最終更新日:2025/7/18

(株)山下PMC

業種

  • 建設コンサルタント
  • コンサルティングファーム
  • 専門コンサルティング
  • 建築設計
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
東京都

取材情報

先輩100人100の就活

若手社員3名の就職活動。そして、入社後の挑戦と成長の軌跡!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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若手育成体制の充実ぶり、風通しの良い社風も魅力!

プロジェクト・マネジメント、コンストラクション・マネジメントに特化した企業として業界内でも高い実績を誇る同社。若手社員3名に学生時代の想い出や入社理由、仕事内容、今後の目標等について伺いました。

■環境運営推進本部2部 サステナビリティ戦略部
 M.Tさん(2023年入社/創造理工学研究科修了/写真中央)

■プロジェクト統括本部 事業推進第二部門 6部
 N.Gさん(2023年入社/工学研究科修了/写真左)

■プロジェクト統括本部 事業推進第一部門 2部
 A.Hさん(2024年入社/造形学部建築環境デザイン学科卒/写真右)

環境系の研究からCMの世界へ。関わるプロジェクトの幅広さ、育成体制の充実ぶりも魅力!(M.Tさん)

学部・大学院を通して建築学を専攻する傍ら、合唱サークルの活動に打ち込んでいた私。学部4年からは環境系の研究室に所属し、「植物が人間に与えるリラックス効果や知的生産性に及ぼす影響」についての研究に取り組んでいました。就職活動を本格的に開始したのは、修士1年の6月頃のこと。「設計段階だけではなく、企画段階から関わる職業が良いな」という感触を持っていたこともあり、デベロッパーやインフラ企業等の業種を幅広く見て回っていました。正直なところ、当初は「コンストラクション・マネジメント(CM)」という仕事の存在すら全く知りませんでした。

「CM」に興味を持ったのは、大手デベロッパーのインターンシップに参加したことがきっかけです。建設プロジェクトの各フェーズを、発注者と並走し、マネジメントしていく「CM」という職種があることを知り、企業研究を進めることに。「CMに専業で携わることのできる会社で仕事がしたい」という想いが強くなり、第一志望に据えることにしたんです。当社への入社の決め手としては、幅広い用途における建物の建設プロジェクトに携わることができる点もさることながら、「トレーナー制度」や「ブラザー・シスター制度」等育成体制の充実ぶりに魅力を感じたことが大きかったですね。ちなみに、実際の選考で印象に残っているのは、最終面接の半分以上が逆質問の時間だったこと。私は「ハイコンセプト・ハイタッチ」という理念について尋ねたのですが、丁寧かつ率直に答えてくださった姿勢に誠実さを感じました。

2023年に入社後は都市創造部門の一員として、都市開発プロジェクトや学校等のプロジェクトを担当。議事録、行政協議資料作成や事例調査のほか、地域住民の声を直接伺ったり、地方議会を傍聴したりと、想像以上に幅広い仕事を経験することができました。入社2年目の後半からは環境運営推進本部のサステナビリティ戦略部へ異動。機械設備の担当として、設備更新によるCO2排出量の削減や省エネ効果の試算、企画段階の概算資料作成等の業務に取り組んでいます。当本部において、私は新卒採用での配属第一号です。今後は中途入社の先輩方に肩を並べられるような実力を身に付け、自分らしいキャリアを切り拓いていきたい。そして、その姿が後輩たちにとって一つのロールモデルになればと考えています。

若手は語る!

「学生時代に学んだ省エネの知識、環境系の視点は、今の業務でも確実に役立っています。『分野は違っても研究のベースは生きている』という実感がありますね」(M.Tさん)

スポーツ施設、生産施設をはじめ多彩なプロジェクトに挑戦!(N.Gさん)

学生時代は学部・大学院を通じて構造系の研究室に所属。修了研究では「耐震や免震、制震といった構造形式による費用対効果の違い」の研究に取り組んでいました。就職活動を本格的にスタートさせたのは、修士1年の6月頃のこと。ゼネコンや設計事務所、デベロッパー、コンストラクション・マネジメント会社等を幅広く見て回るなか、事業構想や企画・計画フェーズで抜群の強みを持っている点に魅力を感じ、当社を第一志望に据えることに。建物を建てること自体を目的とせず、お客様の本質的な課題を解決することを重視している点が、私自身の価値観ともマッチしたんですよね。

選考対策で特に力を入れたのは「会社をできるだけ深く理解すること」「先輩社員を上手に頼ること」です。ホームページを読み込むだけではなく、前社長の著書に目を通したり、OB・OG訪問を積極的に積み重ねたりして現場のリアルな情報を吸収。内定獲得に向けた実践的なアドバイスを得ることができました。実際の選考で印象に残っているのは、最終面接の席上、現社長から入社にあたり想いの強さを問われたことです。現社長のストレートな言葉に対して、飾らずに本音で自身の覚悟を答えたときの気持ちは今でも忘れず、業務に取り組んでいます。

2023年に入社後は、スポーツ施設関連のプロジェクトを手掛ける部署に配属され、競輪場やサッカースタジアム等の基本構想や設計、施工フェーズ等を幅広く経験することができました。入社2年目の秋にはジョブローテーションで、生産施設関連のプロジェクトを担当する部署に異動。現在は大手企業の工場や本社ビル、大学キャンパス等、用途の異なる案件を同時並行で進めつつ、以前から関わっていたスポーツ施設関連のプロジェクトにも継続して参画しています。当社には自分から手を挙げれば、チャレンジングな仕事もどんどん任せてもらえる社風が根付いているので挑戦しがいがありますね。

日々の業務で意識しているのは「全力で応える」姿勢です。クライアントからのご要望にも、社内からの指示にも、一歩踏み込んだ提案をするように心掛けています。今後の目標は、プロジェクトの主担当として案件をリードできるようになること。社内には入社4年目にしてプロジェクトの主担当として活躍する先輩もいるので希望が持てますね。

若手は語る!

「CMは細やかな配慮やコミュニケーションが欠かせない仕事。カフェでのアルバイトで培った“気配り”の力等、学生時代の経験が活きる場面もあります」(N.Gさん)

大学で学んだ「デザイン思考」を活かし、「地方創生」に貢献できる仕事へ!(A.Hさん)

学生時代は建築・環境デザイン学科で意匠設計を専攻。卒業設計では「音と建築」をテーマに、周辺環境による音の響きや軌跡を視覚化して空間デザインに落とし込む、造形表現に取り組みました。企業研究を本格的にスタートさせたのは大学3年生の秋頃ですが、実は2年生の頃から将来を意識して、卒業後の進路について考えはじめていたんです。「コンストラクション・マネジメント(CM)業界」の存在を知ったのも、ちょうどその頃のこと。担当教授に「『デザイン思考(“課題解決の手法”としてデザインを捉える考え方)』を活かせる仕事はありますか?」と相談をしたところ、CM業界という選択肢を教えてもらったんです。まちづくりや施設づくりに企画・計画段階から携わることができる点に魅力を感じ、CM業界一本に絞り込むことに。数あるCM企業のなかでも当社を選んだ理由としては、大学で学んだ「デザイン思考」の価値観と、当社の理念がマッチしていること。そして、地方のプロジェクトを通じて「地方創生」に貢献できる点が大きかったですね。

選考対策で特に力を入れたのは、「先輩社員からのフィードバック」を自分からもらいにいくことです。企業説明会で名刺をもらった先輩社員に連絡を取り、エントリーシートの添削やプレゼン資料のアドバイスをお願いしました。かなり具体的なフィードバックをいただけたことで、安心して選考に臨むことができました。一方、面接はいわゆるQ&A形式ではなく、“ブレスト”のようなやり取りが中心。リラックスして自分の想いを素直に話すことができました。

2024年に入社後は、公共案件を多く手掛ける部署に配属され、庁舎の建て替えや市場の改修等のプロジェクトに関わっています。当社には非常に手厚い育成体制が整備されており、新入社員にはベテランのトレーナーが2名付くほか、年次の近い社員が相談役を務める「ブラザー・シスター制度」も用意されています。タイプの異なる先輩社員の指導のもと、仕事の幅を着実に広げることができました。今後の目標ですが、まずは自分の業務を一人で着実にこなせるようになること。将来的には地方創生を含めた多様なプロジェクトに携わり、主体的にプロジェクトを推進できる人材へと成長していきたいと考えています。

若手は語る!

「自分の作成した資料や説明に対して『わかりやすい』と声を掛けてもらえたとき等、チームに貢献できているという実感がモチベーションにつながっています」(A.Hさん)

企業研究のポイント

【総務・人事部 担当者】
企業研究に当たっては、志望する会社がどのような分野に関わっているのか、いかなるプロジェクトを手掛けているのかという点について幅広く調べるようにしましょう。また、自分の関心や経験とどうつながるかという点についてもじっくり考えてもらいたいと思います。

コンストラクション・マネジメント(CM)は、建設プロジェクト全体を総合的に管理・調整する役割を担う仕事です。設計や施工に限らず、コストや工程、法規、環境といった幅広い領域に関わりながら、プロジェクト全体をまとめる立場にあるため、幅広い分野の知識と多角的な視点が求められます。

当社では建築学科出身か否か、また、学部卒・院卒等に関係なく、「幅広い物事に関心を持って、深く考えられる人材」が活躍しています。また理系出身者のみならず、文系出身者の採用実績もございます。皆さんもこれまでの学歴や経験等にとらわれず、大学で何を学んだのか、何に興味を持って、どのように考えてきたのかという点をしっかりと整理・自己分析をして企業研究に挑んでほしいと思います。

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社長を含めた役員も一般社員と同じフロアで仕事をしており、気軽にコミュニケーションを取ることができる環境。社内のふとした会話から、仕事のヒントが生まれる。

マイナビ編集部から

プロジェクト・マネジメント及びコンストラクション・マネジメントに特化したコンサルティング会社として、業界でも高い実績を誇る「(株)山下PMC」。今回、同社で活躍中の若手社員3名にお話を伺って感銘を受けたのは、入社1年目から建設プロジェクトの最前線で実践経験を積んでいることだった。

こうしたことが可能なのは、2名のトレーナーのもとでのOJTやブラザーシスター制度等、若手育成の仕組みの充実ぶりもさることながら、多彩なバックグラウンドを持った社員が集い、互いに刺激を与え合っていること。タテにもヨコにも風通しの良い社風が浸透していることが大きいといえるだろう。同社の社員は同時並行で複数のプロジェクトに参画しており、部署の垣根をまたいで仕事をするのが当たり前。役職や年次にとらわれず、誰とでも気軽にコミュニケーションを取れる環境が整っているからこそ、若手社員も安心してチャレンジできるのだろう。

建設業界に興味関心をお持ちの方のなかでも、どんな経験も自分の力に変えられる柔軟性や主体性、関係者との調整に必要なコミュニケーション力、プロジェクト全体を見渡す俯瞰力と状況判断力、そして、マネジメント力を伸ばしていきたいという志。そして何よりも「お客様のために役立ちたい」という想いをお持ちの方に企業研究をお勧めしたい会社であると取材を通して感じた。

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若手のうちから活躍し、キャリアアップを実現できる環境が整っている。自分から積極的に動くことで「やりたいこと」をどんどんカタチにできる会社だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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