(株)ジェピコ

私は現在、防衛宇宙事業本部 スペース＆コミュニケーショングループの一員として「国内の宇宙関連のお客様窓口」と「海外仕入先窓口」を担当しています。宇宙関連の製品としては、電源・電源まわりの部品・衛星用のソーラーパネルなどが挙げられ、アメリカ・ドイツ・フランスなどの海外製品を取り扱っています。
国内のお客様窓口は、プロジェクトにどんな部品が必要なのかをヒアリングし、ご要望に合った部品の提案と実際の取引のやりとりを行っています。海外仕入先窓口は、国内のお客様の要望をもとに海外仕入先（メーカー）にコンタクトし、英語を使って納期・価格・購入・輸出等の調整を行っています。
双方の状況を俯瞰的に把握し、柔軟に調整を図りながらお客様にとってより良い提案をすることが大切です。

国内お客様からある製品の提案を依頼されましたが、その製品は即納可能な在庫がないことがわかりました。短納期を希望されていた中で、長納期の妥協案を進めるのは心苦しいと思った私は、類似品を探すことにしました。
私は製品に記されている型番を調べながら、その製品の仕様を理解するところからスタート。これは類似品なのでは？という製品を社内に相談したところ、お客様が希望する製品よりも品質は若干劣るものの、性能はほぼお客様の用途にミートすることがわかりました。結果的にお客様にとってより良い提案となり、「大変助かります！」と感謝の言葉をいただきました。
お客様の要望に対する＋αの提案が評価された際には、自分の介在価値を実感し、大変うれしく思いました。

大学で4年間英語を学び、オーストラリアへの留学経験もある私は、英語を読む・書く・聞く・話すスキルが活かせる仕事を求めて就職活動をスタートしました。
海外メーカーと国内の顧客層をつなぐ商社であるジェピコであれば、海外とのメールのやりとりやWeb会議、海外出張など、自分が希望していた仕事ができると思いました。
また英語を使う仕事ができる会社が他にいくつもある中、ジェピコは社員の方々の明るくてやわらかい雰囲気が際だっていました。座談会や面接などで社員同士が会話をする光景を見ても、年が離れている人同士でも和気あいあいとコミュニケーションをとっていたのです。自分にあった雰囲気の中、やりたいことが実現できると思えたのが入社の決め手でした。

主体的な姿勢で就職活動に向き合い、消去法の会社選定にならないことが大切だと思います。私も自分が求めるものを明確化した上で会社を比較検討し、ジェピコという理想の会社に入社することができました。
また私は英語を使う仕事が軸にありましたが、入社後はデジタルマーケティングという想定外の業務に面白さを感じています。そういった意味では、視野を狭くしすぎず、可能性を広げたまま就職活動をすることも大切ではないでしょうか。