最終更新日:2025/7/15

(株)メディカル一光【フラワー薬局】

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
三重県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

「選ばれる薬剤師」を目指せる環境・教育・風土が、ここにはある。

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

PHOTO

現場の最前線で活躍する先輩が語る、薬剤師の今と未来。

現場で多様な経験を積み薬剤師として成長を続ける若手・中堅社員、基幹薬局の責任者としてチームをまとめ地域医療に貢献するベテラン社員。それぞれの立場で仕事のやりがいや会社の魅力を語ってくれました。

(左から)
西野真衣さん
2022年入社
久居センター薬局 薬剤師

高崎郁宏さん
2015年キャリア入社
久居センター薬局 課長代理 管理薬剤師・薬局責任者

和佐田知世さん
2021年キャリア入社
フラワー薬局もりやま店 主任 薬局責任者

「KINDNESS評価制度」のもとホスピタリティ向上に努め、患者さまの期待を上回る「感動」を。

入社以来、地域に根差したクリニックや循環器専門病院前薬局での経験に加えて、施設における往診同行にも携わりました。幅広い診療科の処方箋を扱い薬の知識を深めるのはもちろん、一人ひとりと深く関わるなかでちょっとした患者さまの変化に気が付けるようになりました。例えば、服薬指導時に普段と様子が違うなと感じたら、帰宅後に再度連絡することもあります。調剤にもっと集中し、患者さまとしっかり向き合いたいと思ってドラッグストアから転職しましたが、薬剤師の人数が多いのでそのような経験がしっかり積めています。

当社の社員は、患者さまファーストでホスピタリティを大切にする人が多く、一緒に働くなかで気付くこともたくさんあります。その指針となるのが、独自に定めたKINDNESS WAYという考え方。「患者さまの背景まで覚える」「患者さまに応じた服薬指導を行う」「一生懸命は伝わり、届く」など6つの行動指針を示し、患者さま対応の基本となっています。さらに、実際の患者さま対応をレポート報告する「KINDNESS評価制度」では、ホスピタリティの実践が評価に繋がります。

実際にレポートを提出する中で印象に残っているのが、ある弱視の患者さまのケースです。いつもタクシーでお帰りになるのに、白杖をついて反対の方向に歩いていかれたのです。気になってお声がけすると、隣のドラッグストアに用があるとのことで、お店まで誘導し店員さんに案内を依頼しました。普段の様子をよく見て把握し、機転をきかせたことが評価につながったようです。また、療養中に車椅子生活になった患者さまの事例では、在宅医療に頼らず自立した生活を送りたいというお話を聞き、病院と連携して、受診から薬の受け取りまでのサポート体制を確立。患者さまの意思を尊重した対応が評価されました。
「KINDNESS評価制度」では、初回のレポート提出で「BASIC」認定を受けますが、翌年の報告も優れた事例だと「ADVANCED」に昇格、手当も増額されます。さらに、ADVANCED認定を受けると社内表彰されることも、モチベーションになります。患者さまから帰宅後にお礼の電話をいただいたり、次回来局時にご家族から「お世話になってありがとう」とおっしゃっていただくことが本当に嬉しいです。患者さまの期待を少しでも超えて、「ありがとう」を積み重ねることで、「満足」から「感動」に繋がったらいいなと思います。(和佐田さん)

薬剤師が実感するメディカル一光の魅力

患者さま対応に集中できる環境。人員が多く、かつシステムや機器の導入が進んでいるため、安全性をしっかり担保しながら患者さま対応に時間をかけられます。(和佐田さん)

幅広い診療科の処方箋を扱い、希少な症例や新薬にも対応。薬剤師として基礎力を築き、新たなステップへ。

久居センター薬局は、国立病院機構や医療モールの処方箋を扱うとともに、当社が運営する有料老人ホームや個人の在宅薬剤管理も手掛ける店舗です。入社以来ここで経験を積み、薬剤師としての基礎を築いてきました。幅広い診療科の処方箋を扱うため日々新たな学びがあります。地域の中心となる総合病院では、新薬が処方されるケースも多く、新しい薬にいち早く触れることができます。最新の抗がん剤や生物学的製剤など製薬メーカーの説明会を聞いたり、eラーニングを受講して薬や病気に対する知識を深めてきました。

患者さま層も幅広く、中には希少な疾患や重い症状を持つ方もいます。培った知識や経験をもとに、患者さまに分かりやすく、一人ひとり納得いただける服薬指導を心がけています。新人の頃は、緊張してしまい患者さまの背景や表情・しぐさから相手に合わせることができず、一方的な服薬指導となることもありました。でも、先輩薬剤師の対応から患者さまとの適切な接し方を徐々に学んだり、薬歴をよく確認して情報収集したり、試行錯誤を通して個々に合わせた丁寧な対応力を磨いてきました。
こうして身に付けてきた知識や経験を、後輩の育成にも生かしています。最初は視野が狭くなりがちで、戸惑うことが多いものです。新人時代を振り返りながら、つまずきやすいポイントを整理し、新人に対しても相手に合わせて分かりやすく教えるようにしています。

入社4年目の今年はステップアップのとき。新たに個人の在宅訪問薬剤管理に取り組むことになっています。ちょうど、先日のフォローアップ研修のテーマが「在宅医療」だったので、事前学習ができました。また、最初は経験豊富な先輩薬剤師が同行し、実地でいろいろと教えてくれます。新たな挑戦にしっかり取り組み、患者さまはもちろん、ご家族とも信頼関係を築いて、より良い治療に貢献したいです。

今後は、専門資格の取得も目指せたらと考えています。身近な疾患では糖尿病薬物療法認定薬剤師に、より専門性が高い疾患として外来がん治療専門薬剤師にもチャレンジしたいです。特にがんは学会参加費や研修受講費の全額援助など支援制度が充実し、周囲のサポートが手厚いのも当社らしいところ。病院研修で不在にするときは店舗全体でカバーしたり、関連情報や知識を共有し合ったり、みんなが応援してくれるので、資格取得を目指しやすい環境です。(西野さん)

薬剤師が実感するメディカル一光の魅力

地域に根付き、安心して働ける環境が整っている会社です。資格取得など、個人の目標を周囲が応援しサポートしてくれる温かな社風も魅力です。(西野さん)

地域の基幹薬局の管理者として、選ばれる薬局づくり、選ばれる薬剤師の育成に力を入れています。

私が責任者を務める久居センター薬局は、健康サポート薬局、地域連携薬局の認定を受け、地域の基幹薬局としての役割も担います。一方で特定疾患や指定難病など、他の薬局ではあまり使うことがない高度医療に関わる薬も取り扱っています。そのため当薬局を頼りにしてくださる患者さまも多く、地域での存在感は大きいと思います。

薬局として力を入れていることのひとつが、薬薬連携です。三重中央医療センターの薬剤部と、近隣4薬局の薬局長が定期的に集まる「薬薬連携会議」に出席。外来処方箋発行に関する問題の解消や、疑義照会簡素化プロトコルの作成など、さまざまなテーマについて意見交換し、課題解決や新たな取り組みに繋げています。また、過去には腎臓病に関する病院薬剤部との共同研究を行ったこともありました。病院と連携し薬局薬剤師が栄養指導などを行うことの有用性を示したもので、これをベースとした当薬局独自の追跡調査研究にも繋がりました。がん領域においては、病院と取り決めたフォーマットに基づくトレーシングレポートの提出を行うなど、地域でより良い医療を提供できるよう密接な連携を行っています。

また“地域に出ていく薬局”として、在宅医療にも積極的に取り組んでいます。在宅の現場で多様な考え方に触れることは薬剤師としての成長に大きく影響するため、若手薬剤師にも担当を任せるようにしています。ただし久居センター薬局では在宅以外にも学ぶことが多いため、2~3年程度の経験を積んでから在宅を担当するケースが多いです。配属される薬局の業務負荷や個々の熱意・能力に応じた経験が積めるよう出来るだけ配慮しています。

今後、薬局における対人業務へのウエイトはますます重くなり、豊富な知見に基づく薬物療法を、いかに患者さまに寄り添いながら提供できるかが重要になってきます。患者さまに一番近い立ち位置にいる薬局薬剤師の存在感はますます増していくはずです。そのため、かりつけ薬剤師を増やしていくのも、薬局責任者としての務めです。今後も手本となる対応を見せるとともに、様々な経験が積める機会を作りながら、「選ばれる薬剤師」として成長できる環境を整えていきます。
選ばれる薬局づくりを推進していくためにも、スタッフとのコミュニケーションをさらに深め、店舗全体の雰囲気づくりを大切にしていきたいです。(高崎さん)

薬剤師が実感するメディカル一光の魅力

幅広い経験ができるのが魅力。薬薬連携で社外の薬剤師とつながったり、採用活動を通して薬局の未来について考えたり。幅広い業務に携わり視野も広がりました。(高崎さん)

企業研究のポイント

企業研究をする上で、皆さんが基準にすることはさまざまでしょう。安定性、働く環境、待遇、育成プラン…。そのどれもが重要な要素で、メディカル一光はそれらをバランスよく備えた企業。調剤薬局の運営を主軸にした多角的な事業展開による安定性、完全週休2日制と休みやすいシフト管理、一人当たりの処方箋枚数が20枚以下と少なくゆとりある人員配置など、安心して長く働ける環境を整えています。また、ナショナル社員制度は「東海」「関西」「全国」の3カテゴリーの中で勤務地を問わず働く制度ですが、「東海」は愛知・三重、「関西」は京都・大阪・兵庫・滋賀、「全国」でも東海、関西、福井、関東が中心と配属エリアは限定的です。にもかかわらず待遇が手厚いため、新卒入社の半数以上がナショナル社員を選択しています。薬剤師として専門性を高めつつ、ワークライフバランスを保ちながらも、収入をしっかり確保することも可能です。

このように、学生の皆さんには、自分が譲ることのできない企業選びの軸を設定し、その軸をもとに「この企業は自分の設定した基準を満たしているか」にも注目しながら企業研究をしていってもらいたいと思います。

PHOTO
当日中に過誤を発見する他社にはない安全対策も実施しています。店舗見学をする際は、取り組み内容を確認してみてください。

マイナビ編集部から

三重県に本社を持つメディカル一光。地元を中心に、東海・関西に店舗展開する調剤薬局事業に加え、多様な介護施設を運営するヘルスケア事業、ジェネリック医薬品の卸売販売をおこなう医薬品卸事業も手掛ける、医療・ヘルスケアの総合企業だ。

今回は、薬剤師としてさらなるステップアップを目指す若手・中堅社員2名、基幹薬局の責任者として広い視野で薬剤師や会社の未来を考えるベテラン社員に話を聞いた。話題に上ったのは、ホスピタリティを重視する独自の評価制度、幅広い経験が積める環境、専門資格の取得を促し応援する社風など。
中でも、「選ばれる薬局づくり」に取り組んでいる高崎さんのお話から、今後を見据えた同社の可能性を感じることができた。

「患者のための薬局ビジョン」で厚生労働省が掲げたスローガン「『門前』から『かかりつけ』、そして『地域へ』」の通り、地域に出ていき医療や人々の健康に貢献していくことが、これからの薬局・薬剤師の重要な使命だ。
そのため同社では、高いスキルとホスピタリティを備えた薬剤師の育成を重視。手厚い新人研修やOJTはもちろん、入社5年目まで継続するフォローアップ研修を充実させ、学びと実践の両軸で着実に成長できる環境を整えている。現場でも、在宅医療、かかりつけ薬剤師の育成に取り組み、「選ばれる薬剤師」を育てていく方針。長期的視野で薬剤師としての可能性を広げられる環境だといえそうだ。

PHOTO
各店舗ではゆとりある人員配置をおこない、患者さま対応に集中できる環境を整えている。患者さまとじっくり向き合い経験値を高め、薬剤師として成長できるはずだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)メディカル一光【フラワー薬局】の取材情報