最終更新日:2026/3/13

(株)商工組合中央金庫(商工中金)

  • 正社員

業種

  • 政府系・系統金融機関

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

フェイス・トゥ・フェイスで信頼関係を構築し、中小企業の課題解決に挑む。

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さまざまな制度を活用して、自分らしいキャリアを開拓しています

相木 俊亮さん
キャリアサポート部 オフィサー
文学部 人文社会学科卒/2018年入社

中小企業専門の総合金融機関として、1936年設立。日本企業の99%を占める中小企業を金融面でサポートすることはもちろん、事業承継対策、経営基盤強化、事業再生支援など、企業の経営課題に対する多彩なソリューションを提供している商工組合中央金庫(商工中金)。

入社した社員は、育成期間を経て法人営業(営業窓口)を担当する。法人営業からキャリアをスタートし、現在は本部で新卒採用を担当している相木さんに、「フェイス・トゥ・フェイス」で行う法人営業の醍醐味や、その後のキャリアパスについて話を伺った。

中小企業なら、経営者と直接向き合い、深い支援ができる。

大学時代は体育会射撃部に所属し、ライフル射撃の選手として活動する一方で、主務(マネージャー)も務めていました。合宿の手配や大学との調整など、選手が競技に集中できる環境づくりを担う中で、「人の挑戦を支えること」に大きなやりがいを感じました。この経験が、将来の仕事を選ぶ上での大切な軸となっています。

就職活動では、業種や企業規模にとらわれず、多くの企業と関わりながら成長したいと考えていました。その中で注目したのは、IT業界と銀行業界。どちらも企業活動に欠かせない存在です。しかし、業界研究を進める中で、IT業界はシステム部門とのやり取りが中心になるケースが多いと知り、当初思い描いていた仕事像とは少し違うと感じました。一方、銀行業界は調べるほど、多様な企業と関われることがわかりました。特に、ある金融機関で耳にした「お金の動きを知れば世の中の裏側まで知ることができる」という言葉が強く印象に残り、社会の動きを深く理解できる人財になりたいという思いが芽生えました。

商工中金を選んだ理由は、お取引先企業の経営者と直接向き合えること。組織のトップと直接対話しながら、企業の課題や将来像を共に描ける環境は、自分の仕事が大きな影響力を発揮できると実感できる場です。さらに、踏み込んだ支援が可能であり、中小企業といっても従業員数が数十人、時には100人を超える企業も多く、スケールの大きな案件にも携われます。

新入社員研修では、社会人としての基本や銀行業務の基礎、そして商工中金の役割について学びました。ほかにも、本部の専門部署の社員から、財務資料の見方や融資判断について学び、その後最初の配属地として鹿児島支店に配属されました。私が入社した時代は全員が営業店での法人営業(営業窓口)としてキャリアをスタートし、1年目はお取引先企業を担当せず、基礎を身に付ける期間でした。私は支店で、預金事務や契約事務、先輩の営業サポート業務を通じて幅広く法人営業について学びました。年明けからは先輩の営業活動に同行し、実務を経験。2年目には約70社を先輩社員より引き継ぎ、法人営業として独り立ちしました。

仕事に対する姿勢

「製造業、旅館業、運送業、小売業など、営業時代は多様な業種の企業を担当しました。500社以上の企業と関わり、入社前に思い描いていた通りの成長を得られたと思います」

経営者と信頼関係を築き、共に解決に向けて取り組んでいくやりがい。

法人営業の仕事はお客さまの課題を伺い、解決策を考え、実行まで一緒に進めることです。中でも多いのは、融資に関するご相談。お客さまから融資のご相談を伺うことも、当金庫からご提案することもありますが、どちらの場合もなぜ融資が必要なのか、理由と想いをしっかり受け止め、審査を行って融資の実行まで正確に手際よく進める。これが一連の流れです。

融資以外のご相談も多く寄せられます。例えば「将来こんな構想がある」「売上を伸ばしたいが、何から始めればいいかわからない」といった、まだ形になっていない段階のものです。こうした場合は、現時点で考えられる選択肢をじっくり話し合い、仕入先や販売先候補、業務提携先をご紹介するなど、企業とともに課題に取り組みます。自分の知識や経験で対応できない部分は上司に相談したり、本部の専門部署と連携しながら、あらゆる経営課題に対して最適なソリューションを提供してきました。

若手の頃や前任者から担当先を引き継いだ直後は、お客さまの本音をうまく聞けず苦労しました。経営者にとっても若手の銀行員に経営の悩みをすべて打ち明けるのは、簡単なことではありません。そこで、信頼を得るために「あなたと、あなたの会社に強い関心があります」という姿勢を常に意識。過去の面談や取引記録で概要を把握し、業界情報は自分で徹底的に調べます。訪問前には必ず決算書に目を通し、数字の背景や細かな点まで確認。決算書は単なる数字の集まりではなく、会社の歴史や課題が詰まった資料です。そこから感じた疑問を投げかけるだけでも会話が広がり、距離が縮まります。さらに、お客さまがまだ気付いていない「潜在的な課題」をこちらから提示すると、「そこまで見てくれているのか」と驚きと共に喜んでいただけることもありました。

自分でもやり切った実感を得られ、お客さまにも心から喜んでいただけた時は大きなやりがいを感じます。印象に残っているのは、売上の約2割にもあたる10億円規模の設備投資に挑戦されたお客さまのご支援。金額が大きい場合、手続きが多く審査にも時間が掛かりますが、お客さまと一緒に収支計画をつくり、課題を少しずつ乗り越え、無事に融資を実行できました。竣工式で「相木さんのおかげです」と名指しで感謝された時の大きな喜びは今でも覚えています。こうした経験が、まさにこの仕事の醍醐味です。

仕事に対する姿勢

「お客さまの信頼を得るために、まずはスピード感を意識。そして、お客さまの発言は些細なことでもメモしましたね。覚えておくと喜ばれ、関係性がより強固になりました」

営業から本部へキャリアチャレンジ。自分らしいキャリアを叶えるさまざまな社内制度がある。

入社から約4年半が経ったタイミングで東京支店へ異動。地域ごとの特性は確かにありますが、製造業やサービス業など、どの地域にも共通して存在する業種のお客さまも多く、業務そのものに大きな戸惑いはありませんでした。お客さまや地域が変わっても、営業として「課題解決に向けて伴走する」という役割は変わりません。振り返ると、新しい環境に過度なハードルを感じることなく、前向きに取り組めていたと思います。

法人営業を通じて、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションでお客さまと信頼関係を築くことが、企業全体の企業価値を高めていると実感。そして、この取り組みをさらに強化する仕事に携わりたいという思いが、日に日に強くなっていきました。商工中金には「人」を担当するキャリアサポート部があります。人事や制度設計、採用、労務管理などを通じて、質の高い人財を確保し、社員が気持ちよく働ける環境やキャリア形成を支援する部署です。しかし、当時は具体的にどのような業務を行っているのかは想像できませんでした。そこで、まずは「インハウス・インターンシップ制度」を活用し、キャリアサポート部の業務を短期間で体験しました。

この「インハウス・インターンシップ制度」を通じて理解が深まり、より興味が高まったため、今度は「社内兼業制度」を活用し、営業業務と並行して半年間、キャリアサポート部のプロジェクトに参加。チームの一員として仕事をすることで、本部業務への理解がさらに深まり、その後「キャリアチャレンジ制度」に応募しました。この制度は、社員が描いたキャリアプランに基づき、自ら本部部署などに手を挙げて異動・チャレンジできる仕組みです。面接などを経て適性が認められれば原則1年以内に異動できます。応募の結果、2025年4月にキャリアサポート部へ異動することができました。

現在は新卒採用業務を担当。「信頼が第一」という私たちの仕事の本質を採用段階から発信し、この価値観に共感してくれる学生と出会えることに、大きなやりがいを感じています。法人営業の魅力や仕事の醍醐味、そして「自分のキャリアは自分でつくることができる」という商工中金ならではの魅力を、これからも多くの学生の皆さんに伝えていきたいと思っています。

仕事に対する姿勢

「本部を経て営業支店に戻る社員も多くいます。私もキャリアサポート部で人事労務についての知見を身に付けた後は、支店でのマネジメントに挑戦したいと考えています」

職場の雰囲気

  • にぎやか
  • デスクワークが多い
  • 個人プレー
  • 社内の方と関わる仕事が中心
  • 落ち着いた
  • デスクワークが少ない
  • チームプレー
  • 社外の方と関わる仕事が中心
  • 相木さんが感じる職場の雰囲気

学生の方へメッセージ

商工中金の仕事は、中小企業の経営者と直接向き合い、伴走しながら支援していくという特徴があります。若いうちから、長年の経験を積んできた経営者と話す機会が多く、学びや成長のチャンスに恵まれる環境です。さらに、融資だけでなく多様なソリューションを提供しているため、金融知識はもちろん、経営に関する知識も自然と身に付いていきます。

この仕事では、人と信頼関係を築く力も養われます。経営者が若い銀行員にすぐ心を開いてくれるわけではありません。どうすれば信頼を得られるのか、自分にできることは何か。自分と向き合い、相手と向き合いながら考え続ける必要があります。その過程で、人間力が磨かれ、企業を支える力が高まっていく、こうした成長を実感できることこそ、この仕事の醍醐味です。

本気で中小企業のお客さまを応援したい方、自分自身も成長したい方にぜひ来ていただきたいと思います。多様なお客さまと向き合うため、好奇心と挑戦心が欠かせません。課題を見つけ、あらゆるリソースを活用して解決策を考え、行動する。このような私たちの仕事に興味を持っていただけると非常にうれしく思います。

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「日々お客さまの相談に乗っているためか、丁寧に指導してくれる上司や先輩ばかりなので安心してください。質問に対して、真摯に向き合って教えてくれます」と相木さん。

マイナビ編集部から

商工中金は90年にわたり、中小企業専門の総合金融機関として日本経済を支えてきた。法人融資を軸に、事業承継や経営基盤強化、事業再生まで、成長段階に応じたソリューションを提供している。

社員は若いうちから責任ある仕事に挑戦できるよう、国際業務や審査、事業性評価を体系的に学び、ロールプレイングで実践力を磨く研修を用意。通信教育や資格取得補助、自己選択型講座など自己啓発プログラムも充実している。国内外の専門機関への留学制度もあり、学ぶ環境が整っている。

在宅勤務や時差出勤、週休3日制度、短時間勤務など柔軟な働き方を支える制度もある。全国転勤のフリーコースと、指定エリアで働く特定エリアコースを選択でき、ライフイベントに応じて切り替え可能だ。社員全体の育児休暇取得率は年々上昇しており、Well-beingに関する外部評価も多数取得。ワークライフバランスも取りやすい環境が整っている。さらに、希望すればキャリアチャレンジもできる。

中小企業と社員双方に寄り添う姿勢は同社の大きな魅力。企業や社会と共に成長したいという高い志を持つ人にとって、一考の価値があると感じた取材であった。

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日本の99%を占める中小企業金融専門の商工中金の本社。日本経済の根幹を支える中小企業を支えることで日本経済の発展に大きく寄与してきた。

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