働くということがどういうことかまだ何もわからないみなさんが企業研究を行い、自分に合う仕事を見つけることはとても難しいことだと思います。ただ、一つ言えるのは働くということは今後の自分の人生の大半を占める大きな要素となります。しかし、はっきりとやりたいことや仕事が決まっていて、かつその希望が叶う人は多くはないのではないでしょうか。
その中で自分の経験も踏まえてアドバイスができるとしたら、まずは『必ず自分の好きがどこかにある会社』を選択してみるのはどうでしょうか。私はそれを『企業研究の軸』としています。好きこそものの上手なれという言葉がありますが、自分の『好き』を持っている会社であれば、どんな仕事でもそれはプラスの経験となりうるでしょう。スタート地点はあくまで点でとらえ、一見無駄だと思えることも極めることによって次のステージにつながっていきます。
そして同時に『安定した経営基盤』や「確立したビジネスモデルがあるか』なども関心が高いでしょう。もちろんそれも大事ですが、移り変わりの早い世の中で、安定がずっと続くことはありません。企業は常に成長し変化をしなければ淘汰されます。むしろ、『自分の力で変えていく』くらいの意気込みで企業を見極めてほしいですね。その上で企業研究の軸を明確にすれば、きっといい出会いがあると思います。
((株)明電エンジニアリング 担当/金子 望さん)