最終更新日:2026/2/12

タカラ米穀(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 専門店(食品・日用品)
  • 通販・ネット販売
  • 食品
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
宮城県

取材情報

企業が取り組むSDGs

宮城県に根ざしたお米のプロ集団!幅広いSDGsの取り組みを通して地域に恩返し

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日本の主食・お米を販売する『タカラ米穀』が考えるSDGs

宮城県富谷市成田に本社を構えて、お米の卸売業者として40年以上の歴史を歩んできた『タカラ米穀株式会社』。地域に恩返しをするために、幅広いSDGsの取り組みに力を注ぐ同社の活動を紹介します。

◆星 広二
代表取締役社長(1998年入社)

◆佐藤 貴
営業部 営業二課 課長(2015年入社)

◆今野 祐輔
管理部 総務課 係長(2013年入社)

【今回紹介するSDGsの目標】
・目標1:貧困をなくそう
・目標2:飢餓をゼロに
・目標11:住み続けられるまちづくりを
・目標14:海の豊かさを守ろう
・目標15:陸の豊かさも守ろう 

さまざまな角度から生産者の事業継続をサポート!フードバンクや寄付活動にも尽力

◆お米のプロ集団として、生産者の事業継続をサポート
稲穂が刈り取られてから食卓に届くまでをトータルプロデュースするお米のプロ集団である当社は、2025年で44年目を迎えました。設立当時は“お米屋さん”として一般の消費者様向けに販売していましたが、現在はお米の卸売業者として、地元のスーパーマーケットや量販店など、日本全国幅広いお取引先向けに年間約25,000トンのお米を販売しています。私たちが今後さらに力を注いでいくのは、生産者である農家さんが事業を継続できるようにサポートすること。より多くの生産者と接点を持ち、どのような思いを込めてお米を生産しているのかをお取引先に伝えて、生産者の売上アップに繋げていきたいと思っています。毎年安心して生産できる環境を整えるために、例えばお米の価格が高くなれば相場より高く買い取ることも。ほかにも、国の補助金などを上手に活用していただけるように、輸出米や加工用米などのお米づくりも提案しています。こうして生産者がお米をつくり続けることが、自然環境保全にも繋がります。

◆地域への恩返しから始まったSDGsの取り組み。フードバンクや寄付にも力を注ぐ
私たちのSDGsの取り組みが本格的にスタートしたのは2021年。設立40周年という節目にこれまでを振り返り、地域との関わりが深い事業を展開してきたからこそ、これからは自分たちが恩返しをしようと、経営理念を改定し、今後の方向性を定めました。そして、社内の「活性委員会」のメンバーを中心に、SDGsの取り組みに力を注いでいます。大きく3つの取り組みとして、1.特定非営利活動法人ふうどばんく東北AGAIN(あがいん)様との連携。2.当社と七十七銀行様で「77社会貢献私募債(寄付型)」を活用して、富谷市立成田中学校に備品を寄贈。3.富谷市社会福祉協議会にペットボトルのキャップを集めて定期的に届け、年2回お米も寄付しています。さらに、日本人の主食であるお米を安定的に届けるためには、社員たちが長く働ける健全な職場でなければならないと考え、全社員に年間10日間の有給休暇取得を推進し、子育て世代が働きやすいように時間単位の有給休暇も取得可能に。通勤手当や家族手当を増額するなど、働きやすい環境を整えています。

(星 広二/代表取締役社長)

『タカラ米穀』のココが魅力!

「同業他社様が取り組んでいない部分に挑戦するのが当社のスタイル!安定した品質のブレンド米を、安定的に供給し続けることは、なかなかできないことです」(星)。

フードドライブ活動に取り組み、月1回の「生活応援セール」で環境に配慮した商品も販売

◆社員全員でフードドライブ活動に参加
私は「活性委員会」のリーダーとしてSDGsの推進に力を注いでいます。まずご紹介したいのは、フードドライブ活動です。もともとフードバンク活動団体とご縁があり、フードバンクについて深く知ることができました。その中で「自分たちにも何かできることがないか?」を検討したところ、自宅で余っている食べ物を寄付するフ―ドドライブ活動に参加することになり、この活動を通して食に関わるさまざまな問題に取り組んでいます。

◆月1回の「生活応援セール」で、環境に配慮した商品も販売!
当社では毎月最終日曜に朝6時30分から11時まで、「生活応援セール」という朝市を開催しています。ここではお米をはじめとする商品をお得にご提供するだけではなく、ペットボトルキャップを回収して、世界中の子どもたちにワクチンを届ける運動に参加しています(※ペットボトルキャップ800個で1人分のポリオワクチンになります)。また、米のとぎ汁が出ないので川や海の水を汚さず、節水にも繋がる「無洗米」を販売し環境にも配慮しています。このほかにも、JA様と一緒に取り組み、農薬や化学肥料を減らしてつくった「特別栽培米」も販売し、皆様に安心感を届けています。毎月多くのお客様がいらっしゃる朝市は、現在291回目を迎えました。朝市を始めた当初、小さいお子さんだった方が、お母さんになりお子さんを連れてきてくださるなど、地域の皆様に支えられていることを実感しています。特に東日本大震災が起きて間もない頃は、告知もままならず大変でしたが、地域の皆様が駆けつけてくださったというエピソードも。

◆SDGsの推進活動を通して「当たり前のことを」を広める!
SDGsのアイディアは業務と異なり、年次を問わず誰でも「こういうことがやりたい」と発信できるものです。委員会の若手メンバーや、委員会以外のメンバーも気軽に意見を言ってくれるので、社員同士のコミュニケーションもより活発になりました。今後はお取引先の企業様にも当社のSDGsの取り組みを広めて、SDGsが「当たり前のこと」になる社会づくりに貢献していきたいです!

(佐藤 貴/営業部 営業二課 課長)

『タカラ米穀』のココが魅力!

「当社の魅力は『人がいいこと』。上司も部下も気兼ねなくコミュニケーションが取れますし、20代から60代まで幅広い世代から学べる環境です」(佐藤)。

幼児向けの食育活動から大学生向けの授業まで、未来を担う世代の教育にも取り組む

◆お米マイスターが保育園などで食育活動
お米マイスターの資格を持つ社員が、お取引をさせていただいている保育園などに伺い、出張授業も行っています。これは幼い頃から食に関する知識を身に付け、食に対する興味を引き出す食育の一環であり、お米がどうやって収穫されるのか?から始まり、お米に含まれる栄養やおいしさなどを、楽しく学べる内容になっています。このように当社では幼児から大学生まで、地域や日本の未来を担う世代の教育にも力を入れています。

◆学生の職場体験や授業を通して、日本人の主食であるお米をもっと身近に!
当社では2022年に初めて、地元の中学生の皆様を招いて職場体験を行いました。ここでは、当社などお米の卸売業者がどのような事業を行い、お米がどのような流れでスーパーマーケットなどに並ぶのかをご説明しました。このような取り組みは、地元にこういう企業があるということを知っていただくためだけではなく、中学生の皆様の社会勉強になり、将来、進路を決める際にも役立つ知識が身に付く活動だと思っています。ほかにも、大学から企業を知るための授業の一環として説明会の依頼を受けることも多く、近年ではWeb説明会も実施しています。

◆何十年も前から、「当たり前」のように取り組んできたSDGs
代表取締役社長の星の話にもあった通り、2021年から本格的にSDGsに取り組んでおりますが、掘り下げると、昔から「当たり前」のように行っていることばかりでした。例えば、今でこそポピュラーな無洗米ですが、水質汚染などが問題になった何十年も前に、先代の社長が環境に配慮したお米を提供するために、いち早く東北に取り入れました。生産者のサポートなども昔から取り組んでおり、この40年ずっと地域社会とともに成長してきた企業です。このように地域に根ざし、多くの人々と接しながら歩み続けているので、当社に入社した社員の多くが、人と接することが好きになっています。初めは自分の意見を伝えるのが苦手だったのに、いつの間にかコミュニケーション能力が高くなっているという人ばかりです。

(今野 祐輔/管理部 総務課)

『タカラ米穀』のココが魅力!

「会社の規模的に小回りがきき、融通もきくので、一般社員の意見が採用されるチャンスがたくさんあります!一人の社員の声が、社内制度を変えたこともあります」(今野)。

企業研究のポイント

企業研究を進める際は「この企業はお客様や地域の人々、世の中のためにどのような活動をしているのか?」をチェックしてみてください。自分たちのためだけではなく、他の人や世の中のために活動している企業は、きっと良い会社だと思います。

当社では
「一、私たちは、お米の可能性を追求し、豊かさと安心を届ける食創造企業です。
一、私たちは、自然と共生し、食と農の未来を創り、地域の活性化に貢献します。
一、私たちは、働く喜びを共有し、感謝とやりがいの実現で、幸せな人生を歩みます。」
という経営理念を大切にしています。一人ひとりの意見を尊重しながら、全員で同じ方向をめざし、業務やSDGsに取り組んでいるので、こういった部分も含め、魅力に感じてもらえると嬉しいです。

学生時代にどのような経験を積んだら良いのか悩んでいる方も多いと思いますが、私はアルバイトをするのが一番良いと思います!一足早く社会に出て、アルバイトとして働いた経験が、きっと社会生活を送る上で役立ちます。

SDGsが世の中に広まる前から、「これは当たり前にやっている」と思った内容がたくさんありました。きっと皆さんの生活の中でも決して特別なことではなく、当たり前になっていることがあると思います。ぜひ学生のうちから興味を持って取り組んでみてください。

(今野 祐輔/管理部 総務課)

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オフィス内のライトはLEDを使用し、営業車はハイブリッドカーにするなど、常日頃からいかに環境負担を減らしながら事業を継続できるのか考え、さまざまな工夫をしている。

マイナビ編集部から

1981年5月に、宮城県仙台市で「お米屋さん」として歩み始め、2025年で設立44年目を迎えた『タカラ米穀株式会社』。2021年の設立40周年を機に、これまでお世話になった地域に恩返しをするために、さまざまなSDGsの取り組みにさらに力を注いでいる。例えば、これまでにお米の生産者である農家の皆さんにお世話になってきたからこそ、事業を継続できるようにサポートして、一緒にSDGsの達成に向けて歩んでいるのも特長だ。

お米の卸売業者として、常時200をこえる圧倒的なアイテム数を誇るのも同社ならでは。代表取締役社長の星氏が「設立40年くらいの企業は、この業界では後発の方。だからこそ、他社様が取り組んでいない部分に挑戦しています」と話すように、他社との差別化をはかるためにもコストをかけて、宮城県のみならず、日本全国のお米を仕入れてアイテム数を確保し、それらを全国に届けているという。また、それを実現できるのも、宮城県加美町に県外向けに商品を出荷するための支店と工場を構えているから。そして、これまでに培った経験と、自社システムを組み合わせることで、できたてのお米を日本全国に出荷している。

日本の食の原点であるお米を通じて、生産者の思いを大切にしながら、農地を守り、生産者の後継者の育成にも力を注いでいきたいという同社。事業内容自体がSDGsに繋がる同社は、これからの時代になくてはならない企業の一社と言えるだろう。

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40年以上の歴史の中で培ったノウハウと、徹底した品質管理・流通システムを構築し、新鮮なお米を宮城県から日本全国まで、幅広い地域に届けている。

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