっかり調べたり、先輩に聞いたりするなど、確認した上で回答するようにしています。このような関係性も、当院の良さですね。多様な連携やスタッフと関わる中で、自分の考えや意見を発信できるようになったと成長を実感しています。

ある時、退院を前にした入院患者さんで、ご本人で薬の管理をしていくのが難しい方がいらっしゃいました。退院後はどうするか、ご家族も含めて話し合ったのですが、当院の薬剤師や看護師だけではなく、地域の調剤薬局にも情報提供をして連携することができ、病院薬剤師として患者さんひいては地域に貢献できるという手応えがあったのが印象深いです。

これからも内科や外科など様々な経験を積みながら自己研鑽に励み、成長を続けたい。そして将来、周産期医療の分野で認定薬剤師の資格取得を目指します!

飯田市立病院の“職場こぼれ話”

野球が好きで、当院の野球サークルでマネージャーを務めています!サークル活動の時間を取れる職場環境ですし、普段から接点のない人とも仲良くなれます。〈伊坪さん〉

【原さん】学びを活かせる職場だからこそ、薬剤師としてどん欲に学び続け、薬のプロとして活躍したい

学生時代は化学が好きで、医療小説を読むことが好きだった私は、どちらにも医療に関連があると気づき薬学部に進学。強く「薬剤師になりたい」と思っていた訳ではなく、当時は研究職にも興味を持っていました。在学中に実習を経験して、医師や看護師の他、医療職の人が同じ場所で働くという点に心が動きました。チームで密に連携を取り、「入院患者さんの治療により役立つのではないか」、「薬剤師として活躍のチャンスが大きいのではないか」と考えていく中で、病院薬剤師が自分のやりたいことが叶えられるとこの道へ。私は地元に帰って、地域に貢献したい気持ちがあったため、飯田市を代表とする病院でもある当院への入職を決めました。

実際に病院薬剤師として働き始めて感じたことは、入職前に思っていた以上に他の医療職の人たちと関わる機会が多いこと。薬について聞かれることも、他分野について聞くこともよくあります。また、入院患者さんのより良い治療に役立てたのではないかと感じられる場面もありますね。

その中で私は今、整形外科病棟に所属。「痛みで夜、眠れない」と訴える入院患者さんがいたので、その方への投薬について医師に相談し、私から提案した薬剤に変更することに。すると「眠れるようになりました。ありがとうございます!」と入院患者さんからお礼の言葉をいただいて嬉しかったですね。学んだことを医療現場で目の当たりにすると「勉強を活かせている」とやりがいを感じます。

仕事で難しさを感じるのは、人とのコミュニケーションです。多くの人々と接する仕事ですが、入院患者さんも医療チームのスタッフも、コミュニケーションの取り方は人それぞれ。感情をなかなか表に出さない方や、ご高齢の入院患者さんで会話をするのが難しい方もいらっしゃいます。どうやって意思の疎通を図っていくべきか、悩むこともありますが、周りの先輩たちは頼れる方ばかりなので、溜め込まずに相談するようにしています。

一方で入職から約半年間の研修期間中は、認定薬剤師として活躍する先輩薬剤師から各分野の話を聞く機会もあり、刺激を受けました。今後は、いろいろな診療科を経験する中で自分なりに専門性を高めていきたいと考えています。そのためにも、わからないことを曖昧にせず、しっかりと調べて知識を増やしていきたい。人々の健康や生命に関わる責任感を持って、積極的に学び続けます!

飯田市立病院の“職場こぼれ話”

以前担当した病棟には小児科も入っていたので小さな子のご両親への服薬指導をするなど、想像以上に幅広い地域の人々と接する機会が多い職場です。〈原さん〉

企業研究のポイント

このようなサイトを通じて、病院をチェックすることはもちろん大事ですが、「実際に見てみるのが一番」だと思っています。今はほとんどの病院が見学を受け入れていると思うので、自分から訪ねてみると良いでしょう。その際には、できるだけ現場で働いている人と話すことをおすすめします。また、「ライフステージの変化に応じた働き方ができているか」などにも着目して聞いてみると良いですよ。〈杉本さん〉

私も、実際の見学をおすすめします。職場の雰囲気や仕事について聞き、自分に合うか合わないかを判断していくと良いと思います。実習の時点で自分にとって興味のある施設を選べれば良いですが、タイミングもあるので、インターンシップや見学の機会も活用してみてください。企業研究そのものではありませんが、学生時代にしっかり学びつつ、アルバイトなどを経験すると、社会でコミュニケーション力として活かせるので、頑張ってください!〈伊坪さん〉

学業の都合などで直接訪問ができなくても、オンラインで接する機会は持てると思います。そこで働いている人たちの様子をよく観察すると、何かつかめるはず。雰囲気はわかりづらいですが、例えば、世代の違う人同士でも笑顔でリラックスして話しているようなら、質問や相談がしやすくて職場内のコミュニケーションは良好な環境だと思います。自分なりの観点でぜひチェックしてみてください。〈原さん〉

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柔らかい雰囲気の先輩が多く、わからないことは何でも聞ける同院の薬剤部。異なる専門領域同士で連携し、医療チームが一つとなって支え合えるのも魅力だ。

マイナビ編集部から

『地域の人々の健康を支え、信頼される医療を実践する』ことを基本理念とする飯田市立病院。総合病院として32の診療科目、病床407床を備え、地域がん診療連携拠点病院、地域医療支援病院、救命救急センター、地域災害拠点病院など、様々な指定を受けている。飯田・下伊那地域に高度な医療を提供し、地域の人々の健康な暮らしを支える同院。加えて、2024年の能登半島地震の際にはDMATの派遣要請を受けて現地にチームを派遣するなど、まさに信頼に足る、不可欠な存在となっている。

そうした中で同院の薬剤部は、他の医療職と密に連携しながら、医療チームの一員として薬学的な分野から治療に貢献している。今回の取材に対応してくれた3名のいずれもが、「薬学のプロ」として考え、提案し、改善につながることに、大きなやりがいを感じているのが印象的だった。

在宅医療への取り組みや地域の調剤薬局との連携、公民館での健康講座など、将来を見据えて地域の健康づくりへのビジョンも語ってくれた3名。「生まれ育った地域のために」という温かい思いが伝わってきた。また、若手の伊坪さん、原さんも認定薬剤師の取得に意欲的であり、すでに認定薬剤師である杉本さんも次のステージを目指している。病院薬剤師として誰もが前進を続ける姿勢にも心打たれた取材だった。

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認定薬剤師が多数活躍し、専門分野で多職種医療チームを支える。また後輩の指導にも熱心に取り組んでいるので、高い専門性を身につけた薬剤師へと成長できる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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