最終更新日:2025/7/16

(株)キットアライブ【札証アンビシャス上場】

  • 上場企業

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

成長に合わせたチャレンジができる環境。クライアントと直に向き合える醍醐味も!

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学習姿勢を強みに、文系からの挑戦でも着実にステップアップ!

■前鼻 祥多さん
クラウドソリューション部 リードエンジニア
2022年入社
北海道大学 経済学部卒

「北海道から日本のクラウドビジネスを支える」をモットーに、オンラインを駆使しながら全国のクライアントに対してクラウド型ビジネスアプリ「Salesforce」の導入支援や、システム開発を行っている(株)キットアライブ。同社でメキメキと活躍の場を広げている4年目の先輩に、文系出身からリードエンジニアへと成長した現在までの日々について語ってもらった。

※同社の主軸となるシステム「Salesforce」はSalesforce,Inc.の商標であり、許可のもとで使用しています。

システムの面白さに惹かれて入社。1年目はエンジニアとしての基礎を固める期間に

経済学部出身の私がITエンジニアという仕事に興味を持ったのは、「何かしらの技術を学んで手に職をつけたい」という思いがあったこと、そして情報系を専攻する友人から、IT技術の必要性や社会貢献度の高さについて聞いたことが理由です。

なかでも当社に注目したのは、大学時代のアルバイト先で営業支援や顧客管理のクラウドシステム「Salesforce」が使われていたことがきっかけです。入力など、簡単な操作ではあるものの「面白いな」と感じたことが記憶に残っていたので、このシステムを扱っている札幌の会社を調べてみたところ、当社を見つけました。1Dayの仕事体験や約2週間のサマーインターンシップに参加した際も、実際に触れる体験ができ、仕事内容にポジティブなイメージを持てたことから入社を決めました。

とはいえプログラミングは全くの未経験だったので、1年目はプログラミング技術の基礎を固める期間になりました。3ヶ月間の新人研修で業務の範囲外の知識も含め、エンジニアの基本となるプログラミングの考え方を学べたことが、その後の仕事に大いに役立っています。

当社が扱う「Salesforce」は、お客様各社が必要とする機能を自由に乗せていくことができる、プラットフォーム型のビジネスアプリです。アルバイト先で実際にシステムを触った際はお客様側の立場でしたが、技術者としてシステムを提供する側になったことは大きな違いです。お客様から質問をいただく立場となり、「調べて回答する」ということを繰り返しながら知識を深めていきましたね。入社前に想像していた以上に、複雑な機能がたくさんあることも知りました。

設計・開発はお客様と密にやりとりをしながら進めていくのですが、1年目は対外的な業務をリーダーの先輩が担ってくれていたので、プロジェクトメンバーとして自分の手を動かしながら実装に取り組み、技術の向上に努めました。開発の工程を1から10まで見ておけたことは、その後、自分がリーダーを担っていく上でも非常に有意義だったように思います。

先輩からのメッセージ

「新人時代は、自己学習時間を業務とみなして残業代が支給される『学習支援制度』をフル活用していました。最近は毎月の書籍補助を利用し、参考文献の購入に充てています」

プロジェクトリーダーとして、クライアントと対峙する力を磨いた2~3年目

2年目の12月からは、2~3名のプロジェクトメンバーをまとめるリーダーを担うように。小規模な案件ではありますが、最も変化したのは人と向き合う機会が増えたことです。当社が扱う「Salesforce」は技術者でなくとも扱いやすいシステムなので、ITリテラシーが高いお客様ほど「この機能を使ってこうしたい」といった具体的な要望をいただきます。しかし、それをそのまま実装すれば良いというものでもなく、開発の目線から「本当にそれで良いのか」を見直すことが必要です。お客様の要望を掘り起こして検討したり、わかりやすい伝え方を考えたりといった機会が増え、コミュニケーション力が大いに磨かれました。

普段はお客様先のシステム担当の方とやり取りをしていますが、中間報告などの折には、管理職や経営層の方とも接する機会があります。緊張しますが、世代の離れたお客様とのお話は刺激的です。学生時代、友人が企画する国際交流イベントの運営を手伝っていたのですが、そこで幅広い世代の方々と話す楽しさを知ったことも、仕事の上で役立っているかもしれませんね。

プロジェクトは基本的に2~6ヶ月程度のスパンで動いています。メインで携わっている開発案件のほか、過去に関わった案件のアフターフォローも行うので、3~4件に同時進行で関わっていることが多いですね。別担当に引き継いだ案件もありますが、これまでに10件ほどのプロジェクトに参加してきました。お客様の業種も、製造業や情報通信サービス業などさまざまで、それぞれに考え方や必要な知識が異なるので、毎回新しい刺激を得られています。

これまでで特に記憶に残っているのは、3年目の夏に参加した半年間のプロジェクトです。それ以前はサポートの延長対応など、ある程度の要件が決まっている案件が多かったのですが、その案件では1から要件定義を行い、「お客様の要望をどう落とし込んでいけるか」を自分で考え抜いた分、成長の実感が大きかったです。この案件でもそうでしたが、上司が「ここまで成長したなら、次はこういうのをやってみる?」と段階的にチャレンジを打診してくださるので、私のように自分から積極的に発信するタイプではない人でも成長しやすい会社だと感じます。チームリーダーとの毎月の1on1ミーティング、四半期に一度ある部長との評価面談など、自分のレベルや仕事の状況を相談できる機会も定期的にあるので安心です。

先輩からのメッセージ

「エンジニアの成長に欠かせないのは、調べる力と学習継続力。続々と新しい技術が出てくる業界なので、好奇心旺盛に楽しんで学び続けられる人に向いていると思います」

リードエンジニアとして、プロジェクト内外を広く見渡す立場に

入社4年目になる2025年の5月からは、リードエンジニアの立場になりました。当社のエンジニア部隊は5つのグループに分かれており、そのうちの1つのグループで中間まとめ役となる管理職を担っています。

以前は自分のプロジェクトのことだけを考えていましたが、立場が変わってからは、グループ全体のフォローや、社内の状況を広く気にかけるようになりました。業務量の多い責任者に代わってグループ内の情報共有の仕組みづくりなども推進しており、視座が一段階、高くなった実感があります。

後輩メンバーの1on1ミーティングも担当していますが、自分のプロジェクト以外でも、困っている様子に気づけば、声をかけて話を聞くようにしています。ハイブリッドワークのため、集中したい日は在宅、いろいろな人とコミュニケーションをとって考えたい日は出社するようにしていますが、出社のほうが他のメンバーの様子に気づけるので、最近は出社の回数を増やしています。

当社では、早いうちから小規模な案件のリーダーとなり、工程の1から10まで関わる経験もできますし、グループ会社が主導する大規模な案件に参加して経験を積むことも可能で、どちらにもバランス良く関わらせてもらっています。それぞれに良さがあり、違った成長ができると感じていますね。

現在は、新たに始動するAI機能のプロジェクトに携わっており、新しい技術に触れる楽しさも味わっています。正解や前例がない難しさはありますが、これまで通り「とりあえずやってみる」という姿勢を大切にしていきたいです。マネジメント能力も磨いていきたいですが、やはりプログラミングが好きなので、今後もなるべく現場の近くで仕事がしたいと思っています。新しい技術や業種のプロジェクトには、積極的にチャレンジしていきたいですね。

「Salesforce」の認定資格については、就業時間中に受験できて費用も支援していただける「資格取得支援制度」を活用しながら、これまでに4つ取得しました。まだまだ上位資格があり、最高峰の資格にも興味を持っています。今後もプロジェクトと調整しながら、着実にステップアップを続けていきたいです。

先輩からのメッセージ

「勤務はカレンダー通り。プロジェクトが佳境でも、しっかり休みは取れる環境です。ウィンタースポーツが趣味なので、平日にもスキー場に出かけてリフレッシュしています」

企業研究のポイント

企業研究の時期に大切なことは、インターンシップなど、実際に企業と接する機会に参加し、その会社で自分が働くイメージを確かめておくことだと思います。

同じジャンルの企業だからといって一括りにせず、各社が関わっているプロジェクトの違いに注目することも有意義でしょう。たとえば当社のようなIT系であっても、大企業が主導する数年がかりの大型プロジェクトに参加し、開発の一部分を担っている会社もあれば、自社で直接お客様からの開発プロジェクトを受託している会社もあります。当社は後者が主体のため、若手のうちから対外的なやり取りを豊富に経験し、活躍していくことが可能です。

働き方も各社それぞれです。当社はコロナ禍以降、全国各地のお客様からご依頼をいただく機会が増え、現在は道外のお客様が多い状況です。お客様とのやり取りは基本的にオンラインなので、「自分に合った働き方」という観点もぜひ企業研究のポイントにしてみてください。

最後に、エンジニアの仕事は日々進化するテクノロジーに触れるからこそ、自然と学び続ける姿勢が求められます。だからこそ、「成長したい」という気持ちを後押ししてくれる制度や環境がある会社を選ぶのは、とても大切ではないでしょうか。当社もその一つでありたいと考えており、今後も教育制度の拡充に力を入れていきます。
(取締役管理部長 内田 みさとさん)

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「2026年に創業10周年を迎える若い会社で、社内も若手の比率が高い当社。出産や育児といったライフイベントの多い時期にも、安心して働ける環境づくりに注力しています」

マイナビ編集部から

昨今、TVのCMなどでも「ローコード・ノーコード開発」といった言葉が聞かれるようになった。従来に比べ、短期間でアプリやシステムを開発できることに加え、非エンジニアのユーザーでも維持や改良ができる操作性の高さから、業界の潮流となりつつある開発手法だ。

今回取材した同社が扱う「Salesforce」も、そんなクラウド型ビジネスアプリであり、なかでも開発に特化しているのが同社の特徴だ。いわゆる下請けの立場ではないため、顧客と直接やり取りする能力や自分の頭で考える姿勢が磨かれる環境といえるだろう。

右肩上がりに成長しているベンチャー企業らしく、新しいチャレンジに積極的で、年次に関わらず適任者にプロジェクトを任せるのが、同社の風土。社内初のAI導入の案件で、4年目の前鼻さんが中核を担っていることからも分かるとおりだ。取材中、前鼻さんは「自分から手を挙げるタイプではない」と語っていたが、能動的に楽しんで学習を続ける姿勢が、彼のキャリアを力強く前に進めているのだと感じた。

文理不問で、新人研修ではエンジニアとしての基礎知識から教えており、その後の学習支援制度も手厚い。「鶏口となるも牛後となるなかれ」の諺のように、早くから主体的に案件に関わっていく経験をしたい人や、伸び盛りの会社とともに成長して活躍の場を広げたい人という人にとって、同社の環境はきっと魅力的に映ることだろう。

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効率と意見交換の場の両方を重視し、ハイブリッドワークを導入。チームの朝会や全員参加の昼会はオンラインで実施しており、雑談を含めコミュニケーションがとりやすい。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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