企業研究をする際は、まずは自分の好きなことや得意なことに重点を置き、そこから業界や業種を絞っていくと良いでしょう。ある程度、自分にマッチしそうな業界や企業が見つかったら、メリットだけを見るのではなく、あえてデメリットにも目を向けてみることが大切です。
例えば、海外取引のある企業は、英語力を活かせる点が魅力ですが、時差の影響がつきもの。夜勤の有無や、海外赴任・出張時の手当、住宅手当の有無なども確認ポイントです。また、有給休暇の取得率や職場の風土も調べておきたいところです。「完全週休2日制」も土日に限らない場合もあります。ただし「平日休みの方が何かと空いていてラッキー」と感じる人もいるなど、自分に合うかどうかで捉え方も変わってきます。これらの点は、企業イベントやOB・OG訪問など、先輩社員と話せる機会があれば、ぜひ直接質問してみることをおすすめします。
最後に、自己分析について。もちろん自分で考えることは大切ですが、主観だけに頼らず、友人や家族、アルバイト仲間など、第三者の視点を取り入れてみることも効果的です。多角的な視点から自分を見つめ直すことで、思いがけない強みや適性が見えてくることもあります。ぜひ有意義な企業研究期間にしてほしいです。