最終更新日:2026/2/12

社会福祉法人すぎなみき会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 福祉サービス
  • 幼稚園・保育園
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
栃木県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

支援スキルゼロから、自分のペースでプロフェッショナルへ。

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利益よりも「人」。一人ひとりを大切にする社会福祉法人です。

栃木県内に障害福祉・高齢者福祉・児童福祉の分野で計16事業を展開しているすぎなみき会。人を大切にする風土の中、自分のペースで着々とプロフェッショナルへの道を歩む3人の職員に話を伺った。

◆大関 あやさん(写真中央)
障害者支援施設「すぎなみき学園」 調理課
総合キャリア教育学科卒/2022年入社

◆渡邉 秀晃さん(写真右)
障害者支援施設「すぎなみき学園」 生活支援課
心理学部 教育発達学科卒/2020年入社

◆柏木 晴貴さん(写真左)
障害者支援施設「すぎなみき学園」 調理課
体育学部 スポーツ栄養学科卒/2025年入社

【調理課】栄養士も利用者さまと直接触れ合えるから、一人ひとりに合った食事が提供できます。

学生時代に栄養士の資格を取得した私は、幼い頃から「食」に関わる仕事がしたいという思いはずっと変わりませんでした。特に、食べる人と直接関われる仕事に魅力を感じており、そんな環境で力を発揮したいと思っていました。すぎなみき学園を選んだのは職場の雰囲気がよく、自分らしく働けると感じたからです。

入所・通所合わせて約100名の献立作成・調理・配膳を担当。出勤後は昼食の調理から始まり、休憩を挟んで夕食の準備、退勤までに翌朝の仕込みを行う流れです。食事の配膳も調理課の大切な仕事のひとつ。常食だけでなく、一口大・刻み食・ミキサー食・アレルギー対応食など利用者さまによって食事形態が異なるため、時には介助をしながら食事の様子を見守り、形態や量が適切かどうかも確認します。

私が心がけているのは、できるだけ多くのコミュニケーションを取ること。利用者さまはちょっとした声かけにも反応してくださるので、目線を合わせて穏やかに話しかけるようにしています。言葉が少ない方でも、うなずきや表情から気持ちを感じ取り、少しずつ会話を重ねることで好みや特性が見えてきます。関係が深まると、利用者さまとの時間がますます楽しくなりますね。「これ、何味?」「何が入ってるの?」といった質問をいただくことも多く、「それ、私が作ったんですけど、どうでしたか?」と聞くと、笑顔で「おいしかったよ」と返してくださるやり取りが、私のやりがいにつながっています。

利用者さまの体調に合わせた食事形態の提供も重要です。体調に変化があれば、食事形態の変更にも柔軟に対応。栄養士が直接コミュニケーションを取り、観察できる環境が整っているため、支援員や他の栄養士と情報を共有しながら相談・判断できる職場です。自分が成長するほどよりよいサービスにつながると感じています。

今後の目標は、利用者さまに喜ばれる献立を自分の力で立てられるようになることです。現在は行事食の企画には携わっていますが、日々の献立はまだ調整のみ。誕生月には食の好みをヒアリングする機会があるため、その傾向を分析し、栄養価にも配慮した献立を作成できるようになりたいです。学生時代の学び、先輩方の教え、業務で得たアイデアを融合させながら、よりよい食の提供を目指します。
(大関さん)

すぎなみき会の魅力

理事長が野菜を育てている畑へ足を運び、利用者と収穫する機会もある。「畑で穫れた野菜を給食で提供すると、利用者さまもとても喜んでくださいます」と大関さん。

【生活支援課】未知の業界でもメンターサポートがあったので安心して学べました。

大学では小学校の教員免許取得を目指して勉強していましたが、授業の一環で障害児支援の現場を経験したことがきっかけで、障害者福祉に興味を持ち、進路を変更しました。昔から人のお世話をすることが好きだったので、この業界のほうが自分らしく働けると感じたんです。

福祉の知識も経験もなかった私にとって、メンター制度はとても心強かったですね。1年間、先輩メンターが食事・入浴・排泄介助の方法からオムツ交換まで、1対1で丁寧に教えてくださり、相談にもたくさん乗っていただきました。利用者さまの気持ちが分からず戸惑うことも多かったのですが、先輩方は「これが嫌だったのかも」「次はこんな声かけをしてみては?」と、いつも的確なアドバイスをくださり、安心して学ぶことができましたね。気がつけば、一通りの業務がこなせるようになっていました。

すぎなみき学園では、利用者さまが生活班・作業班・屋外班の3つに分かれて活動しています。生活班は午前に軽い運動、午後はレクリエーションや入浴などでゆったり過ごし、作業班は部品の解体などの就労を、屋外班は草刈りや洗車などの美化活動を担当。利用者さまの体調やできることに合わせて班が編成され、私たち支援員はその活動と生活面を支援しています。

利用者さまに気持ちが伝わり、心を開いてくださった瞬間は、何にも代えがたい喜びを感じますね。たとえば、ある方が着替えを嫌がられていたことがありました。気持ちを言葉でお話にならない方だったので、理由が分からず悩みましたが、何度も試行錯誤を重ねるうちにその方が赤色をとても好まれていることに気づいたんです。赤い服をお渡しすると、ぱっと表情が明るくなり、嬉しそうに受け取ってくださいました。その瞬間、心が通じたような気がして胸がいっぱいになりましたね。それ以来少しずつ距離が縮まり、笑顔を見せてくださるようになったことが、今でも忘れられない大切な思い出です。

これからも利用者さまへの理解を深め、一人ひとりに合った支援ができるようになりたいです。現在は七夕会や花火大会、ハロウィン、クリスマス、新年会など季節行事の企画運営も任されているので、安心して楽しんでいただけるイベントをたくさん作っていきたいと思っています。
(渡邉さん)

すぎなみき会の魅力

絶妙なタイミングで声をかけてくれる先輩が自慢だという渡邉さん。「最初は緊張して自分から話しかけることができなかったので、優しい先輩に救われました」

【調理課】フロアからキッチン、副菜から主菜と、一歩一歩確実に成長できるよう育てていただいています。

入職後は、生活支援課での研修からスタート。生活班・屋外班・作業班を順に回り、利用者さまと一緒に活動しながら、約100名の顔と名前、特性を覚えるよう指導を受けました。2週目には調理課へ正式に配属。食堂備品の準備やお茶の提供など、フロア業務を通して利用者さまとのコミュニケーションを深め、施設の一日の流れや利用者さまとの時間の過ごし方を感じ取ることができたと思います。

キッチンに入ったのは、ゴールデンウィーク明けからです。最初はサラダなど副菜の下処理を担当していましたが、入職から5カ月が経った今では、メイン料理も任されるようになりました。日々心がけているのは、利用者さまそれぞれに合った食事形態を丁寧に作ることです。たとえば「一口大」と指定されている方には、少しでも大きい形状のものがないか細かく確認し、見つけた場合は丁寧に取り除いています。また、出勤後には必ず上長に内容を確認し、配膳時には利用者さまの顔と名前をしっかり確認してから提供。研修で「顔と名前を覚えることが第一」と教わりましたが、現場に立つ中でその大切さを実感しています。

利用者さまから「今日のごはん、おいしかったよ」と声をかけていただけると、心が温かくなります。すっかり仲よくなった通所利用者さまの中には、朝の食堂で「柏木くん、おはよう。今日のごはんもよろしくね」と笑顔で声をかけてくださり、食後には「今日もありがとう。おいしかったよ」と、毎日欠かさず言葉を届けてくださる方もいらっしゃるのです。そんなやり取りが、私の一日の始まりと終わりを優しく彩ってくれます。すぎなみき学園では、温かい食事を提供しており、盛りつけなど細かな部分にもこだわっているため、食事を楽しみに通所される方も多くいらっしゃいます。だからこそ「おいしかった」の一言が、私にとって何よりの励みであり、もっと喜んでもらいたいという気持ちにつながっていますね。

現在は、前日に先輩方へ質問しながら細かくメモを取り、当日はそのメモを見ながら調理しています。迷った時はすぐに先輩に相談しながら進めていますが、一日でも早く独り立ちをして、自分の力ですべての料理を作れるようになることが今の目標。忙しい時間帯でも丁寧に教えてくださる先輩方に、いつか恩返しができるようになりたいです。
(柏木さん)

すぎなみき会の魅力

「残業は1分もしたことがありません。早番の時は買い物や食事に出かけます。プライベートも充実しています」と話す柏木さん。ライフワークバランスを実現できる環境だ。

企業研究のポイント

◆私は食品業界の商品開発にも興味があったのですが、商品開発はエンドユーザーと関わる機会が少ないと知り、自分の料理を食べる人と直接関われる仕事を選びました。なので、まずは少しでも興味を持った業界や会社を見て回ることから始めてみてください。実際に自分の目で見て話を聞いてみると、自分に合うかどうかが分かるはずです。
(大関さん)

◆大学のサポートセンターを頼るのもお勧めです。私自身も活用し、自己分析や自分の軸、条件に合った業界などの相談に乗っていただきました。そのおかげで視野が広がり、幅広い選択肢を得ることができたと思います。また、選択肢に上がってきた企業は見学に行くようにしましたね。私はすぎなみき学園の見学に行った時、明るく楽しい雰囲気でいい意味でギャップを感じて驚いたことを覚えています。ぜひ、皆さんも気持ちよく働ける職場かどうか自分の目で見てください。
(渡邉さん)

◆私は学生時代にビーチバレー部に所属しており、その時に障害者の選手と触れ合う機会があったんです。障害者の方たちの素直で純粋な人柄が気持ちよく、こういう方々を支援する仕事に就きたいと思いました。栄養学を学んでいたので、障害者福祉施設での調理の仕事が自然と浮かび上がってきましたね。皆さんも好きなことや得意なことをかけ合わせてみると、業界や職種が見えてくるかもしれません。
(柏木さん)

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福祉系の仕事は知識や経験がなければ不安があるかもしれない。だが「一から丁寧に指導するので安心してください」と話す先輩たち。月に一度はさまざまな研修が実施される。

マイナビ編集部から

平成12年、旧今市市(現日光市)に知的障害者入所更生施設を開設し創業。すぎなみき会は、栃木県で障害・高齢者・児童福祉の分野で16事業を展開している。社会福祉法人のため、短期的な利益に左右されず、利用者支援に集中できる点が、福祉を志す学生にとって大きな魅力だ。それぞれの違いを認め、一人ひとりに寄り添う対応ができるからこそ、感謝される場面も多く、やりがいを感じられる職場である。

利用者だけでなく、職員も大切にされている様子が取材から伝わってきた。個々のペースに合わせた丁寧な指導があり、質問や相談もしやすいと3人の職員が口をそろえて語っていた。入社時の歓迎会、7月の暑気払い、年末の忘年会など職種を超えた交流の機会が設けられており、業務の連携も円滑である。仕事がスムーズに進むため残業も少なく、社会的ニーズの高まりにより事業は安定している。賞与は年3回支給されるなど、プライベートの充実にもつながる福利厚生が整っており、ワークライフバランスを実現できる環境である。

こうした職場の姿勢や人との関わりを通じて、人の温かさに触れることができた。利用者を思いやる気持ち、職員同士の支え合い、地域とのつながり。そのすべてに、福祉の現場ならではのぬくもりが感じられる。人と人との関係を大切にするこの場所には、心が通い合う瞬間が確かに存在していると実感した取材であった。

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栃木県県西地域においては大規模のスケールで事業を展開。2023年5月には本部事務所やすぎなみき学園の入る新施設がオープンし、職員たちが気持ちよく働いている。

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