企業研究で業界を絞り込まずに幅広く見ていこうという姿勢は良いのですが、クチコミやSNSなどからの情報過多といえる現在は、業界をある程度絞っていないと、情報疲れになってしまうと思います。そのため、情報が本当に正しいのかという点にも気を付けながら、予め興味・関心をもった業界の研究と、その業界のなかでピックアップした企業の基本情報を把握することをお勧めします。
例えば製造業では、自動車やスマートフォンといった形のあるもの、日常生活で見たり使ったりしているものもあれば、当社製品である圧電セラミックスのように、製造品のイメージが浮かばないものも多々あります。今分からないことがあっても、一歩踏み込んで調べてみると、世の中に不可欠なものづくりであったり、今後さらにニーズの高まりが予想されるものが多々あり、その企業の安定性や成長性を垣間見ることができます。
企業選びのポイントは、製品の魅力だったり技術力だったり、あるいは休日の数や給与など、人それぞれ。自分に合う社風かどうかも気になるところです。SNS情報の真偽を確かめる上でも、インターンシップなどの機会を活用して、自分の目でしっかり確かめることが最も重要なポイントだと思います。
(人事担当/I・Kさん)