最終更新日:2025/6/1

フォーシーズ(株)

業種

  • その他金融
  • 不動産
  • 専門コンサルティング
  • ソフトウエア
  • 各種ビジネスサービス・BPO

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

我が社自慢の制度・社風

本音で話す場があり、提案が確実に共有されるから成長できる

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強い仲間意識と高いモチベーションを持てる理由

不動産インフラに関するサービスを提供するフォーシーズには、社員の成長意欲を高める独特の社内制度が複数あります。そのうち、フラットな企業風土を醸成している3つの制度を先輩社員たちが紹介します。


(写真左から)
■水谷真実さん/2012年入社
人事担当

■東原主祐さん/2011年入社
東京本社営業本部

■岡田勝さん/2015年入社
東京本社営業本部

現場からの提案や意見にスピーディに対応。全社員が参加する「ボトムアップミーティング」

岡田:会社組織では意思決定のスピードが鈍ったり、現場の意見が上に届きにくくなったりすることがありますが、フォーシーズではその心配はありません。なぜなら、役員を含む全社員が参加するオンラインミーティングを毎朝開いているからです。

東原:「ボトムアップミーティング」ですね。全拠点をつなぐテレビ会議だから、遠くのエリアのスタッフとも顔を見て話ができます。

岡田:ミーティングでは全社で共有すべき事項が発表された後、お客さまからいただいた意見や改善が必要な点について話し合います。1時間のほとんどが活発な意見交換に費やされ、いろいろな提案が出されるので、自分にはない視点や発想に触れることができますね。

水谷:特に新入社員時代は自分の仕事しか見えなくなりがちですが、ボトムアップミーティングを行っているので他の部署の動きを詳細に把握できます。そこから会社の全体像も理解できるようになるはず。フォーシーズほど社員が自社のことをよく理解している会社は、ほかにないのではと思うほどです(笑)。

岡田:新入社員の発言も歓迎です。新人は入社後、半年程度で研修を終え、独り立ちをするのですが、この時期にお客さまからいただいた意見を持ち帰ってくることも少なくありません。その内容によっては「ぜひボトムアップミーティングで共有しよう」と勧めています。そこで気後れする新人もいますが、一度発表すれば自信がつくようです。マネジメントをする私は、そのように背中を押したり、発言を補足したりしてフォローに努めています。

東原:若手社員と役員が話す機会なんて滅多にありませんからね。社長をはじめ役員も社員の提案を受けていろいろとアドバイスをくれるので、経営陣の考えを知ることができますし、物事が決定するプロセスをつぶさに見られるので勉強になります。

岡田:全社会議ですから、提案を採用するかどうかがその場でほぼ決まります。実行に移すのも迅速で、ときにはミーティングの数時間後に制度が変わることもありますね。提案は現場から出されたもので、採用に至る経緯も全員が理解しているので、運用もスムーズです。

水谷:まさに「ボトムアップ」ミーティングですね。

先輩のキャリア

カウンセリング職を経て、現在はマネジメント業務にも携わる岡田さん。「知識が身に付き、視野も広がったという手応えがあります」と語る。

仕事のこともプライベートのことも話せる「キャリアアップ面談」

東原:私からは「キャリアアップ面談」の紹介を。これは3カ月に1回のペースで行われる、上司との一対一の面談です。上司は業務の評価や仕事への姿勢について詳しいフィードバックを行い、部下も自由に提案を行います。名称のとおり、今後のキャリア形成についても話し合います。

水谷:面談を行う上司は基本的にエリアマネージャーです。フォーシーズのキャリアパスは、一般社員・リーダー・エリアマネージャーというステップになっており、一般社員の若手からするとエリアマネージャーは少し遠い存在かもしれません。普段から仕事上のやり取りはしますが、個人的なキャリア形成まで話す機会はなかなかないので、キャリアアップ面談という一対一の場があるのはいいですね。

岡田:一対一だと本音を話しやすいので、むしろ同期には言えないことも打ち明けられるかもしれません(笑)。私はこの面談で、自分が結婚式を挙げるべきか相談したことがあります。仕事はもちろんプライベートのことでも親身になって聞いてくれるので、私にとってキャリアアップ面談は「人として成長する場」ですね。

東原:私は若手社員の頃、キャリア形成について漠然とした不安を抱えた時期がありました。そんなときに上司から営業への転換を提案されたので驚きましたが、「そうか、そういう挑戦もあるのだな」と展望が開けた思いがしました。そこから仕事との向き合い方もがらりと変わりましたね。リーダーやエリアマネージャーへの昇格もキャリアアップ面談で上司から打診されたので、この面談はキャリア形成を「導いて」くれる場だと感じています。

岡田:3カ月に1回という頻度もちょうどいいですね。上司の提案などに即答できなくても、次の面談までじっくりと考えられますから。考え過ぎてしまうほどの期間でもありませんし、定期的に自分を見つめ直す節目にもなります。

水谷:ちょっとした業務の相談はいつでもできますが、全体的な仕事の進め方を見直したり、今後のキャリアについて話し合ったりするためのまとまった時間はなかなか取れませんからね。社会人になったばかりの新入社員の皆さんはさまざまな不安を抱えていると思いますので、キャリアアップ面談を十分に活用してほしいと思っています。

先輩のキャリア

支店の責任者としてカウンセリング部と営業部を統括する東原さん。どちらの仕事でも、お客さまの問題解決に貢献できたときにやりがいを感じるという。

旬のテーマについてざっくばらんに意見交換。仲間意識も強める「飲み会議」

水谷:ラストは「飲み会議」ですね。誤解されがちなのですが、これは飲食店で行う、いわゆる“飲みニケーション”ではありません。各拠点で月に1回、会議室などで開く正式な会議です(笑)。飲食物が持ち込まれ、お酒を飲みたい人は自由に飲めるので「飲み会議」と称しています。

岡田:もっとも、フォーシーズの社員はお酒を飲まない人が少し多めです。お酒が入っていなくても、高いテンションで参加してくれますが(笑)。デリバリーやコンビニで調達した飲食物がテーブルに並ぶと、それだけで打ち解けた雰囲気が漂います。飲む・飲まないにかかわらず、ざっくばらんに話ができるので、いつのまにか熱い議論が交わされることもよくあります。

水谷:単なるお酒の席と違うのは、テーマを決めて話し合うということです。テーマも自分たちで決めるのですが、東原さんの支店ではどんなテーマで話し合っていますか。

東原:先月のテーマは「業界のこんな知識を知りたい」というものでした。事前に調査したことの報告や情報共有も行いますので、担当者は知識が身に付きますね。印象的だったのは、カウンセリング職を経験したことのない営業スタッフに頼まれて、カウンセリング業務について説明したこと。営業に役立つ話なのでとても感謝されました。こんな形で自然に各部署の業務知識を共有しています。

水谷:私のヒアリングでは、先月の会議では来期に向けた予算の話が多かったようです。拠点長が「この部分に経費をかけようか」と提案すると、「この備品を購入してほしい」「この部分のコストはもっと抑えられそうだ」といった意見が出て、本当に「全員経営」が実践されていると頼もしく感じました。テーマは多岐にわたり、なかには軽いものもあります。「頭を柔らかくするクイズ」や「他人と打ち解けるには」といったテーマでは大いに盛り上がったそうです。

岡田:ダイバーシティ経営という社会的なテーマもありましたね。

水谷:ダイバーシティについては研修も行っており、これをさらに充実させる方針です。なお、飲み会議は勤務時間内にスタートし、盛り上がって長引いてもしっかり残業代がつきますので、安心して楽しんでください(笑)。

先輩のキャリア

営業職を経て、現在は人事と社内イベントの企画運営を担当している水谷さん。「やりがいは、社員の成長を見ることです」と話す。

企業研究のポイント

Webなどの情報だけでは、会社のリアルはなかなかわかりません。やはり実際に働く社員の話を聞いて、自分に合う会社かどうかを見極めることが重要です。フォーシーズでは要望により先輩社員を集めて座談会を開くこともありますので、みなさんも積極的に企業の現場の社員と接する機会を作ってみてください。(水谷さん)

長く働く上で大切なポイントとなるのは、会社の姿勢に共感し、納得できるかどうかです。企業研究では、必ず企業理念をチェックするようにしてください。私がフォーシーズに注目するようになったのも、企業理念に衝撃を受けたことがきっかけです。入社後も、会社の理念と歩みにズレがないので信頼をますます強めています。(東原さん)

私がそうでしたが、やりたい仕事が明確にならないまま企業研究を行おうとする方もいるかもしれません。そんななかで私が重視したのは、会社の「環境」と「働き方」です。フォーシーズの説明会では、明るく元気な社員たちが生み出す職場環境に好感を抱きました。また、現場の意見を吸い上げる仕組みがあるので働き方も年々進化しています。皆さんも「環境」と「働き方」をチェックしてみてください。(岡田さん)

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ボトムアップミーティングで毎日のように顔を見ているから、リアルで会っても会話が弾む。ミーティングはテレワークでも参加でき、議事録はすぐに共有される。

マイナビ編集部から

東原さんが「インパクト大だった」と語るフォーシーズの企業理念は、「“人が煩わしいと思う事、やりたくないと思う事”を率先して行う事により、人々に喜びを与え、世紀を越えた社会貢献企業であり続けます。」というもの。物件の貸主と入居企業の間の橋渡しをして、両者のWin-Winを図る同社の事業には、確かに「煩わしいこと」が多いかもしれないが、それを企業理念に打ち出すのはかなりオープンな感覚だ。そしてこの率直さや本音で語るセンスは、同社の企業風土にも反映されている。今回紹介した制度はどれも、役職や世代に関係なく意見を交わせるフラットな職場づくりを推進するものだ。全ての制度がずっと続いているのも、これが有益であることの証と言えるだろう。「明るく元気でポジティブな社員ばかり」と3名が口を揃える同社は、仲間とともに高いモチベーションで働きながら、自分らしいキャリアを築ける会社であると感じた。

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年賀状のデザインを競うコンテストやハロウィンなど、社内イベントが豊富。春の運動会では、スポーツが苦手な社員も楽しめるユニークな競技を盛り込んでいる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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