最終更新日:2025/11/20

横山食品(株)

業種

  • 食品

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

設立から約半世紀、北海道の老舗パン粉メーカーで、製造技術を身につける

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2021年入社! 製造現場で奮闘する2人の先輩の想いと働き方

パン粉の製造は、パンを焼くところから始まるということにはじめは驚いたという三浦さんと中野さん。

小麦粉とイーストを練り、寝かせて焼き上げる。その工程に携わり始め、日々の実践的な学びのなかで成長を続けているお二人に、仕事への思いや目標などを伺いました。


三浦 大和さん
本社製造部/2021年入社

中野 智貴さん
本社製造部/2021年入社

機械のトラブル対応やパン生地の調整など、学んだことをすぐ吸収できるよう集中して取り組んでいます

大学は文系で、もともとは製造の仕事に就くとは考えもしていなかったのですが、アルバイトのラーメン店で調理を経験したことが転機となりました。麺の生地はどんな工程で作られているのかと関心を持ったことをきっかけに、食品製造の仕事に注目するようになったのです。プラモデルづくりが趣味で、ものをつくることが好きだったことも大きいかもしれません。実家にもある「うさぎ印」のパン粉の製造現場で働き、製品が店頭に並んでいるのを見るとやりがいを感じますし、この仕事に就けて良かったと思います。

私が担当しているのは、主力商品である「パン粉」の製造部門での製パン工程です。パン粉の素材となるパンを焼くことが主な仕事で、小麦粉・イースト・水などを加えて生地をつくり、発酵させて焼き上げるラインを管理することが私の役割です。パン粉の製造はこの製パン工程から始まり、焼き上がったパンを砕きやすくするために寝かせる工程、そして製品にする工程があります。入社時の研修では約1カ月かけてすべての部門を経験し、5月から今の部門に配属となり、ようやく業務にも慣れてきたという段階です。

入社当初は、食品のことも製造ラインの機械のことも知識がなかったので不安もありましたが、研修やOJTを通して一つひとつ学んでいけるので、知らなくて困ったということは正直ありませんでした。また、ものづくりの仕事に興味があった私には、基本的に自分たちで機械を修理・調整するということに、おもしろみを感じました。技術的には今まさに学んでいるところで、機械にトラブルが発生したら先輩と一緒に行って直し方を教えていただき、学んだことはしっかり吸収できるよう集中して業務に取り組んでいます。

製造ラインが正常でも、温度・湿度の違いでパンの状態は変化します。常に均一な焼き上がりとするには微調整が必要です。例えば、15分おきに温度を測り、異常があれば上司の指示を受けて水分量を調節したり、生地を練っている時にいつもより固いと感じたら水を加えたりします。そこで求められるのは、経験に基づく感覚で、こうした目に見えない部分についても、先輩の仕事を見ながら学んでいるところです。先輩から受け継いだノウハウを自分のものにすると同時に、将来的には後輩につなげていけるようになりたいと思っています。

(三浦さん)

仕事を通して発見したこと。今、考えていること

生地の状態は気温や湿度、大きさなど、さまざまな条件で変化します。「やってみて思ったのは、パンは生き物だということ。とても奥深い世界だと痛感しました」(三浦さん)

チームとして仕事に取り組む高揚感、役立っているという実感を得られることに楽しさを感じています

大学は理系で、材料の開発を学び、プラスチックをはじめ工業材料の研究をしていました。「使う人の要望に応えられるような製品づくりをしたい」それが、材料系を学ぼうと考えた理由でした。業務用の製品より、広く一般の方々に貢献できるものづくりがしたいと考えていくなかで、食品製造分野が良いのではないかと思うようになったんです。食べるのが好きで、食に興味があったことも当社の仕事に惹かれた理由でしたね。

私は三浦さん(上)と同期で、同じ研修を受け、同じ部署で製パン工程を担当しています。入社前は、ビーカーで原料を測り、水分量を求めて……と、「研究的」な仕事を想像していましたが、意外に体力も使う仕事でした。材料の調合も大切な要素ですが、それ以前に製造ラインに異常を発生させず、途切れることがないように管理することが大切です。そのために、社員も現場のパートスタッフさんも一丸となって取り組む熱気に新鮮な驚きを感じました。今は次々と進む作業をチェックしながら、同時にパン生地の状態に目を配り、品質も管理している先輩方の業務を間近で見ながら学んでいるところです。

パン粉には、揚げ物の調理時間で変わる揚げ色を調整するために、色をつけた製品があります。同じ製造ラインで、白、オレンジなどの製品をつくっているため、種類を切り替える際には色が混じらないように掃除する必要がありますが、生産効率を落とさないために、全体としては稼働を続けながらラインを部分的に止めて掃除を行います。皆が協力し合い、まさに一つのチームとなって連携して進めていきます。製品づくりを担う一員として関わり、会社の業務に貢献しているという高揚感があります。

機械や人が常に動いている現場なので、周囲に目配りしながら動くことを大切にしています。その上で、チェックすべきポイントを確実にこなすことも重要です。例えば、どの材料を入れたのかといったチェック項目が数多くありますが、忘れてしまうと工程に支障を及ぼしてしまいます。いつも確認し合いながら業務を行うことを大切にしている職場ですが、私自身、一層、気を引き締めなければと思っています。

(中野さん)

仕事を通して発見したこと。今、考えていること

パンの材料を運んだり、機械のトラブルで急いだり。「思った以上に、身体を使う仕事だなと思いましたが、その活気が心地いいですね」(中野さん)

さまざまな種類の製品から学ぶことができるので、成長するチャンスが多くあります

■幅広い製品づくりにチャレンジしたい(三浦さん)

要となる生地の状態などもようやく少しわかるようになってきましたが、当社では同じパン粉でもさまざまな種類の製品を作っており、レシピも異なります。サクサクした食感の「デニッシュクラム」という製品や、ラーメンの麺づくりに使われる「かんすい」なども製造しているので、今ある知識をもとにさまざまなことを学んでいく必要があります。一つひとつ覚えていくのは大変かもしれませんが、いろいろなことにチャレンジしていきたいと思っています。
製造業は技術の世界だと思いますので、文系出身の私には難しいと感じる部分もありますが、職場の雰囲気がアットホームなので、安心して学ぶことができています。私が困っていると、その様子を察知して先輩から声をかけてもらえますし、ラインに入っているパートスタッフさんもやさしい方ばかりで、何かと手助けをしてもらっています。そんな環境だからこそ、しっかりと仕事を覚えて成長しなければという意欲も湧いてきますね。

■商品開発に携わることが今の夢です(中野さん)

当社ではさまざまな製品を作っており、その種類は100以上にのぼります。今はまだ与えられた目の前の仕事を覚えていっているという段階ですが、経験を積みながら一つひとつ正確に、スピーディーにできるようになることを目標に日々の業務に当たっています。今は製品ごとに異なる製造方法のごく一部しかわかりませんが、地道に知識を増やしつつ技術を高めながら、どんどん新しいことを任せてもらえるような人材になりたいと思っています。
将来的には商品開発を担当し、ゼロから新たな製品づくりに携わることが私の夢です。「使う人の要望に応えられるものづくりをしたい」という学生時代から抱いてきた想いを叶えることにもつながるのではないかと思っています。そのためにもまずは製造技術・知識をしっかり覚えることが大切ですが、豊富な種類の製品があるということは、自分にとって良い環境だと感じています。

仕事を通して発見したこと。今、考えていること

「機械のトラブルへの対応を、先輩に聞きながら学んでいます」(三浦さん)「商品ごとのレシピの知識を着実に覚えていくことも今の目標ですね」(中野さん)

企業研究のポイント

仕事の内容や業界、専攻した分野やそこで学んだ知識が活かせるかなど、企業研究の際に考えることはそれぞれだと思います。やりたい仕事という以前に、自分のライフスタイルを大切にしたいという方もいるかも知れません。どれが正解、不正解ということは全くありませんが、どんな動機にせよ、社会に出てみなければわからないこともあると、知っておいて欲しいと思います。入社してから自分には合わない部分を感じることも、逆に思いもよらなかったおもしろさを感じることもあるものです。私の場合は仕事を始めて俄然、視野が広がりました。工学部出身でSEを目指し、システム部門があった銀行に総合職で入社しましたが、配属は営業店でした。しかし営業の仕事でお客さまとお話をするのが楽しく勉強になるものだったので、システム部門への希望は出さずに、融資や営業の仕事に専心しました。その後、当社に入社しましたが、その経験が今につながっています。

企業研究ではあまり範囲を狭めずに、直感的に合う道を見てみるのも一つだと思います。いろいろなことを経験し「そこから自分の人生を考えてみよう」くらいの気持ちを持って、いい意味で気楽に、前向きに臨んでほしいですね。

(代表取締役社長/横山 隆久さん)

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「当社の場合は、パン粉がどうやって製造されているかわからなくても、食品製造に興味があるから飛び込んでみたという社員も多く活躍していますね」(横山社長)

マイナビ編集部から

1967年に設立し、約半世紀に渡って「パン粉」の開発・製造を手がけてきた同社。道内の食品加工・飲食業界ではかなりの信頼を誇り、一般家庭でも、左耳を折ったかわいいうさぎのマークのパン粉は定番の常備食材となっている。
これまでに培ってきた製造ノウハウを守り、磨きをかけるとともに、パン粉業界としては初めてヨーロッパ製のミキサーを導入するなど、新しい製法も取り入れている。より良い製品作りをめざしながら、進化を続けていることも同社の特徴だ。「パン粉は、コロッケやとんかつなどの基礎的な食材として使われます。お弁当や惣菜などでもサクサクの食感を残し、美味しく食べられるように、といったような数々の要望を叶えられるよう、製品開発を行っています」と横山隆久社長は語る。「製造部では、工場設備のメンテナンスも行っています。食品製造に興味があるという方以外にも、機械系、電気系など工学系の知識も活かせる仕事です」と、工学部出身の社長ならではのメッセージもくれた。

パン粉製造の業界は地域ごとに需要や特徴があり、道内ではコロッケをつくる工場が主力だという。もちろん、じゃがいもの一大産地ということがその背景にあるが、「北海道のじゃがいものおいしさを、商品として全国に届けることに貢献しているという自負があります」と横山社長。地域の特性も武器にしながら製造を行う同社に今後も注目してみたい。

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取引先の担当者から「社員の方々の挨拶が素晴らしい」と言われることが多いという同社。ひとえに人間関係の良さが現れているのだろうと、インタビューを通して感じた。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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