最終更新日:2025/6/1

日本給食(株)

業種

  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

学期が終われば長期休暇の取得も可能。バランスよく働き、子どもたちの食に貢献!

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学校給食と保育園で活躍する先輩たちにClose-UP!

(写真右から)
鈴丸 里菜さん 2019年入社 調理/服部栄養専門学校 栄養士科卒
川上 広太さん 2020年入社 調理/淑徳大学 看護栄養学部卒

学校給食と保育園への食事提供や献立作成業務を中心に手掛ける「日本給食」。学生時代に栄養学を専攻した先輩ふたりは、調理を通して子どもたちの成長をサポートしている。その働きぶりや食への思い、目標、休暇の過ごし方まで、先輩たちの素顔に迫った。

「調理の現場を熟知した栄養士」を目指し、調理職へキャリアチェンジ(鈴丸さん)

入社から約2年間は栄養士として本社に勤務し、保育園の献立表や給食だよりの作成を担当しました。子どもたちの月齢や成長に応じてメニューや食材を変え、食べ進めやすいように彩りにも気を配りながら毎月の献立を考案。時には自宅でも試しに調理し、具材や調理法を検討したこともあります。いろいろと工夫しながら、栄養バランスが良く、何より子どもたちにおいしく食べてもらえるメニューを提案することにやりがいを感じる日々でした。

一方、私が作成した献立表をもとに、実際に食事を提供するのは現場で調理する皆さんです。献立を検討する際には、現場の調理しやすさを意識することも大切にしていましたが、私には大量調理の経験がなく、現場の動きを想定して考えることの難しさに直面していました。そこで一念発起、「現場を知るために調理を経験したい」と上司に相談したところ、私の思いを尊重してくれて、入社3年目から調理担当として都内保育園に勤務しています。

保育園では0歳児8名、乳幼児80名の食事を担当しています。異動当初は大量調理の食材の量や段取りに戸惑いながらも、チーフやサブチーフのフォローのおかげで一つずつ慣れていくことができました。一方、離乳食用には野菜を細かく刻んだり、幼児食用には5ミリ角に切ったり、子どもたちの発達途上の味覚に合わせて薄味に仕上げたりと、調理の現場にはさまざまな配慮があることをあらためて知りました。その日仕入れた食材の状態を見極め、火にかける時間を微妙に調整する必要もあります。そのほか、汁物に青菜で彩りを添えたり、副菜の盛り付けを調整したり、現場を経験してこそ知り得た工夫がたくさんありました。

まさしく私が吸収したかったことばかりで、異動を機に、食に携わる者としてぐっと成長できていることを実感しています。子どもたちが食事をキレイに平らげてくれて、「今日のカレー、またつくって!」と、うれしい言葉を直接伝えてくれることもあります。その一つひとつを励みにして、毎日の調理に臨んでいます。

先輩社員たちの横顔

「保育園勤務でも長期休暇が可能。学校勤務のメンバーが応援に来てくれるから。キャンプにハマり始めたところなので、今後は本格的にキャンプ道を追求します」(鈴丸さん)

段取りよくおいしい給食を提供するため、サブチーフとしてスキルアップに励む日々(川上さん)

親戚が飲食店を経営していることもあり、子どもの頃から料理や栄養に興味を抱いていました。大学では本格的に学ぶために栄養学を専攻。会社探しでは、まずは基本となる作る側を経験したいと考え、なかでも栄養や衛生について幅広い知識を磨ける学校給食の調理を志望しました。学校に合わせて土日祝にきっちり休めることも、入社の決め手の一つです。

私の勤務先は、千葉県内の小学校です。私を入れて社員4名・パート14名で毎日960~970食分の給食を調理しています。私はサブチーフとして、現場全体が円滑に動くようにチーフをフォローする役割を担っています。調理の流れとしては、小学校所属の栄養士さんとの毎週の打ち合わせに参加し、翌週の献立表についてメニュー内容や調理の仕方、留意点などを確認することからスタート。打ち合わせ内容をもとに、仕込みや調理の段取りなどを考え、前日にシミュレーションを行った上で当日の調理に臨んでいます。衛生上、学校給食は作り置きを行わず、限られた時間内で調理を終える必要がありますので、そうした準備を徹底しています。

ただ、全てが予定どおりに進むわけではありません。学校からのご要望や仕入れの状況などを受け、急きょ調理方法や段取りを変更することもあります。そうした際にいかに柔軟に対応できるかが、私たちの腕の見せ所でもあります。入社から3年間の経験を積み、対応力や段取り力を着実に磨いてきた手応えがあります。しかし、決して満足はしていません。チーフはどんな状況でも「この段取りでいこう」と、的確に代替案を出し、現場を誘導してくれます。その引き出しの多さに比べると、私はまだまだ至らないことばかりだと実感しています。

小学校の児童たちは、私を見つけて「今日の給食、おいしかった!」と、屈託のない笑顔を見せてくれることもよくあります。「いつもありがとう」と言ってくれる児童もいて、「明日もまた頑張ろう」という気持ちにさせてくれます。そうやってたくさんの児童に食事を楽しんでもらい、ダイレクトに反響をもらえることも、学校給食ならではの魅力です。

先輩社員たちの横顔

「パートの皆さんとも気さくに会話でき、『自宅でこんな料理を作った』というアイデアを参考にすることも。チームで協力しておいしい給食作りに励んでいます」(川上さん)

人間関係に恵まれた職場。長期休暇を取りやすいことも魅力!

慣れないことばかりだった私ですが、チーフやサブチーフが調理の段取り、食材の切り方、味付けの留意点などを丁寧に教えてくれて、パートの皆さんも私のことを自分の娘のように考えて親身に質問や相談に応じてくれます。人間関係に恵まれ、とても働きやすい職場ですね。本社勤務の際も、上司がキャリアチェンジの希望を快く受け止めてくれて、私の通勤しやすさなども考慮して今の職場を探してくれました。社員のチャレンジする気持ちを尊重し、実現できるように後押ししてくれる社風の会社だと実感しています。

調理を経験して約2年が経ちましたが、まだまだ至らないことが多いと痛感しています。例えば、おやつの調理については知識と技術が追いついていないので、自らすすんで担当し、スキルアップしていこうと意気込んでいます。そして、先輩たちのように職場全体に視野を広げ、サブチーフ、チーフへキャリアアップしていくことが目標です。将来的には、調理の現場を熟知した栄養士として、「食」への貢献を広げていきたいですね。
(鈴丸さん)

学校給食の仕事は休みが取りやすく、プライベートの時間をしっかり確保できることも大きな魅力です。土日祝はきっちり休みで、学校が夏休みや春休み、冬休みに入ると、給食の提供を行わないため、私たちも保育園を担当するチームのヘルプに入りながら、まとまった休みを柔軟に取得しています。休日には家でまったりと過ごすこともありますし、友達と一緒に趣味の野球観戦を楽しんだり、1週間休みを取って旅行に出かけたりすることもあります。

入社2年目にサブチーフに昇格し、今はチーフをはじめ職場の皆さんから「川上に任せれば安心」と思ってもらえるように、全体を見る視野を養っているところです。これまで複数のチーフのもとで仕事を経験してきましたが、いずれのチーフもチームワークを大切にし、私の「こうしてみましょう」といった意見も快く受けとめ、任せてくれる方ばかりです。エリア全体を統括するマネージャーも、一人ひとりの意欲や仕事ぶりをしっかりと見て評価に反映してくれます。そうした先輩たちの間近で、社会人としてももっと成長していきたいと思っています。
(川上さん)

先輩社員たちの横顔

保育園と小学校でそれぞれのチャレンジに挑み、チームからの信頼を得るふたり。子どもたちの食を支える魅力とともに、自身の確かな成長を実感している様子がうかがえた。

企業研究のポイント

最初から可能性を狭めるのではなく、ぜひ視野を広げて企業・業界を検討してみてください。例えば、「食」に携わりたいという思いをお持ちなら、私たちのように学校給食を提供する企業もあれば、飲食店、食品メーカーなど、活躍の場は多彩にあります。

いろんな分野に目を向けることで、「自分に合いそう」という仕事に出会うチャンスもきっと広がるはず。悩んだり迷ったりした際には、友人や家族、学校のキャリアセンターに相談し、さまざまな意見を参考にしてみてください。自分とは違った視点からの意見は貴重ですし、相談するだけでも気持ちがやわらぐことでしょう。

また、仕事内容はもちろん、職場の雰囲気や社風、ワーク・ライフ・バランスの状況などもしっかりと確認することをおすすめします。長く充実感をもって働くためにも、とても大切な要素となるからです。

若手社員2名が言うように、日本給食の雰囲気はやわらかく、年齢や役職にかかわらず社員同士の距離が近い会社です。鈴丸が実践したように、キャリアの岐路に立った際には、上司や先輩が気さくに相談に応じ、力になってくれます。ワーク・ライフ・バランスの面では、土日祝が休みで、年間休日は120日以上。学校の夏休み期間中には長期休暇を取得できます。朝の出勤時間は早いですが、終わりの時間も早く、残業はほとんどありませんので、普段からプライベートを充実できます。
(人事担当 太田さん・清水さん)

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同社では学期が終わると、学校給食のチームが保育園の支援に回るため、休暇を取得しやすい環境だという。こうした働き方についても、企業研究のポイントになるだろう。

マイナビ編集部から

人事担当の太田さん・清水さんの両名が言うように、「食に携わる仕事」と一口に言っても、そのジャンルは非常に幅広く、働き方もさまざまだ。調理師免許をお持ちの方、もしくは栄養士免許取得見込みの方が描くキャリアの可能性も、大きく広がっているといえるだろう。

鈴丸さん・川上さんの両名は、学生時代に栄養学を学び、仕事先に選んだのは学校給食の提供をメインとする日本給食だった。共通して語ってくれた理由の一つが、「年間休日が多く、長期休暇も取得しやすい環境」に惹かれたからだった。鈴丸さんは調理へキャリアチェンジを果たし、川上さんはサブチーフとして頭角を現している。ふたりのように、自分らしいキャリアを見つけ、長期的に伸ばしていくためには、福利厚生やワーク・ライフ・バランスが整っているかどうかはとても重要である。ふたりもプライベートの充実があってこそ、仕事へのモチベーションを高められているはずだ。

日本給食の皆さんは、バランスよく働きながら食に貢献するやりがいを深め、調理師として、栄養士として、力強い成長を続けている。同社への応募には調理師免許か栄養士免許取得見込みが前提となるため、食に造詣の深い先輩たちがそろっている。「食に携わりたい」「自分の時間も大切にしたい」と考えるなら、ぜひ検討してほしい企業である。

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学期が終われば、栄養や衛生などに関する研修を受ける機会も用意されている。調理師免許や栄養士免許取得見込みがあれば、実務を通してさらに知識を広げられる環境だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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