最終更新日:2025/6/1

(株)KIDSPOWER

業種

  • 教育
  • フィットネスクラブ

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

スポーツ指導を通して、子どもたちの成長にそっと寄り添う

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責任ある立場を任され、自分自身も成長を遂げる

首都圏を中心とするエリアで子どもたちの運動や健康領域に関する指導を展開するKIDSPOWER。3人の先輩たちの仕事を通して、スポーツの楽しさを伝える同社の役割について迫った。

◆舟橋 弥里さん/写真中
SA事業部
体育学部スポーツ科学学科卒/2024年入社

◆三井 貴耀さん/写真右
幼保事業部
体育学部体育学科/2023年キャリア入社

◆名久井 慎司さん/写真左
SA事業部 エリアマネージャー
体育学部体育学科卒/2012年入社

【舟橋さん】子どもたちの笑顔を励みに、体操指導に打ち込む

私は小1から16年間にわたって器械体操を続け、インターハイやインカレなどに出場するチャンスにも恵まれました。将来的には体育教師になろうと思っていたのですが、このまま体操に直接的にかかわりたいとの思いが強くなり、子どもたちへのスポーツ指導、特に体操教育に注力している当社の存在を知りました。見学に訪れたとき、子どもたちが楽しそうにレッスンを受けている姿を見て、私もこの環境で教える側に立ちたいと思ったのが入社の決め手です。

現在は、保育園での正課指導と自社のスポーツアカデミー(SA)の教室を担当しています。保育園では未就学児に「体を動かす楽しさ」を伝え、SAでは技術習得を目指す子どもたちに本格的な指導を行います。特に、アクロバットクラスでは、バク転やバク宙を目標に頑張る子どもたちに、より高い技術指導を行っています。

最初は、年齢も性格も違う子どもたちにどう言葉をかければいいのか悩んだこともありました。でも、ひとつひとつの会話を大切にし、レッスンの前後にしっかりコミュニケーションを取ることで、自然と子どもたちとの距離が縮まっていきました。

当社は、確かなカリキュラムが用意されているため、基本的な指導内容に迷うことがないのが強みです。ただ、会社として“表現力”を大事にしていますので、「動物に変身してみよう!」などといった視点でわかりやすく教えていく部分では自分で創意工夫を凝らしています。先輩のサポートでクラスに入ることも多いので、実践の中で学びながら表現力を身につけようと努力しています。

何より、できなかった体操ができるようになって喜んでいる子どもたちを見るのは本当に嬉しいですし、レッスンが終わった後、「先生、大好き!」と言ってくれたときは『大きなやりがい』に包まれました。これからも子どもたちに寄り添った指導ができるように頑張っていきたいですね。

先輩の横顔

入社1年目の舟橋さんは会社が提供する研修プログラムも受講中。指導方法なども細かく教えてくれるのが心強いそうだ。普段も先輩たちに相談しやすい環境が整っている。

【三井さん】アスリート候補から初心者まで。幅広い層にサッカーの醍醐味を伝える

私は高校時代、サッカーで全国大会に出場し、大学時代も体育会サッカー部で汗を流していました。卒業後は体育科の非常勤講師として学校で勤務していたのですが、サッカーを重点的に教えたいと思い、民間のスポーツクラブへの転職を決意。当社は少年サッカーを支える教室を運営しているだけでなく、体操指導も行っている点に魅力を感じ、入社を決めました。

入社後は所沢市で活動するサッカークラブKIDSPOWER.SCで指導しつつ、幼稚園や保育園での課外サッカークラブ、正課での体操指導にも携わっています。KIDSPOWER.SCでは競技サッカーに本気で打ち込んでいる小学生が対象なのに対し、課外サッカークラブでは初めてボールに触れる保育園児らに楽しさを伝えるという真逆のスタイルになります。指導をする側としては両者の温度差に直面して悩んだ時期もありましたが、乗り越えるために心がけたのは「素直に人に聞く」こと。自分なりに解決策を考えるだけではなく、社内のサッカー担当や別チームのコーチらに意見を聞いて、最適な指導方法を模索しました。

正課での体操指導に関しては、当社ならではの“表現力”をテーマにした指導に試行錯誤を重ねました。子どもたちを楽しませる言葉かけをするには、まずは子どもを知るのが肝心だからと、体操のない時間でも子どもたちと積極的にコミュニケーションを取り、どういうところが「こどものツボ」になるのか探していく習慣をつけました。

おかげで2年目には指導の安定感が増し、子どもたちが楽しめる指導を意識して臨めるようになりました。どの教室でも、上手くできずに泣いてしまう子どもは少なくありません。しかし、丁寧に指導を重ねることで課題を克服し、できるようになった瞬間の子どもたちの笑顔を見ると、指導者としてこれ以上ないやりがいを覚えます。全国大会を目指す子から、スポーツの楽しさを知ろうとしている初心者の子まで、担当するすべての子どもたちが「習ってよかった」と思ってくれる指導を、これからも実践し続けたいですね。

先輩の横顔

多くの人と接する中で、三井さんは相手に対して価値を提供することに力を注いでいる。子どもや保護者はもちろん、後輩に対しても丁寧にコミュニケーションを重ねている。

【名久井さん】自社施設を束ねる責任者として、より良い会社作りにも貢献したい

かつてのKIDSPOWERは、現在も主要事業である保育園や幼稚園での指導を中心に展開していました。しかし、さらなる飛躍を目指し、2018年に初の店舗型施設「スポーツアカデミー(SA)」をオープン。体操を専門とする施設として、独自性の高いエアトランポリンを導入し、バク転などを指導するアクロバットクラスを設けることで支持を集め、現在では首都圏のショッピングセンターなどに5店舗、1施設を展開するまでに成長しました。

立ち上げ当初、私は大宮に開設された1号店の店長を務めました。ゼロからルールを整え、教室の企画を考案することに苦労しましたが、自社施設への強い情熱を持つ代表をサポートしながら、何とか軌道に乗せることに成功。開業から1年で300人規模の会員を集めるなど、目覚ましい成果を上げることができました。

その後も年に1店舗のペースで出店を重ね、2020年には複数の店舗を統括するエリアマネージャーに昇格。現在は店長を兼務しながら3店舗を運営し、会員管理や販促物の作成、後輩の育成など幅広い運営業務を担いながら、自らも体操指導に携わっています。複数の施設を管理するのは簡単なことではありませんが、店舗を任せられる後輩の育成を視野に入れ、着実に取り組んでいます。

管理者という立場になっても、一番の喜びは子どもたちと触れ合う時間にほかなりません。私自身、長く器械体操を競技してきたのですが、アクロバットクラスでダイナミックな技の習得に励んでいる子どもたちに専門的な観点から指導したことで、技術が変化してく瞬間に立ち会えるのは指導者冥利に尽きます。

当社は社長ともコミュニケーションが取りやすいので、新規事業や組織づくりに関わる仕事にも挑戦しやすい環境です。今後は、部下たちが生き生きと働ける環境づくりと、子どもたちを魅了する施設づくりを通じて、会社全体を引っ張っていければ幸いです。

先輩の横顔

名久井さんは器械体操で全国大会に出場経験がある。その実績をもとにハイレベルな指導を展開。子どもたちに楽しんでもらえる場作りも心がけている。

企業研究のポイント

■自己分析するときには、自分の経験がどこに生かせるか、どんなことにやりがいを感じられるのか、しっかりと見つけることを心がけください。私は部活の兼ね合いで夏に引退してからの活動となりましたが、スタートが遅いからこそ、よりしっかりと企業を調べるのを意識しました。体育会の学生も焦らずに一歩ずつ頑張ってください。
<舟橋さん>

■企業研究ではあなた自身が楽しみながら続けていける環境を見極めてください。ただ、本当に楽しめるかどうかは、実際に体験してみないとわからないですから、まずはインターンシップなどに参加してみるのをおすすめします。その中で楽しめそうな兆しを発見できれば、自分にとって合う会社だということができるのだと思います。
<三井さん>

■スポーツにかかわる会社だけに、アスリートとして実績のある社員は確かに在籍しています。しかし、体を動かすのが好きだというくらいの感覚の人でも、問題なく成長できる職種でもあります。もしスポーツ指導に興味を持ったのであれば、その会社がどこに重点を置いて子どもたちに教えているのかを浮き彫りにしていくと、マッチする職場に出会えるかもしれません。
<名久井さん>

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どの先輩も1年目から担当教室を持って、最前線で指導してきた経験を持つ。実践の中で子どもたちと触れ合いながら、一つひとつハードルを乗り越えてきたという。

マイナビ編集部から

KIDSPOWERは「世界一楽しい教室をつくろう」を合言葉に、体操やサッカー、ダンスなどの楽しさを子どもたちに伝える活動を展開している。幼稚園・保育園での指導を中心に据えつつ、自社独自施設のスポーツアカデミーを舞台に自由度の高いカリキュラムを構成しており、運動初心者からハイレベルな領域を目指す子どもたちまで、さまざまなニーズに応えている。

今回の取材に対応してくれた先輩たちは、いずれも全国クラスのトップアスリートだった経歴を持つ。自社施設ではそうした華やかな実績を持つ人材にスポットライトが当たるが、必ずしも全員が大舞台に立っているわけではない。実際、体育系学科出身でなくとも、運動指導スタッフとして第一線で活躍している先輩も少なくないという。

さまざまな背景を持つ人材が育つように教育体制の整備も注力。例えば、入社1~3年目の若手に対しては「ツーマンセル支援」を通して先輩社員がマンツーマンで指導してくれる。子どもたちとの触れ合い方がわからないという声も多いだけに、子どもとのコミュニケーションの仕方、適切な補助のノウハウなども教えてくれる場も用意。未来を担う子どもたちにスポーツの楽しさを教える伝道師として、大きく飛躍できるチャンスが同社には広がっている。

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自社運営施設のスポーツアカデミー(SA)ではより楽しく、体操などに触れる機会を提供する。ほとんどのスタッフはSAと保育園等での指導を兼任していくことになる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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