企業研究にあたっては、その会社が人を育てる企業風土があるかどうかに着目してみてください。その指標となるのが、ひとつは社員教育、もうひとつは社員が働きやすい社内制度をどれだけ設けて実践しているかだと思います。
また、会社の売上高を見る時は単にその数字だけを見るのではなく、社員数と売上高を照らしながら、社員1人あたりの売上高についても調べてみてください。1人あたりの売上高は、会社の効率や生産性、収益性を測る大きなバロメーターとなります。もちろん、この数値は業種によって異なるため一概に比較することはできません。ですが、同じソフトウェア業界であれば、1人あたりの売上高を比較することでその会社のことがより深くわかってくると思います。
ソフトウェア業界は、お客様の会社に出向いて業務を行う客先常駐(SES)の業態と、自社内開発案件のみで外部企業への派遣がない業態に分かれます。これによって、入社後の働き方が異なるため、この業界を志望される学生の皆さんは、その違いについても研究してみることをおすすめします。ぜひ、自分の働き方に合った会社を見つけてくださいね。(秦さん)