最終更新日:2025/6/6

社会福祉法人愛美会・医療法人健康会[グループ募集]

業種

  • 福祉サービス
  • 医療機関

基本情報

本社
愛媛県

取材情報

DXが変える、私たちの仕事

ICT技術の導入により、業務効率と負荷軽減を叶えられる環境が魅力!

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グループのシナジー効果でシームレスな福祉環境を提供

石川記念会、社会福祉法人 愛美会、医療法人 健康会からなり、四国中央市の医療・福祉を担う石川ヘルスケアグループ。全国から注目を集めるDX関連の取り組みを導入する介護の現場をレポートします。

◇田邊 懐さん(写真左)
医療法人健康会 介護福祉士
2021年入職

◇藤原 日南子さん(写真右)
社会福祉法人愛美会 生活相談員
2013年入職

経済学部から福祉の世界へ。ICT環境により日々の業務も安心して取り組めています

▽祖父母の介護をきっかけに福祉業界へ
大阪の大学に進学しましたが、地元・愛媛で就職したいと考え、Uターンを希望。経済学部を卒業した私が介護の道に進もうと思ったきっかけは、在学中に祖父母が要介護となったことです。人から必要とされる、誰かの役に立つ仕事がしたいと思うようになりました。祖父母がお世話になっていたのも当法人で、職員間はもちろん、利用者さんともアットホームな関係性を構築できると感じ、興味を持ちました。家族の質問に丁寧に対応してもらえる様子から、働くにあたって分からないことがあっても気軽に聞いたり、教えてもらえたりする雰囲気があると感じました。

▽眠りスキャンやSNSの活用で情報共有がスムーズに
利用者さんの日常のケアが私の主な仕事で、食事や入浴、排泄の介助など、日常生活全般の支援をしています。その中でも当法人では最新のICT技術を積極的に導入し、介護サービスの質の向上や効率化を実現しています。PCや、職員一人につき一台支給されているスマートフォンで利用者さんの状態が分かるようになっているほか、眠りスキャンシステムでは、夜中に利用者さんが起きると知らせてくれるため、職員が駆けつけることで転倒や転落のリスクを防ぐことができています。以前は、見回りのために職員が部屋に入ることで利用者さんを起こしてしまうこともあったため、双方に良い環境だと感じています。

▽互いに応援し合える安心感が大きい
気づいたことをSNSで伝達し合うことで、返信をもらえ、アセスメントにつながることも。最近も心不全がある利用者さんの脚のむくみに気づいた職員の声から、看護師や栄養士の介入を行い、入院することなく施設で過ごすことができるように取り計らうことができました。SNSで情報共有しやすいので、利用者さんに対しても統一したケアができるなど、メリットが大きいと思いますし、その場で電子カルテを見れば、最終的に決まったケアや対応を確認できるため、伝達漏れもありません。さらに、インカムを使用することにより、今の状況を伝えて応援をお願いするなど、人員が必要な場所にすぐ駆けつけることができる安心感も大きいですね。職員間での情報共有を徹底し、スムーズな介護につなげることができる環境が整っています。
【田邊さん】

介護現場で働く先輩の声

「利用者さんは祖父母のような世代の方ばかり。私たちのことを孫のように可愛がっていただけるため、笑顔を大切に楽しく仕事をしています」と田邊さん。

オンラインミーティングや動画を活用し、“百聞は一見に如かず”を実践しています

▽幅広い福祉サービスを展開している点が魅力!
地元・愛媛で就職しようと考える中、大きな病院が母体としてあり、特別養護老人ホームやデイサービスなど、さまざまな事業を手掛ける当法人なら、幅広く学ぶことができると感じました。入職後約5年間は、介護職員として特別養護老人ホームに配属。その後、生活相談員として勤める期間に二度の産休育休を取得しました。現在は、介護老人保健施設へ異動し、特養と老健の違いを学びながら業務を進めています。施設の種類が違うと分からないこともたくさんありますが、ご家族の方の不安や気持ちの変化などに気づき、相談員としてのスキルを発揮できるよう努めています。

▽スマートフォンやスマートグラスで効率化を実現
現在は、主にショートステイや施設への入所を希望される方の対応を行っています。どのようなことで困っているのか面談をするほか、入所を希望する方の体調確認で病院を訪ねることも。また、現在入所している利用者さんが在宅復帰したいとなれば、実際にご自宅を訪問させていただき、ご自宅での生活が可能かどうか検討。必要なリハビリを行うなど、各職種と調整しています。業務効率の良さを感じるのは、職員一人ひとりにスマートフォンが支給され、HITO病院とのミーティングも円滑にできること。例えば、自宅に戻りたいけれど食事の飲み込みが難しい利用者さんには、自宅でどんな食事が食べられるようになると在宅復帰できるかを病院の専門職員と確認する必要があります。その際、介護施設の職員がスマートグラスを装着し、食事の様子をHITO病院にいる医療十字スタッフに映像で確認してもらうようにしています。

▽退院前の面談もビデオ通話で対応し、多職種で連携
入職当時はカルテもボールペンで記入していましたが、今ではスマートフォンから入力できるなど、DXの導入により大きく業務が変わりました。HITO病院でしていたリハビリと同じ内容を施設でも安全に継続できるよう、病院でのリハビリ風景の動画を送ってもらい、施設内の職員で共有するほか、病院を退院する前に行う体調確認もビデオ通話をつなぎ、効率化を図ることができています。現場の職員の連携がスムーズになったことにより、ご家族や利用者さん本人にも安心していただいています。
【藤原さん】

介護現場で働く先輩の声

「グループの保育園があることも大きいですね。子どもが病気になっても優先してもらえるなど、子育て世代への理解がある職場環境に助けられています」と藤原さん。

ICTの導入や整備された社内制度で、ワークライフバランスも充実

ICT機器を使用してすぐに電子カルテへの入力ができ、残業はほぼゼロ。平日の休みもあるので、人が少ないときに人気スポットを楽しむこともできます。また、土日でも希望休や有休を利用し、家族旅行を楽しむなど、リフレッシュできていますね。経済学部出身で未経験からスタートしましたが、3年勤続すると介護福祉士の受験資格が与えられます。法人内の勉強会やeラーニングを隙間時間に活用できる環境が整っている点も当法人の魅力だと思います。

今後の目標は、利用者さんはもちろん、ご家族からも信頼いただける介護職員になることです。ラダー制度があることで目標が明確になり、しっかり評価をしてもらえる職場だからこそ責任感を持ち、前に進むこともできています。身近に目標としている介護福祉士の先輩がおり、さっきまで険しい表情をしていた利用者さんも、気がついたら笑顔になっているなど、温かいケアができる先輩のような支援ができるようになりたいです。
【田邊さん】

入職時から働いていた特別養護老人ホームは施設が利用者さんの生活の場であり、多くの方が看取りまで過ごされていましたが、老人保健施設では在宅復帰を前提にしながら、ご家族との面談を重ねています。利用者さんの周辺環境を整えることも大切となるため、“家に帰れるように”といった新しい視点を養いながら日々を過ごしています。職員同士で意見交換する場も多くあるので、その中で学びながら徐々に慣れることができています。自宅に帰りたい利用者さんと環境や状況から叶えることが難しいご家族、両方の希望を叶えることができるようにどのようなサポートができるかを考えることが難しい点ではありますが、利用者さんもご家族も不安だらけだと思うので「藤原さんに相談したら大丈夫、安心できる」と思っていただけるような存在になれたらと思っています。

一方、子育て世代にとっては、グループ内に保育施設があり、時短勤務で働く間も保育園に入れることができ、働き続けられる環境が魅力だと思います。周囲のスタッフにも同世代が多く、理解も得られますし、順番に休みを取りやすいなど、働きやすさを感じています。慰問などで自分の職場に子どもが遊びに来てくれるところも嬉しいですね。
【藤原さん】

介護現場で働く先輩の声

手元のスマートフォン一つでどこにいてもコミュニケーションを図ることができるため、普段からスムーズな連携を実現できていると語る先輩たち。

企業研究のポイント

企業研究では、教育体制に注目することが大切だと思います。当法人では、3つの法人グループが持つ特性はありますが、グループの垣根を越えて学ぶ機会もあるため、幅広く経験を積むことができます。配属先のOJT研修でも、半年から1年間は先輩が横について丁寧に指導。社外研修に参加したり、ラーニングを受けたり、勉強できるチャンスも豊富にあります。その後もジョブローテーションがあり、本人の希望や適性、ライフステージなどに応じて勤務できるなど、幅広い活躍フィールドから自分に最適な場所をめざすことも可能です。

さらに、当法人の特徴の一つにキャリアラダー制度があります。レベルに応じて待遇を高められるなど、頑張りが評価されることで着実にキャリアを積むことができる制度では、ライフステージの変化に合わせながら、自分のペースで進むことができると評判です。

また、インターンや職業体験などに参加し、実際に働く現場を見学・体験することも大切です。当法人では、介護福祉士、ケアマネージャーなど、それぞれの資格をめざす人に国家資格対策講座をはじめ、必要なバックアップ体制を整えています。未経験だからと研究対象から除くのではなく、福祉業界に興味があれば、学部学科関係なくまずは企業研究を進めてみてください。

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「もともと福祉や介護を志していなかったスタッフでも入職して仕事が好きになり、専門性を高めたいと国家資格に挑戦しています」(渡邉さん/写真左、川端さん/写真右)

マイナビ編集部から

2024年に生まれた『いきるを楽しむ』というパーパスは、グループの職員同士で意見やアイデアを交わしながら辿り着いたものだ。「利用者さんにいきいきと過ごしてほしい」「施設で過ごす中でも利用者さんのいきがいを大切にしたい」「職員自身も“いきるを楽しむ”を実践したい」――そんな想いを詰め込んだ『いきるを楽しむ』をポスターにして掲示したところ、利用者をはじめ、ご家族からも嬉しい反響があったそう。

グループ創業50年という同グループがめざすのは、地域に根ざし、地域の人々が笑顔になれる福祉サービスを届けること。特筆すべきは、パーパスや理念を実現するため、積極的にICT整備を進めている点だろう。介護サービスの質の向上と効率化を図るため、スマートフォンを活用した情報共有システムを導入。利用者の状態や介護記録を共有し、その場で入力できるほか、インカムの使用でハンズフリーの連絡が可能だ。また、非接触型センサー眠りスキャンの導入により睡眠状態を自動監視することで、夜間の見回り頻度の最適化を実現するなど、ICT技術の整備が大幅に進んでいる現場を拝見し、大変驚いた。ICT機器の導入前を知る藤原さんは「ICTツールが導入されて、格段に業務効率が上がりました」と語ってくれた。病院と施設間の連携を含め、シームレスな医療・介護サービスを提供するグループの強さを感じることができた取材となった。

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グループ間での人事交流も積極的に行われており、幅広い選択肢の中から将来のキャリアを描ける点も魅力。自分のペースで自分らしい成長を楽しめる職場に違いない。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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