企業研究をする上では、同業他社をよく知っておくことが大切です。たとえば、たくさんのホテルや旅館に宿泊してみるのも一つの方法。高級ホテルとビジネスホテルではどのような違いがあるのかを体感することで、自分はフレンドリーにお客さまと接して会話をしたいのか、それともスマートに上品な接客をしたいのか…、といった自分自身の基準となるものを見つけることができると思います。日常生活のなかではコンビニや洋服店で買物をする際にも、そこで働いているスタッフがどのような接客・サービスをしているのかを観察してみるのも良いでしょう。
また、皆さんにはまずは自分の好きなことや得意なこと、強みを明確にすることをおすすめします。そのような自分の“軸”を持っていると、思い悩むことがあってもブレることなく進んでいけると思います。そして、自分が「やりたい!面白そう!」と思える仕事を見つけることができれば、まずはその会社の“人”を見てください。社会人になると多くの時間を職場で過ごすことになります。特に旅館業は各々の強みを活かしあうチームプレーです。そして、おもてなしの本質は、人と人との繋がりです。「この会社の雰囲気なら頑張れそう」「自分の長所を活かせそう」と思える企業が見つかるよう有意義な企業研究をしていただきたいと思います。
(人事担当 國松 隼人さん)