学生の皆さんが企業を研究する際は“業種の内容”をよく見ることをお勧めしています。入社後のギャップを防ぎたいという企業側の理由もありますが、ご自身が納得する形で企業研究進めていくためにも、「その会社で自分が本当にやりたいことができるかどうか」を見極めることはとても大切だからです。企業は自社のいいところを多く話しがちですから、「入社すればこの仕事ができる」と思い込んでしまう学生さんが少なくありません。仕事内容を拡大解釈して誤解する例もありますね。
こうしたイメージと現実のズレをなくすには、実際にその仕事に就いている先輩や、その職種に詳しいゼミの先生などに話を聞いてみるといいでしょう。いい話ばかりではないかもしれませんが、事実に裏打ちされたリアルな話は皆さんが仕事を選ぶ上で必ずプラスになるはず。私たちが皆さんと話す時も「この仕事に就いている方から事前に話を聞いてきました」と聞けば、「この人はよく勉強しているな」と感じます。時間や手間はかかりますが、可能な限り多くの方向から仕事に関する正確な情報を入手してください。それが、本当にやりたい仕事に出会う最善の方法だと思います。
(人事担当/松岡功季さん)