最終更新日:2025/12/2

(株)大八木建設

業種

  • 建設
  • 住宅
  • 住宅(リフォーム)
  • 不動産

基本情報

本社
長野県

取材情報

経営者の視点

100年企業に向け今後数年を「育成期間」に設定。会社の未来を築く人材を育てたい。

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トップが語る、会社の実力、今後の展望。

代表取締役社長 下條 勇さん

長野県大町市を拠点に、公共工事から民間工事まで幅広い建築案件を手掛ける(株)大八木建設。少数精鋭のコンパクトな組織ならではの風通しの良さ、堅実な経営による安定基盤、文化財の修復保存分野での高い技術力などを強みに、60年にわたり地域に根ざし成長してきた。それに加え、働く環境や大町市の魅力「100年企業」を目指す上での今後のビジョンなどを、経営トップが本音で語ってくれました。

メインは建築案件。なかでも文化財の修復や古民家再生を強みとし、独自の立ち位置を築いていく。

当社は1966年創業、長野県大町市に本社を置き、公共工事はもちろん、民間の商工業施設、医療福祉施設などの大型物件に携わってきました。加えて、個人住宅の新築・リフォーム、また神社仏閣の保存修理工事など幅広い案件に携わり、地域に根付き成長を続けてきました。

当社の大きな特色は3つあり、1つ目は建築案件がメインであること。公共入札による土木工事よりも、民間企業や個人のお客様からの受注案件が圧倒的に多いです。設計から施工まで一貫して手掛け、その技術力とマネジメント力への信頼はリピート率の高さが証明しています。“会社と会社の付き合い”ではなく、担当者一人ひとりに対するお客様の信用が信頼となり次の仕事を生み、60年にわたる事業継続につながっているのだと思います。

2つ目は、文化継承に携わる案件を得意とすること。当社が施工管理を担当し、社寺建築専門の大工や茅葺職人など専門職の方々と連携し、神社仏閣、地域の文化財など数々の保存修理工事に携わってきました。地域の重要文化財の保存修理を手掛ける実績も多く、このエリアで「文化財といえば大八木」というイメージが根付いていると思います。

また、近年増えているのが古民家再生。最近では塩尻市の築138年の木棟造りの古民家を解体・移築し、安曇野市の店舗としてリノベーションする案件を手掛けました。自分たちの技術で建物を生き返らせる取り組みは、非常に楽しいものです。長野県には古い民家や蔵がたくさん残っており、それらを改修して店舗や別荘として再生しています。移住してくる方も増えているので、今後も需要は増えていくと思います。街づくりや地域再生に興味がある人にも活躍の場が広がるかもしれません。

3つ目は、創業当初から手掛けている新築住宅事業です。2023年に新築住宅ブランド「KOMODO DESIGN」として再出発、スタッフを揃え地域の皆様に心地よい快適な住まいを提供しています。

当社の強みは少数精鋭であること。現在、私たち役員も含めて22名というコンパクトな組織です。そのため、基本的にはひとつのプロジェクトを一人の担当者がマネジメントします。覚えることはたくさんありますが、若いうちから幅広い経験をして早く成長できる環境だと思います。また、良い意味で家族的な環境なので、誰かが困っていれば周囲が必ず助ける社風が当たり前に根付いています。

これが”大八木イズム”

ビルや商業施設の大規模案件から住宅、文化財や古民家再生まで、幅広い案件を手掛けながら、地域での信頼を獲得してきました。

オールラウンドな力を身に付けた上で得意分野を見つけ、専門性を磨いていける環境。

今、どの業界においても大きな課題となっているのが、人材獲得です。当然、建設業界も同様。ベテラン技術者が多く在籍する当社も世代交代の時期を迎えているため、これから数年間を若い人材の育成期間に設定しました。創業以来、堅実経営を続けてきたので、十分な人材投資も可能。新卒社員を積極的に採用し、将来の幹部候補として育てていく予定です。創業家にこだわらず、社員の中から経営トップにふさわしい人材を選び、事業を継承していくのが当社のスタイル。現在社長を務める私も、一社員として経験を積みながらキャリアアップしてきました。これから入社する若い皆さんにも、幹部候補として多くを学びながら成長し、当社のイズムを引き継いでもらいたいと考えています。

公共工事、ビルや商業施設、住宅、神社仏閣や古民家など、幅広い案件に携わりながら、オールラウンドなスキルを身に付けられるのが当社の特徴。特に若手のうちは、できるだけ多様な現場を経験してもらい、総合力を養えるよう導きます。新入社員は、若手の育成に長けた指導役の先輩のもと、OJTで仕事を覚えていきます。経験を積んでいくなかで得意分野を見つけ、専門性を磨いていけば、それを発揮できる案件を担当するチャンスも増えるはずです。本人の興味や適性、日頃の努力などをよく見極めた上で、成長につながる挑戦の機会を与えることができるのも、少数精鋭の当社ならではだと考えています。

社員のスキルアップを促すための取り組みも行っています。まずは資格取得サポート。最終的に、一級建築士、1級施工管理技士を取得できるよう、取得までの道筋を早い時期から提示したり、講習費用のバックアップも行っています。もちろん、合格後は資格手当も支給します。宅地建物取引士やインテリアコーディネーター、カラーコーディネーターなど、関連資格の取得も推奨しています。

また、建築業界の進化に対応できるよう、学びのアップデートの機会も充実。社外から講師を招き新技術や新建材に関する勉強会、フィールドワーク研修も開催しています。最近では、埼玉県の古い町並みを見学し、古民家再生、町並み保存について検証しました。こうした機会を生かし、視野を広げながら、自身の可能性を広げてほしいと思います。

これが”大八木イズム”

少数精鋭のコンパクトな組織だからこそ、若いうちから幅広い経験ができ、成長スピードも早いのが特徴。社員一人ひとりの適性や頑張りを、社長がしっかり見ています。

自然を身近に感じながら、仕事も暮らしも満喫。将来的な生活基盤を築く上でもおすすめしたい環境。

近年、働く環境整備にも力を入れて取り組んでいます。タブレットを活用した現場管理の業務効率化、定時退社体制など、新たな取り組みを次々に実践し、働き方改革を進めてきました。特に会議の変革は、働く環境改善に大きな効果を生んだと思います。早朝に行っていた朝礼を10時15分から、夕方の現場管理者会議を14時からに変更し、ミーティングも勤務時間内に納められるようになりました。さらにウェブ会議を導入したことで全員が参加しやすくなり、意見も活発に発信し合えるようになったと思います。タブレットの導入も社員の提案から実現しましたし、本社オフィスのOAフロア化も社員の発案がきっかけです。社員の意見やアイデアを積極的に取り入れ、スピーディに改革につなげていくのも当社らしさ。これから入社する皆さんにも、若い世代ならではの視点で会社や働く環境を見つめ、新たな気づきを発信してもらえたらと期待しています。

長野県北西部に位置する大町市は、西側一帯に3,000m級の北アルプスがそびえる町で、山々の壮大な景色とともに、四季の移ろいを感じられる自然豊かな環境です。リゾート地である安曇野や白馬ともほど近く、観光やアクティビティなども楽しめます。当社の社員のなかには、ウインタースポーツを楽しむために関西から移住してきた人もいます。趣味を満喫しながら仕事にも全力投球し、この土地での生活を楽しんでいるようです。大町市は子育てサポート施設や支援制度も充実しているため、自然を身近に感じながら、ゆとりある子育てもできるのではないでしょうか。将来を見据えて生活基盤を築いていく上でも、若い人たちにおすすめしたい環境です。土地柄のメリットを最大限に生かし、ワークライフバランスを保ちながら楽しんで仕事ができると思います。

2026年に創業60周年を迎える当社。今後、目指すのは100年企業です。先代から受け継いだ「誠実・勤勉・礼節」という社是を実直に守りながら、時代の流れを読んだ事業展開や業務改善に取り組み、次のステップへと進みます。その歩みをリードしていってくれる若い人材の活躍に、大いに期待しています。

これが”大八木イズム”

目指すのは100年企業。これから数年間を「人材育成期」と定め、幹部候補となる新卒社員を積極的に採用し、これからの会社をリードしていく人材へと育てます。

企業研究のポイント

企業を見極めるにあたり、離職率や平均勤続年数は基準のひとつになると思います。退職者が少なく、長く勤務している人が多いということは、それだけ居心地がよく、キャリアアップできる体制も整っている環境だという証明です。当社の場合、少数精鋭で、良い意味で家庭的な会社。年次やキャリアに関係なく、皆が横並びで対等に付き合える職場です。また、コンパクトな組織だからこそ若いうちから幅広い経験を積む機会が多く、先輩の目も行き届くため、成長も早いと思います。

また、現場で働く若い社員に話を聞くことも有効です。会社見学やインターンシップなどに参加し、職場を実際に見て社員とふれ合うと、その企業の雰囲気がつかめると思います。例えば当社では、現場見学や過去に手掛けた物件見学なども開催し、具体的な仕事内容を詳しく紹介しています。ぜひ、さまざまな企業を見て自発的に参加し、現場の社員にいろいろなことを質問してください。仕事、キャリアステップ、働く環境など、実際に働く人の本音を聞くことで、将来の自分がイメージしやすいと思います。

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幅広い現場を経験しながらオールラウンドな力を身に付けられる環境。キャリアを積みながら得意分野を見つけ、専門性を磨いていける。

マイナビ編集部から

2026年に創立60周年を迎える(株)大八木建設。長野県大町市にある本社のほか、安曇野営業所など3つの営業所を展開し、公共工事、民間の商工業施設や医療福祉施設から住宅の新築・リフォーム、寺社仏閣の保存修理工事や古民家再生まで、幅広い案件を手掛けている。

特に文化財の修復や古民家再生を得意とし、職人たちと連携して寺社仏閣の修復、古民家の再生・移築などを手掛け、地域の建設会社として突出した存在感を示している。古民家や土蔵を店舗にリノベーションし、開業・移住する若い世代も多いという長野県。時代のトレンドやニーズにいち早く対応できるのも、蓄積してきた経験と技術があってのことだろう。古い建築物や空き家が多い地域の特性に着目し、住宅の買取再販事業を計画・新築住宅ブランド「KOMODO DESIGN」の提供などの事業展開も、さらなる躍進につながりそうだ。

今回、下條社長のインタビューでは、同社の基本姿勢から強み、今後のビジョンまで、広範囲にわたる話をうかがうことができた。なかでも響いたことが、100年企業を目指す上でのビジョンだ。今後数年を「人材の育成期」と位置付け、若い世代を大切に育てていこうという決意と温かな視点が印象に残った。また、自然豊かな環境も同社の大きな魅力のひとつ。地域に根ざしてのびやかに暮らしながら、キャリアを築いていけるのではないかと感じた。

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地場の建設企業としては珍しく、建築をメインに地域で信頼を獲得してきた。今後は採用・育成に力を入れ、100年企業に向けた新体制づくりも強化していく。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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