最終更新日:2025/7/8

初雁興業(株)

業種

  • 建設
  • 建築設計
  • 設備工事・設備設計

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

先輩100人100の就活

会社のリアルな姿を知り、本音で語り合う面接。施工管理という仕事の魅力を知る

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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若手の意志を尊重しながら、成長を支えてくれる先輩たちがいる

土木と建設工事の施工管理の分野から地域に貢献する事業を展開する初雁興業。若手社員たちは同社のどのようなところに惹かれて入社を決めたのか、その就職活動の実際と現在の仕事やモチベーションについて聞いた。

■岡部 友樹さん
土木部 サブリーダー
理工学部 都市環境デザイン学科卒業/2018年入社

■永島 智哉さん
土木部
経営学部 マネジメント総合学科卒業/2022年入社

■佐藤 翔太さん
建築部
技能工芸学部 建設学科卒業/2023年入社

社員一人ひとりのより良い未来と成長について、一緒に考えてくれる会社だと思いました

私が建設の分野に興味を持ったのは、土木工事の現場監督をしていた父の影響です。子どものころから「この道路はお父さんが造ったんだ」と話を聞く機会が多く、時には仕事の現場に連れて行ってもらうこともあり、かっこいい仕事だと思っていました。
大学では知識を学ぶことと平行して測量などの技術に触れ、自分は体を動かす仕事のほうが向いていると気づき、就職活動では施工管理に関わる企業を中心に進めていくことに。
初雁興業との出合いは大学で行われた企業説明会。たまたま説明を聞いてみると、大学の近くに本社があると聞き親近感がわきました。仕事の内容も自分の理想とするものだったことに加え、社長の「君を雇うということは、君の家族への責任も持つということ」という言葉に感銘をうけたことが入社の決め手です。自分のことはもちろん、その背景まで考えてくれて、信頼ができる会社だと思いました。

現場監督という仕事は、土木工事の現場のリーダーだと認識していたので、面接ではリーダーシップがあることを伝えたいと考えました。学生時代にサークルでメンバーをまとめていた経験、人前で意見を言うことに抵抗がないことなどをアピール。緊張はしていましたが、言いたいことはしっかり言葉にできたのではないでしょうか。
面接は一度だけでしたが4年生の4月には内々定が出たので、残り1年間の学生生活を存分に満喫できたと思います。

入社後は土木部に配属となり、当社で扱うさまざまな建設物の現場に携わることができました。道路、河川、水道、構造物など幅広く経験。それぞれの現場の特徴などを先輩から学び、着実に対応力を磨きながら成長し続けてきました。
現在では後輩を指導する立場になり、自分が新人時代に先輩から教わったこと、技術を伝えることを大切にしています。当時は先輩から指示されたことに対して不満があったことも事実です。しかし自分が後輩に仕事を教えるようになり、「あのときの厳しい指導は必要なことだったんだ」と振り返っています。
もちろん後輩たちが仕事を大変だと感じていることもわかっています。彼らがいつか私や先輩たちの想いを理解してくれたらいいですね。
後輩たちから慕われる先輩になることが私の目標。若手の意見をしっかり聞きながら、彼らの成長を導いていくためのリーダーシップや指導力を磨きつつ、現場監督としての日々の仕事と向き合っています。
【岡部友樹さん】

初雁興業の魅力

「たくさんの人、時間、モノが関わってひとつの建築物がつくられていく。完成までの道のりは多様ですが、現場がスムーズに進行していく達成感は最高ですよ」(岡部さん)

建設に関する知識はゼロ。そんな自分を受け入れ、一人前の現場監督へと育ててくれます

商業高校に通っていたので、将来は経理や会計、経営に携わる分野で働くのだろうと漠然と考えていました。大学では簿記の資格も取得し、小売業界のインターンシップにも参加。そこで仕事の現場を体験し、ふと「これは自分がやりたい仕事なのだろうか」と立ち止まったんです。
自己分析を重ねた結果、手や体を動かし、技術職としてキャリアを積みたいのだということに気づき、文系学部出身でも挑戦できる技術職について調べることが、私の本格的な就職活動のスタートになりました。

そこで目についたのが、工事の現場監督の仕事。興味はわいたものの実際にどんな仕事なのかわからなかったので、まずは仕事の現場を自分の目で確かめるために、偶然知った初雁興業のインターンシップに参加しました。そこで設計図や施工図などを見せてもらったものの、描いてある内容は理解できませんでした。しかし、自分が普段目にしている道路や橋が、このようなプロの技術が積み重なって完成しているんだと感じ、この仕事に挑戦してみたいと思えたのです。
未知の分野への不安もありましたが、インターンシップで接した先輩社員の人柄に触れ、こんな人たちに仕事を教えてもらえるのならやっていける、ここで働きたいと思いました。

知識ゼロからでも受け入れる体制が整っているという初雁興業。そのためエントリーシートや面接では、背伸びせずありのままの自分を伝えることを意識しました。仕事についていけるか不安に思っていることも正直に話したところ、面接をしてくれた管理職のみなさんが「やる気があれば育てていく!」と言ってくれたため、リラックスして受け答えができたと思います。スキルや知識より、考えかたや人間性を見る面接でしたね。

入社当初は右も左もわからず、仕事に戸惑う毎日でした。しかし年齢が近い先輩たちが、業務に使う道具の名前から一つひとつ教えてくれ、そんな先輩たちと一緒に現場に入りながら体験を通じて仕事を学ぶことができたと思います。
これまで3つの現場を経験し、測量の技術、図面の読みかた、職人さんたちとの関わりかたなども身につき、自分自身の成長に手応えを感じています。
構造物が自分たちの指示で形になっていく、その成果が目に見えることがこの仕事の面白さ。一級土木施工管理技士の資格を取得し、もっと大きな現場に関われるようになることが今の目標です。
【永島智哉さん】

初雁興業の魅力

「土木部の先輩たちは、気負わずにどんなことでも相談できる頼もしい存在。仕事のことはもちろん、プライベートや趣味の話で盛り上がることもあります」(永島さん)

初雁興業が携わった建物を見て、建築を通じて地域に貢献できる仕事があると知りました

家具職人としての技術を身につけたいと思って選んだ大学。実習ではものづくりについて幅広く学び、建物を造るという経験もすることができました。大学での学びを活かし家具や建築分野での職人としての就職も考えたのですが、一度広く世界を見てみようと思い就職活動ではIT分野などへのチャレンジをしたこともありましたね。さまざまな仕事、働きかたを見ていく中、私は技術を追求する職人ではなく、もう少し違う形で建物と関わりたいと考えるようになり、施工管理という仕事が自分に適していると思い至ったのです。
施工管理の会社と言っても、それぞれ規模や役割は異なります。自分の目指す働きかたは、建物ができる最初から最後までトータルで関われるような役割。これが実現できるのは中小規模の施工会社だと思い、理想に叶う環境を求めて企業研究を進めていきました。

そんなとき、自分がよく利用する川越駅のリニューアルがあり、その施工に携わっていたのが初雁興業だと知ったのです。駅がきれいになっただけでなく、利便性が向上した駅のリニューアル。施工管理という仕事から地域に貢献することができると思い、このようなアプローチができる会社に入りたいと思いました。
説明会で話を聞いた先輩社員は話しやすい方ばかりで、会社のいいところだけでなく、課題になっているところも隠さず伝えてくれました。こうして本音で語り合える人たちとなら、安心して仕事に向き合えるだろうと面接を受けることにしたのです。
面接では一つのアルバイトを7年間継続していたことなどを中心に話し、自分で決めたことを最後まで続ける力があることを伝えましたね。

説明会や面接で会社の本当の姿を聞いていたので、入社後もギャップを感じることなく仕事を続けてこられています。私の成長を考えて役割を与えてくれる、この働きかたも思っていた通りでしたね。
入社後は希望していた建築部に所属し、県営住宅建設の現場に携わっています。現場を管理するだけでなく、施工を担う職人さんと一緒に手を動かす機会もあり、学生時代に学んだことが活かせているという手応えもあります。
今は先輩の指導のもとで業務を進めていますが、いずれは自分で担当する現場を持てるだけの信頼を得られるよう、知識と技術を磨く毎日です。
【佐藤翔太さん】

初雁興業の魅力

「成長するチャンスが多い環境だと思います。段階的にいろいろな仕事を任せてくれる上司のもと、自分が少しずつレベルアップしているという手応えがあります」(佐藤さん)

企業研究のポイント

建設業界は休みが少ないイメージを持つ人が多いかもしれません。工期があるので仕事が忙しくなる時期があることは事実ですが、みんなで調整しながら無理なく働ける環境が定着しつつあると感じます。
どんな企業、業種、職種を目指すにしても、そこで働く社員の人たちと会話をする時間を持つようにしてください。仕事の実際を聞くことは、一歩進んだ企業研究になります。気になることは直接聞いてみましょう。
【岡部さん】

就職活動をはじめるまでは、自分が建設業界に進むなんて考えたこともありませんでした。しかし視野を広げてみると、今までの自分の想像を超えたところに興味のある業種や職種に出会えるかもしれません。
どんな仕事でも自分が興味を持てなければ続けていけないはず。まずは好奇心に従って、アクションを起こしてみることが大切です。それには早めに行動して、知る機会を多く持つことを意識することがおすすめです。
【永島さん】

自分が何をしたいか、何を大事にしているかを明確にした上で企業研究を始めるようにしましょう。自分に合う企業を判断する基準になる条件を、一つか二つ持っておくこともおすすめです。条件が多いと選べなくなるので、譲れないテーマを絞ることが重要だと思います。
建設業界での仕事は、体力的に厳しい場面にも遭遇するでしょう。実際の仕事について、本音で語ってくれる会社の声を聞いてください。
【佐藤さん】

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建設に関する知識や技術がなくても、先輩たちからの指導で一人前を目指せる施工管理の仕事。「大切なのはやる気。前向きに仕事に取り組めば、成長できるはず」と先輩たち。

マイナビ編集部から

1897年に埼玉県川越市で創業した初雁興業。土木工事と建築工事の両方の事業に強みを持ち、安定した成長を続けている。施工の分野だけでなく、生態系への影響を最小限に抑えながら池や河川の底に蓄積した泥を取り除く「生態系保全型底泥資源化システム」の開発や、雑草の生えにくい土壌を作り出す「グリーンコントロールエコシステム」の開発など、環境事業にも積極的に取り組んでいることも、地域に根付いた企業としての同社の特徴である。

土木や建築の施工管理を事業の核とする同社は、社員を一人前の技術者として育てることを会社の重要なミッションとしている。そのため今回取材に登場した永島さんのように、異分野から入社した社員であっても、一人ひとりの知識や技術、モチベーションに合わせて丁寧に育てていく社風があるという。現場での業務を通じてOJTで新入社員を指導し、努力をする後輩に対してはとことん向き合う面倒見のいい先輩たちがそろっている。

取材した社員たちは「社員思いの会社」だと口を揃える。社長と社員の距離も近くフランクな人間関係がある。社員の個性を尊重し、プライベートと仕事が両立できるよう働きやすい環境づくりも積極的に行っている。今回は男性社員の取材だったが、女性の施工管理職も活躍しているそうだ。
土木や建築工事から地域に貢献したいという気持ちを活かし、自分らしいキャリアを構築したい人が活躍できる環境だ。

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技術を磨く研修だけでなく、人間性を育てる研修も用意。キャリアや階層に合わせてそのときどきで必要な力を身につけながら、段階的に成長していける制度を整えている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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