最終更新日:2025/6/1

(株)浜名製作所

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 金属製品

基本情報

本社
静岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

地元・湖西市に根を張り、大手自動車メーカーから信頼される〈ものづくり〉を実現!

  • 機械系 専攻の先輩

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働きやすさと手応えのある仕事が、ここにはあります

湖西市内に本社工場を含めて6拠点を構え、高い技術と品質が評価されている浜名製作所は、湖西市の協力企業でもあり、ワークライフバランスの取れた働き方ができることも魅力です!

入社6年目の先輩社員2名に、それぞれの仕事ややりがいをお聞きしました。
写真右から
■大内 史尚さん/生産技術・保全グループ/2019年入社
■白井 悠貴さん/生産管理グループ/2019年入社

自分から意見を求め、自分で考え、結果を出していく面白さがある

機械工学科で学んだ私は、地元・湖西市で自動車部品か金属加工のメーカーで働きたいと考えていました。湖西市内に数々の企業がある中で、会社説明会に参加した際にしっかり説明してもらえたことが好印象で、浜名製作所を選びました。

入社後はまず1週間程度の新入社員研修で、社会人としての心構えや自社の勤務スタイル、各種制度などを教わります。その後は半年から1年にわたって、製造現場で実務を通してものづくりの実際を学びます。
私は製造ラインの業務を1年ほど経験し、金属材料を削って部品をつくる機械が何らかの異常で停止すると異常確認して再起動させたり、生産した製品に異常がないか検査したりしました。2年目以降は生産技術・保全グループで働くと決まっていたので、その意識を持って現場トラブルに対応していました。

2年目は主に保全を担当。現場では対応できない設備トラブルを解決する役割です。すぐにはトラブルの原因がわからないことがある一方、何日にもわたって生産ラインを止めるわけにはいきません。特に新入社員のうちは、どこがどう壊れているか見抜くのが難しく、先輩たちから確認するポイント等のアドバイスをいただいて知識をつけました。
トラブルの原因を考察して思った通りだった時や、考えた方法でスピーディに修理を完了させ、正常に動作するようになった時、仕事の手応えを覚えます。現場スタッフから直に「ありがとう」と言葉をかけてもらえるのも嬉しいですね。
現在は生産技術として、新製品の生産立ち上げのために、製品寸法やどのような加工を施すかといった情報をまとめた帳票の作成を担当しています。併せて、現場でのトラブルにも対応。まずは試作品を作り、その際の各種データに基づいて他部門のメンバーたちとも話し合いながら、量産化はどのように進めていくのかを決めていきます。

どのような仕事も一人で全て対応できるわけではないので、先輩や同僚の意見を聞いて、それを柔軟に取り入れていくことが仕事を進めるポイントだと考えています。だから、自分から聞けることは大事ですね。この仕事には探求心も重要だと思います。トラブルの原因と思われる項目を一つひとつ潰していく…といった技術者としての追求姿勢も必要です。
今後は大きな設備のトラブルも解決できるよう、経験を重ねて実力を高めたいです!
【大内さん】

【浜名製作所の良さ】を実感するのは、どんなところ?

「話しやすい雰囲気なので、普段から『こんなトラブルが…』『こうすると良いよ』と自然と情報共有ができています。他部署ともコミュニケーション良好です」と大内さん

「もっとこうしたら?!」とアイデアを出し、実現していける環境

大学時代は自動車サークルに入っていたほどクルマが好きで、「地元で、自動車関連の業界で」と希望していました。また企業研究時から結婚を考えて「海外転勤などがある職場は避けたい」とも思っていました。そこで、大手自動車メーカーと取引があり、複数の工場がすべて湖西市内にある浜名製作所に注目しました。会社見学に参加した時、社員の方とすれ違う際に相手が朗らかに挨拶してくださるなど、それまで他社で感じたことのない活気が伝わってきて、「ここで働こう」と決めました。

入社してから半年ほどは、C3ドラムの製造現場で製品の外観チェックなどを担当しながらものづくりを学びました。続いて営業購買に異動し、試作品の見積りを作成するなどの業務に2年ほど従事しました。入社3年目の半ばからの約1年間は、社内アドバイザーのもとで改善活動を推進。製造現場を見直してより良くしようということで、各工場へ出向き、現場スタッフの「困りごと」を洗い出し、改善策を考えました。
例えば、より効率的に生産するには…という課題には、砥石を使った自動センターレス研磨の砥石の交換頻度を変えることで、生産効率アップを実現。このほか様々な改善をしました。活動を通じて、固定観念にとらわれず、それまでの「当たり前」を見直して変えてみるなどの柔軟な発想と行動が大事だと学んだことは、私自身にとっても大きな収穫です。

現在は生産管理グループで、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)による業務の効率化や、各工場の生産体制の見直し、DX推進に取り組んでいます。さらにはその流れで、総務部門と連携して勤怠管理システムの導入にも関わっています。いくつかの課題を並行して進めるうえで心がけているのは、その日にやるべきことに優先順位をつけ、タスク管理をすること。これによって定時帰りを実現しています。ちょうど改善活動に携わっていた時期は初めてのわが子が誕生するのと重なり、1ヵ月の育休を取りました。今は保育園からの呼び出しで早退することもあるからこそ、タスク管理が重要です。

実は経済学部出身ですが、学部学科に関係なく、意欲的にアイデアを出せば活躍のチャンスがあるのが当社の良さだと思います。全社的に新たな取り組みに積極的になっていて、若手社員には追い風ですね。私自身も今後、生産現場で生産個数等を管理する帳票の電子化を加速させたいと考えています。
【白井さん】

【浜名製作所の良さ】を実感するのは、どんなところ?

「有休の取りやすさは間違いないです。子どもの急な発熱で早退する時も快く送り出してくれる職場で、働きやすさを実感しています」と白井さん

企業研究のポイント

企業研究を始めるにあたって、まずは自己分析をしっかり行うべきだと私は思います。自分がどういう考えを持っていて、どういう仕事をやってみたいのか。うわべだけのふり返りではなく、より深く掘り下げて自分のことを考えてみることが大事です。

自己分析をきちんとして自分自身について把握しておくことで、会社説明会でも質疑応答の準備をある程度しておくことができます。想定外の質問があった場合でも、自己分析に基づいた芯になる考え方があれば、柔軟に対応できるからです。

自己分析をふまえた「自分に合う会社探し」を意識して仕事内容や社風を調べていくと良いでしょう。会社説明会や会社見学には、できる限り行くことをお勧めします。気になった企業には実際に接して、いちばん自分にしっくり来るところを探すスタイルです。現場の人の声を直に聞くことは、大いに参考になると思います。

どうしても企業研究や会社説明会ではわからない部分はあります。入社してから「思っていたのとちょっと違うかな…」という点も、人によっては出てくるでしょう。でも、芯になる考え方がちゃんとしていれば、「あ、ここは違ったけれど、自分なりにこう対応ができる」となるはずです。しっかりした自己分析に基づく企業研究を進めてください!

【大内さん/理工学部機械工学科出身】

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「自分でやれる限りのことをやりつつ、他者の意見を取り入れて柔軟に対応する。探究心を持って仕事に取り組む。そんな働き方ができる環境ですね」と笑顔で語る大内さん。

マイナビ編集部から

1948年の創業から80年近い歴史を持ち、優れた品質のものづくりで大手自動車部品メーカーから高い評価を得ている浜名製作所。「品質至上」の理念のもとに改善を重ねつつ、省資源や省エネルギーを通して地球環境に配慮し、働く人にとって快適でストレスのない職場環境づくりを進めることも同社のポリシーとなっている。年間休日や長期連続休暇、転勤ナシの働き方が可能なのは、働く社員たちの安心材料だろう。

同社が拠点を置く湖西市は、職場と住まいが近い暮らし〈職住近接〉を推進しており、〈わ~くわく「こさい」で新生活!奨学金返還支援補助金〉という若者支援制度を設けている。これは、市内に住み、市の協力事業者に登録されている優良企業に就職した人に向けて3年間にわたって補助金を支給するものだ。同社は協力企業のため、全拠点が湖西市のみにある同社であれば、たとえ転勤があっても市外に居を構える必要はなく、確実にこの制度を利用できる。
また同社は社内の教育・資格取得支援に力を注いでおり、業務に関連した各種資格は講習の受講や受験費用などが会社負担となっている。さらに、すでに数年前には長期育児休暇を男性社員が取得しているなど、理想的な職場環境だ。社員たちはここで、ワークライフバランスの取れた働き方を実践している。
今回の取材対象者たちが見せてくれた晴れやかな笑顔も、このような安心して働ける企業風土から生まれているのだろう。

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地元を愛し、互いに声をかけ合う社員たちが成果を出している浜名製作所。80周年に向けて進化に意欲的な同社には、社員同士が協力し合う温かみと活気が満ちている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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