最終更新日:2026/3/1

AGC(株)

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • ガラス・セラミックス
  • 化学

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

組織の中で“個”が伸びる。AGCの社員たちの成長の軌跡

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製造、開発、営業。それぞれの挑戦のカタチ

少数先鋭であるAGCでは、社員は入社数年で責任ある仕事を任され、成長し続けている。ここでは製造・技術統括エンジニア、開発、営業として活躍している3人の先輩のキャリアを紹介する。

浅井 博敬さん
オートモーティブカンパニー アジア事業本部 生産統括部
大学院海事科学研究科修了/2019年入社

小野 佑介さん
電子カンパニー 電子部材事業本部 アドバンストマテリアル事業部
大学院物質材料工学専攻修了/2020年入社

肥山 美奈子さん
化学品カンパニー フロロポリマーズ事業部
経済学部卒/2014年入社

【浅井さん】カーメーカーの要望に応えた自動車用ガラスの安定量産に向けて挑戦を続ける

私は自動車用ガラスを製造している愛知工場で、製造・技術統括エンジニアとして働いています。オートモーティブカンパニーの製造・技術統括エンジニアは既存量産工程の改善や合理化を進めることを基本業務としつつ、ガラスおよびその周辺部品の設計・試作、新規量産工程の開発、DXの推進など、その役割は多岐にわたっています。

新人時代から現在に至るまで自動車用ガラスの試作業務を担当しつつ、2021年から2025年までは同時並行で量産工程の改善・管理業務を担当しました。愛知工場ではガラス原料から自動車用ガラスまでを一貫生産しており、その中でも私が担当しているのは成形した自動車用ガラスに部品を組み付ける工程です。多種多様な機能部品をガラスに組み付けることで、AGCの製品の価値や魅力を高めていこうとしています。

ガラスへの電装部品の組み付けにおいて、お客様(カーメーカー)から厳しい仕様要求のある試作型式を担当した際、当初の仕様では量産工程に大きな負荷がかかる状況でした。そこで製造現場の代表としてお客様とコミュニケーションを重ね、お客様の要望を再整理しました。そのうえで要望を満たしつつ当社の生産効率を上げるアイデアとして、ガラスの一部のデザイン変更を提案したところ、その案が採用されました。その時の自分のアイデアが反映されたガラスを搭載した自動車が街を走っているのを見かけた時は、非常に嬉しい気持ちになります。

量産工程の改善・管理を担当した当初は設備トラブルに直面しても原因がわからず、満足に対応できないこともありましたが、設備や装置にとにかく触れ、先輩達から学びながら課題を乗り越えてきました。加えて、工程主任として現場作業者の労務管理などのマネジメント業務も経験しつつ、最終的には培った全ての経験・スキルを活かして新規量産工程の開発・立ち上げ業務を推進しました。エンジニアとして量産工程の改善・合理化を進めることで、現場で作業していただいている方々から、「業務が楽になったよ」というポジティブな言葉をもらえた時に、喜びややりがいを感じます。

今後は今までに培ってきたスキルをベースにしつつ、DX関連技術など、その時代に求められる新しいスキルもアップデートしながら、自分の仕事の幅を拡大し、国内外問わず、よりチャレンジングな課題にも立ち向かって解決に導けるエンジニアになりたいと思っています。

先輩のオフタイム

浅井さんは夫婦で自宅近くの居酒屋開拓を楽しんでいる。また、料理をすることも好きで、お酒に合うおつまみなどを作り、リラックスタイムを過ごしている。

【小野さん】1年目から次世代製品の開発・量産化を担当。AGCには多くのチャンスが存在する

いわゆる研究職が「0から1」を担うのに対し、私たち開発職は「1から10」を生み出す役割を担っています。研究所で生まれた新技術や材料の“種”をもとに、量産機と同様の設備を使って実験を重ね、量産側と調整を重ねながらお客様のもとに届けられる形までを導き出していきます。

私が開発してきたのは、半導体の製造工程で用いられる「EUV(極端紫外線)マスクブランクス」と呼ばれる製品です。半導体を作る時、素材となるウェハーの上に微細な回路パターンを転写・露光する工程があるのですが、この転写元となるのがマスクブランクスという存在です。簡単に言えば、マスクブランクスはガラス基板に膜を付けることで製造されます。そのマスクブランクスには、微細な回路パターンを露光するために非常に厳しい光学特性や低欠陥性、機械特性などが求められます。

私自身はセラミックス専攻でしたから、マスクブランクスに欠かせない成膜技術はほぼ知らない世界だったので、初めのうちは上司や先輩に教えを請いながらの学びの日々でした。そのような状況でも、1年目から次世代製品の開発を担当するチャンスに恵まれました。AGCは若手にも大きな裁量権を与えてくれるとは聞いていましたが、その言葉に嘘はありませんでした。

その次世代製品に関しては量産化まで約4年の歳月を要しました。お客様の要求品質が高かったこともあり、特定機能を高めると別機能が低下する“トレードオフ”の問題に直面したのが難易度を上げた要因でした。ただ、ある段階での試作でトラブルが発生した時、その改善策を講じたところ機能が高まり、お客様からも高評価を受けることができました。その時から量産化のスピードが一気に上がり、別企業からも引き合いが来るなど、開発者としても自信を深めるに至りました。

現在は複数のテーマを並行して担当していますが、半導体業界はスピード感が早く、数週間から1~2か月の短いスパンで結果が求められるケースもしばしば。大変ではありますが、スピード感を持って仕事をするのが楽しいですし、自分の案件が着実に量産へと進んでいく様子を見ると6年目の今も毎回、大きな達成感を覚え、次へのモチベーションが高まります。成長しているブランクス部門を究めていくべく、これからも知識と経験を増やしていきたいと思っています。

先輩のオフタイム

小野さんは所属する工場内の仲間と一緒に、テニスやフットサル、冬はスノーボードを楽しんでいる。同世代の仲間が多く、和気あいあいとしたオフタイムを過ごしている。

【肥山さん】営業とマーケティングを兼務。やりたいことに挑戦できる環境が広がる

入社以来の大半のキャリアを営業として歩んできた私は、主には『ルミフロン』『AFLAS』といったフッ素製品の販売を担当しています。半導体や自動車、建築、医療など多岐にわたる業界でフッ素は用いられていますが、AGCでは直接の取引先である部品加工メーカーとのコミュニケーションを担うことで、受注の拡大に努めています。

“提案型営業”を標榜しているだけに単に注文を取るのではなく、お客様の困り事を根本から解決するのが私たちの使命。お客様が明確に把握している課題のみならず、まだ気づいていらっしゃらない課題についても、市場動向や技術トレンドを鑑みながら先回りをした解決策を提示しています。

実は学生時代に一番苦手な科目が化学で、知識面の獲得は確かに苦労させられました。ただ、技術に深い部分は社内に頼れる専門家がいますので、人と人との橋渡し役を担うというところに注力してきたつもりです。市場全体で材料が不足した時、社内の各部門に先回りをして調整をかけてオーダー通りの数量を提供したところ、「AGCは誠実な会社だ」とお客様からお褒めの言葉をいただいたこともあります。日々、信頼を積み上げているからこそ、価格交渉などのセンシティブな話題でも「肥山さんの言うことならば聞こう」と納得していただけるのだと思います。

2019年からはトータル2年にわたって産休・育児休暇を取得し、現在は2人の子どもを育てています。当時はまだ営業職の育休取得事例が少なく、復職後の働き方に不安はありましたが、上司らがしっかりと状況確認してくれましたので、うまくバランスを取って働くことができています。しかも、子育て中も自分のキャリアを広げたいと考え、営業とマーケティングの仕事を兼務させてもらっています。

マーケティングでは担当のフッ素ゴムに関して、5年後、10年後を見据えた事業計画を策定しています。私が立てた数字で事業部の方向性が決まるので、プレッシャーの大きさは相当なもの。困ったら独りで抱え込まず、上司や後輩、関係する各部署と協力して、課題を乗り越えていくというのは意識しています。これからは営業、マーケティングの枠を問わず、自分の価値をさらに高めるためにさらなるチャレンジを重ねていきたいです。

先輩のオフタイム

休日は2人のお子さんとの時間を楽しんでいる肥山さん。基本はアウトドア派で、家族でキャンプに出かけることが多く、夏場は月2回にわたって自然を満喫している。

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 浅井さんが感じる職場の雰囲気
  • 小野さんが感じる職場の雰囲気
  • 肥山さんが感じる職場の雰囲気

学生の方へメッセージ

AGCではどんな職種であったとしても、若手がリーダー的な役割を担う場面が多々訪れます。その中では受け身でいるのではなく、周囲を巻き込んで最後までやり遂げる意志が問われます。だからこそ、私どもが求めるのは「自律型人財」にほかなりません。また、多くの人とのかかわりの中で仕事をする以上、適切なコミュニケーションを重ねるための論理的思考能力も欠かせません。さらには相手のニーズを先取りして汲み取る共感力、最後までやり抜くためのレジリエンス、そしてAGC全社として重要視しているチャレンジ精神なども兼ね備えてほしいと考えています。

情報があふれている今の時代、就職活動で迷ってしまう人も多いかと思いますが、自分らしさを忘れずに最後までまっすぐ企業に向き合ってください。データやランキングなどに振り回されてしまうことなく、社員の生の声をしっかり聞いて言葉を深掘りしていけば、自然と自分と合う場所と出会えるはずです。

AGCでも技術系・事務系双方で、選考時に社員との接点を作っていますので、社員たちの声を通して、何か心に響くものがあれば幸いです。ちなみに素材・化学メーカーのイメージから、化学系専攻が多い印象があるかもしれませんが、化学系専攻出身者の比率は30%ほどと、そこまで高いわけではありません。さまざまな背景を持つ人財が活躍できる場を用意して、みなさんとの出会いを待っています。
(採用担当一同)

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「AGCは化学だけでなく、機械・電気・物理など多彩な分野の技術者が活躍しています。事務系も営業・経理財務・調達ロジなど事業を動かす中心として力を発揮しています。」

マイナビ編集部から

AGCは、ガラス・電子・化学品・ライフサイエンス・セラミックスの5つの分野の素材を通して、世界のテクノロジーの価値向上に挑み続けている。近年は“両利きの経営”を標榜しており、ガラスなどの伝統的なコア事業の基盤を磨き上げつつ、新規領域に位置付けられる戦略事業の開発にも注力する方針を取っている。

戦略事業としては、モビリティ、エレクトロニクス、ライフサイエンス、パフォーマンスケミカルズが挙げられる。中でも小野さんが関わっている半導体分野では、各所にAGCの素材や技術が用いられているだけに大きな盛り上がりを見せている。一方で化学メーカーの一翼を担う存在として、環境負荷低減やサステナビリティにも精力的に取り組んでおり、ガラスのリサイクル、アンモニア燃料を活用した製造なども展開。まさに全方位でチャレンジを続けている。

先輩たちは堂々と自分の仕事を語っていたが、全員が最初から専門性を持っていたわけではない。専門分野を活かして活躍する人もいれば、新たな領域へ挑戦しながら力を伸ばしてきた人もいる。AGCには若手に大きな裁量を与え、挑戦を後押しする企業文化がある。その環境の中で社員は多くの知識やスキルを獲得し、着実に実力を高め、会社に不可欠な存在へと成長していく。専門性を深めたい人も、新領域に挑みたい人も、情熱を持って前向きに取り組む姿勢さえあれば、AGCでは多くのチャンスをつかみ取ることができるはずだ。

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コアタイムなしのフレックスタイム制度や在宅勤務制度、年間12万円分が付与される福利厚生のカフェテリアプランなど、多種多様な制度を整備している。

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