最終更新日:2025/8/4

社会福祉法人和敬会

業種

  • 福祉サービス

基本情報

本社
愛知県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

一人ひとりときちんと向き合う大切さ。その人の得意を伸ばすサポートでイキイキ働く!

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利用者様だけではなく、職員一人ひとりにも寄り添う職場です。

介護未経験者も介護系の学びを経て来た人も、新人を育てる丁寧な研修・指導と、それぞれの特性に応じて任される仕事を通して成長し、互いにフォローし合いながらのびのびと働いています。

高齢者向け施設や児童養護施設を運営する社会福祉法人和敬会。それぞれの施設で働く若手職員たちに、現在の仕事内容ややりがいについて語ってもらいました。

《写真右》二宮 拓海/2024年入職
 特別養護老人ホーム なごみの郷 ケアワーカー

《写真左》池田 ななみ/2023年入職
 八楽児童寮 児童指導員

《写真中央》山本 真銘/2023年入職
 寿楽荘 デイサービスセンター ケアワーカー

自分自身が仕事を楽しみながら、利用者様にあわせた介護を実践

私は企業研究を始めるタイミングでは、やりたいことが決まっておらず、金融業や製造業など幅広い業界を見ていました。福祉業界に興味をもったきっかけは、同時期に在宅で祖父の介護をしていたことから「介護の知識を身につけることができれば、自分のためにもなるな」と思ったことでした。和敬会が運営するなごみの郷を見学した際、やさしい先輩方が多く「ここでなら続けていけそう!」と感じ、入職を決めました。

入職後は、先輩方がメンターとしてつきっきりで、必要な知識やスキルを丁寧に指導してくれました。初めは1日の流れを把握することが難しく、仕事のスピードが周りと比べて遅いことにも焦りを感じるように。しかし、先輩方が「気にしなくていいよ」「自分のペースでね」と声をかけてフォローしてくださり、今では一通り、利用者様の食事や入浴、排泄などの介助ができるようになりました。

成長を実感したのは、夏まつりや運動会の企画・運営を任せていただいたとき。利用者様に楽しんでいただくために、過去に先輩方が行ってきた企画を参考にしながら準備をしていきました。運動会のパン食い競争では、パンが食べられない利用者様に、パンではなくお菓子を用意するといった利用者様一人ひとりのことを考えて工夫をしました。当日は利用者様の楽しんでいる様子が見られて嬉しかったですし、試行錯誤しながら準備をしてきた結果でもあり、大きな自信へとつながりました。

この1年で、担当する利用者様の看取りも経験しました。お別れは悲しいですが、ご家族様から「本当に今までありがとうございました」と声をかけていただき、今の仕事に誇りをもつことができました。これからも利用者様一人ひとりに寄り添った介護を行い、業務に活かせる資格取得も目指していきたいです。
(二宮さん)

私が和敬会を好きな理由

二宮さん:とにかく先輩たちが良い人ばかりです。私のように介護未経験からスタートしても、不安を抱くことなく働くことができています。

子どもの成長を見守り、支えながら、自分も見守られて成長を続ける

私は「児童養護施設で子どもと生活を共にしながら、その子の人生に関わっていきたい」という想いで企業研究をしていました。和敬会が運営する八楽児童寮を選んだのは、「家庭的養育を目指す」という方針で温かく子どもたちを支えていることに惹かれたから。5軒の家で2~18才までの子どもたちが生活しており、家ごとのカラーはそれぞれです。私が入職してから担当している家は、小学4年生から高校3年生までの5人が暮らしています。

児童指導員は主に、朝・昼・夜のご飯を作ったり、掃除や洗濯をしたり、一緒に遊んだりと、24時間子どもと密に関わる仕事です。子どもとはいえ”人対人”である限り、ときには衝突もあります。1年目のある朝、「学校に行きたくない」と気分がのらない子がいました。私としては、きちんと学校に行ってほしい気持ちから言い争いになり、さらには感情が高ぶって、泣いてしまいました。それからは言い争いに発展しないように、まずは子どもたちの意見に“共感”することを意識するように。しっかりと注意するべきことは伝えつつ、「してほしいこと」を具体的に伝えることで、言い争いになることも少なくなりました。私の誕生日会を開いてくれた際に、一度言い争いになってしまった子どもから「大好きだよ」「また一緒に遊ぼうね」という手紙をもらった時は、つい嬉し涙があふれましたね。

感情の起伏が激しい子が怒りを我慢できるようになったときや、通学したがらなかった子が朝ちゃんと起きて登校できるようになったときなど、子どもの成長を間近で見られることがこの仕事の大きなやりがいです。入職後2年間で子どもたちが心を開いてくれて、気持ちを汲み取ることができるようになったり、こちらの想いも通じるようになったりと、成長を実感しています。また、頼りになる先輩職員の方々が困った時にはすぐにアドバイスをくださるので、安心して働くことができており、WEBミーティングで各家の職員が情報共有し、相談し合えることも日々の業務に役立っています。先輩方のように動じない姿勢を身につけ、今後も子どもと共に成長していきたいです。
(池田さん)

私が和敬会を好きな理由

池田さん:5軒の家での家庭的な雰囲気はもちろん、職員同士も温かな関係性。WEB活用などで情報共有できるのも良いですね。

職員同士も利用者様とも、なごやかな気持ちになれる職場です!

中学時代に吹奏楽部に所属していた私は、今働いている施設での演奏会に参加しました。そこで職員と利用者様の楽しんでいる様子がひしひしと伝わり、大変そうなイメージから一変「介護の仕事は面白そうだな」と思い、福祉業界に興味をもち今に至ります。

デイサービスの仕事は、利用者様のお宅へお迎えに行くところから始まります。午前中は入浴の時間なので、施設に到着したあとは血圧や脈拍を測定。お風呂場は水で滑りやすくなるため、転倒防止には特に気をつけながら、入浴介助を行っています。午後はレクリエーションをすることが多く、利用者様と一緒に身体を動かして楽しんでいます。デイサービスの利用者様は、ご自身で動ける方が多いですが、ときには介助が必要になる方もいらっしゃるので、食事の介助なども行っています。

なかにはご自分の意志ではなく、ご家族の希望でデイサービスの利用を始める方も多くいらっしゃいます。最初のうちは「行きたくない」と仰ったり、言葉にしなくても表情に出てしまったりする方も少なくありません。回数を重ねることでデイサービスの楽しさを知っていただき、「また来たい」と言ってもらえたり、名前を覚えていただいて「今日も山本さんに会いに来た」と声をかけられたりすると、とても嬉しいですね。このような利用者様の変化を見られることが、やりがいにつながっています。

学生時代に介護施設での実習経験がありますが、経験や技術がまだまだ不足していると感じています。しかし、困ったときは先輩方へ相談したり、すぐに手を差し伸べてサポートしてくれたりと、風通しの良い雰囲気に何度も助けられています。仕事を通して、初対面の方とも臆せず話せるようになったことに成長を実感しており、より一層相手の立場に立って話し方や言葉遣いに気をつけるようになりました。今後も、利用者様が一緒にいて安心してもらえるような職員になりたいと思います。
(山本さん)

私が和敬会を好きな理由

山本さん:職員と利用者様の心理的な距離感の近さが魅力です。楽しく、メリハリのある働き方ができていると感じます。

企業研究のポイント

企業研究をする際、まずはホームページやさまざまな媒体で仕事内容や施設内の設備、職場の様子などをみていくと思います。しかし、実際の職場の雰囲気まではわかりません。リアルな雰囲気を肌で感じるためには、積極的に会社見学やインターンシップにいくことをおすすめします。

私は、介護職の父の影響で福祉業界を軸に企業研究を展開しました。まずは通勤距離の近さを軸に法人を探していましたが、インターンシップに参加したことがきっかけで職場の雰囲気を知ることも大事だと実感。職員と利用者様間の関係性の良さをリアルに感じることができました。

企業研究をする際の軸はさまざまあるかと思いますが、ぜひ実際に足を運んでみてください。視野も広がり、より良い企業研究になると思います。
【鈴木恵理那/特別養護老人ホーム なごみの郷 ケアワーカー/2024年入職】

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ICT介護記録システムや介護ロボットなど、最先端の介護テクノロジーを積極的に活用して、職員の働きやすさと利用者様の安心安全につなげている和敬会。

マイナビ編集部から

1953年、戦後の復興から取り残されそうになっていた戦災孤児の救済からスタートした社会福祉法人和敬会。その後、高齢化が進む社会情勢を見極め、高齢者福祉を開始。どの時代においても社会課題に向き合い、その解決に向けて尽力する誠実な姿勢が見てとれる。昨今ではSDGsにも積極的に取り組み、「誰一人取り残されない福祉」の実現を目指している。

いつの時代にあっても同法人が大切にしているのは、人に寄り添う心だ。一方で、時代の流れや進化は積極的に受け入れ、柔軟に対応している。例えばICTの活用。職員たちはタブレットやスマホを使って効率良く的確に、利用者の見守りや情報管理をしている。業務の効率化によって生まれた時間は、利用者一人ひとりと向き合うことに使われ、より親身で丁寧な介護につながっているのだろう。

今回の取材では、働く環境の良さも伝わってきた。職員同士が自然と互いにフォローし合っているのは、ゆとりをもって働ける状態にあるからこそ。休みもしっかりとれる体制づくりが働く意欲へとつながり、良い介護が生まれる。また、さまざまな施設・働く場があるからこそ新たな挑戦もできる。このような環境で働く職員たちの笑顔の理由が垣間見えた取材となった。

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「心を、差し伸べよう。」の想いのもと、人と地域に寄り添い活動を展開する和敬会。利用者様はもちろん、職員も笑顔の毎日を過ごしている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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