最終更新日:2025/6/1

(株)栃木ニコン/(株)栃木ニコンプレシジョン[グループ募集]

業種

  • 精密機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • ガラス・セラミックス

基本情報

本社
栃木県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

若手のうちから専門知識を身につけ、ここまで成長・活躍できる!

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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若手社員3名の成長と挑戦の軌跡!

ニコングループのモノづくりを支える「栃木ニコン」「栃木ニコンプレシジョン」。両社で活躍中の若手社員3名に、入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標などについてお話を伺いました。

■(株)栃木ニコン
技術統括部 第2製品技術部
第4製品技術課 第1製品技術係
小林 龍威さん(2023年入社/理工学部バイオサイエンス学科卒)

■(株)栃木ニコン
経営管理本部 業務部
ロジスティクス課 貿易管理係
丸橋 麗美さん(2023年入社/法律学部法律学科卒)

■(株)栃木ニコンプレシジョン
技術部 第1技術課 第6技術係
阿部 尚樹さん(2023年入社/工学部情報工学科卒)

生物学の研究から機械・工学の世界へ。専門的な知識ゼロからでも挑戦できる会社!(小林さん)

学生時代はバイオサイエンス学科で生物学を専攻していました。土壌中に生息する放線菌という細菌から医薬品や農薬の素剤に繋がる有効成分を探索する研究に取り組む傍ら、大手コーヒーチェーンでのアルバイトに注力。バイトで貯めたお金でニコンのフルサイズミラーレス一眼と大三元の標準ズームレンズを買って、生き物や夜景、クルマ、ポートレートの撮影を楽しむなど、充実した学生生活を過ごすことができました。企業研究では、実家からの通いやすさ、趣味のカメラの知識を生かしたいという思いから栃木ニコンを志望。入社の決め手としては、面談で対応してくれた先輩社員が、私の趣味や経歴を肯定してくれたことも大きかったですね。「この人たちと一緒に働きたい!」と思いました。

2023年に入社すると、まずは約3ヶ月間の新入社員研修です。最初の1ヶ月間で会社の概要や基本的なビジネスマナーなどについて学び、工場での現場実習に参加。研削、研磨、接合、組立と、1枚のレンズからカメラ用交換レンズをつくりあげていく工程を学び、簡単な作業を手伝わせてもらいました。

研修終了後は技術統括部第2製品技術部に配属。現在はカメラ用交換レンズの新製品立ち上げ(試作~量産)に携わっています。光学、金型、電気分野の技術者、組立担当者とチームを組んで新製品の立ち上げを進めていく中で、私はメカ構造担当としてアサインされ、治工具の設計や3Dモデルを使った解析シミュレーションなどを担当。私の場合は、機械や工学に関する知識“ゼロ”からのスタートということで、最初のうちは図面を読むのにも苦労しましたが、先輩方と積極的にコミュニケーションを取りながら、がむしゃらに勉強しました。CADによる設計や2D製図、3Dモデルの検討のノウハウ、フライスや旋盤といった機械加工に関する知識など、仕事に必要な知識を覚えることができました。

やりがいを感じるのは、新たな発想で組立工数や作業時間を大幅に削減することができたとき。製造現場のスタッフから「仕事がやりやすくなった!」と褒めてもらえたときはうれしかったです。また、数十種類のパーツから成る複雑な形状の治工具を設計できるようになったことなど、自らの成長を実感する場面が多いのもモチベーションに繋がっています。今後は治工具のみならず、レンズの筐体・機構設計にも関わっていけるよう努力を重ねていきたいと思っています。

若手は語る!

「フレックスタイム制を活用し、柔軟な働き方を実践できる会社です。仕事はもちろん、趣味のカメラなどプライベートも思い切り楽しむことができています」(小林さん)

入社1年目から貿易実務を担当。仕事とプライベートをしっかり両立できる環境も魅力!(丸橋さん)

学生時代は法学部に所属。小学校の頃からの仲間と結成したバレーボールチームの活動に力を入れていました。もともと公務員志望で試験対策にも力を入れていたのですが、自分の性格を考えると、「役所のような環境よりも、もっと自由に仕事ができる環境の方が向いているのではないか」と思い、民間企業を志望することに。キレイな写真をみるのが好きだったこともあり、弊社への入社を決めました。

2023年に栃木ニコンに入社後は、小林さんと同じ約3ヶ月間の新入社員研修を受けました。印象に残っているのは組立工程です。総勢100名近い製造スタッフが、エアダスターや粘着棒を使って細かいゴミを取り除きつつ、ピンセットを使って慎重に作業を進める光景をみたときは衝撃的でした。

研修終了後は経営管理本部ロジスティクス課に配属。貿易管理係の一員として、輸出入の管理に携わっています。具体的には、栃木ニコンで製造したカメラ用交換レンズのサンプルや部品、硝材、治工具などの様々な貨物をニコングループの海外拠点に輸出したり、逆に、海外拠点から輸入したりする際に必要なインボイスやパッキングリストの作成を担当。通関業者とやり取りしながら、輸出入に必要な情報(製品名や金額、数量、送り先など)を収集し、英文の書類を作成しています。貿易実務に関する知識もスキルも“ゼロ“からのスタートでしたが、わからないことに直面するたびに、上司や先輩にアドバイスを仰いだり、インターネットや社内資料を活用したりすることで着実に仕事を覚えることができました。心掛けているのは、自分にできる仕事を探して、積極的に引き受けていくこと。繁忙期に多くの業務量を捌き切ったときには大きなやりがいを感じられる仕事です。

働きやすい環境が整っているのも弊社の魅力といっていいでしょう。残業は繁忙期でも数時間程度ですし、有給休暇も取得しやすい環境なので、仕事とプライベートをしっかり両立できます。私の場合は週2、3回、終業後にバレーボールチームの練習で汗を流したり、休日は趣味のサッカー観戦のために県外まで足を運んだりと、アクティブな毎日を過ごしています。今後の目標は貿易実務に関する専門的な知識・スキルに磨きを掛けていくこと。ニコン本社で開催されている講座にも参加しながら勉強を重ねていきたいと思います。

若手は語る!

「もともと英語が苦手で最初のうちは苦労しました。海外拠点のスタッフとのやりとりに関しては、翻訳アプリを駆使して取り組んでいます」(丸橋さん)

大学で学んだITスキルを活かし、半導体露光装置向けのツール、治工具設計へ挑戦!(阿部さん)

学生時代は工学部情報工学科で、プログラミング言語(Python)やシステム開発、ネットワークなど、IT全般について幅広く学習しており、研究室ではIoTを活用した高齢者見守りサービスの研究に取り組んでいました。企業研究に当たっては、IT業界や半導体製造装置メーカーを中心に会社選びを進めていましたが、就活サイトを見て、栃木ニコンプレシジョンの存在を知ることに。ITに関する知識・スキルを活かして半導体製造装置の開発に携わることができる点に魅力を感じ、入社を決意しました。また、人事担当者をはじめ先輩社員の明るくて、話しやすい人柄も決め手になりました。この会社なら、若手のうちから物怖じすることなく、自分の意見を発信できると思えました。

2023年に入社後は、約1週間の新入社員研修で基本的なビジネスマナーを学び、技術部へ配属。現在は第6技術係の一員として、半導体露光装置におけるレーザーの形状や偏光をコントロールするユニットの技術業務に取り組んでいます。私自身は、カメラを用いてレーザーの光軸調整を行うためのツールの開発や、電気系における治工具の設計を担当しています。ツールの開発では、VB.NETというプログラミング言語を使ったコーディング作業に取り組んでいます。入社するまで使ったことのない言語でしたが、学生時代にPythonを学習していたこともあり、応用を利かせてスピーディに習得することができました。情報工学で学んだ知識、スキルを思う存分活かすことができています。

一方、電気系における治工具の設計に関しては、図面の読み方やCADによる製図などを一から覚える必要がありましたが、わからないことや困ったことに直面するたびに、上司や先輩に質問・相談し、疑問点を解決しました。プライベートでも自分用の辞書をつくったり、電気関連の配信動画を見たりして、スキルアップを重ねています。日頃から心掛けているのは、誠意をもって仕事に取り組み、期待以上の成果を出すこと。工程の改善に貢献することができたとき、製品課の皆さんに「作業がしやすくなった。ありがとう!」といった声を掛けてもらうたびに、大きなやりがいを感じられる仕事です。今後は電気系のみならず、製品に関する知識もレベルアップさせていき、製造現場でのトラブル対応などにも挑戦したいと思っています。

若手は語る!

「現場の声については、毎月、社内で開催されている『工程短縮報告会』で汲み取るようにしています。これが新たな改善施策のヒントになってます」(阿部さん)

企業研究のポイント

【小林さん】
各企業の事業内容を深堀し、「この企業なら、こういう仕事ができる。」というイメージをできるだけ明確につかむことが大切だと思います。興味のあるプロジェクトや業務にチャレンジし続けられる企業なら、仕事に対するモチベーション、企業に対するエンゲージメントを高く保ち続けることができ、自己成長にも繋がると思います。是非、ここなら「楽しい!」と思い続けることができるような企業を選んでください。

【丸橋さん】
自分に合った会社を選ぶためには、仕事とプライベートの両面で「自分が絶対に譲りたくない条件」を明確にしておくことが大切です。私の場合は、社会人になってもバレーボールを続けられる会社、結婚・出産を経験した後も、長く活躍できる会社にフォーカスして企業研究を進め、弊社への入社を決めました。「この会社ならずっとやっていける」とイメージできる会社を選んでいただきたいと思います。

【阿部さん】
学生時代に培った専門的な知識や技術を、どのようなかたちで仕事に活かすことができるのか。できるだけ明確なイメージを持つことが大切だと思います。また、私自身もそうでしたが、自分では想像もしなかった分野で活躍できる可能性もあります。志望企業の事業内容を精査するのはもちろん、インターンシップや企業セミナーに参加し、人事担当者に積極的に質問することで、自分の強みを発揮できる企業を見つけていただきたいですね。

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両社の本社オフィスは栃木県大田原市。風通しが良く、誰にでも気軽に質問・相談できる雰囲気が浸透している。未経験からでも安心して仕事に取り組むことができる。

マイナビ編集部から

ニッコールレンズから半導体露光装置の投影レンズまで、ニコン製品のほとんどの光学部品の加工/光学ユニットの組立を担当する「株式会社栃木ニコン」、そして、半導体・FPD露光装置向けのユニットの製造を行っている「株式会社栃木ニコンプレシジョン」。今回、両社で活躍中の若手社員3名にお話を伺って感銘を受けたのは、「専門的な知識・スキルは“ゼロ”だが、思い切りチャレンジしたい!」という人材も、「大学での学びを最大限に生かしたい!」との思いを持った人材も、力を発揮して成長、活躍できる環境が整っていることだった。
こうしたことが可能なのは、充実した教育・研修制度の存在もさることながら、役職や入社年次を問わず、誰とでもコミュニケーションを取りやすい雰囲気を醸成している点など、「若手社員の成長を会社全体でサポートしていこう」というカルチャーが根付いていることが大きいのではないか。筆者はここに、ニコングループのモノづくりを支える両社の強さ、魅力を垣間見た。各種カメラレンズなど光学製品に興味をお持ちの方はもちろん、モノづくりに挑戦したいという志をお持ちのすべての方に企業研究をお勧めしたい会社である。

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ニコングループのブランドシンボルは、「連続した光」によって未知の可能性を表現。イエローは「広がり」「情熱」、ブラックは「信頼性」「高品質」を表しているという。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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