最終更新日:2026/1/29

(株)松尾工務店

業種

  • 建設
  • 建築設計
  • 不動産
  • 住宅(リフォーム)

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

記事で読む社会科見学

地域に根付いたゼネコンとして、街に暮らす人たちに愛される建物を造り続けていく

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先輩のサポートと職人とのコミュニケーションの中で着実に成長

山口 冬真さん
建築部/2023年入社
建築環境学部 建築環境学科卒業

「永遠の品質保証」をスローガンとして、神奈川県内を中心にさまざまな建築物の施工に携わってきた松尾工務店。人々の暮らしに欠かせない公共施設や官公庁舎、医療や福祉施設、そしてデザイン性の高い大規模マンションまで、多様な分野の建物を造り続けている。110年もの歴史を誇る同社に入社し、新人施工管理者として奮闘する社員の働き方と成長ぶりから、同社の仕事がどう社会に役立っているのかを紐解いてみた。

建築の分野から地元に貢献したい。施工管理の知識ゼロから、しっかり学べる制度のもとで夢をかなえていく

家具や建物が好きで、さまざまな有名家具や建築物を見せてくれた父。建物の背景や装飾の理由などを教えてもらったことで、私自身も建築に関心を持つようになりました。中でも人々の記憶に残るような大きな建物を自分でも造ってみたい、そう思って大学では建築の分野に進学。設計を中心に学んでいたのですが、その過程で、図面を描くよりも建物を造る現場での仕事のほうが自分に合っていると感じるようになりました。
体を動かし、人と接しながら大きな建物を造るチームの一員になりたい、その思いのもと、施工の現場監督、施工管理という仕事を志すことにしました。
建築に関わる企業はたくさんありますが、私が重視したのは地元である横浜に貢献する建物を造れる環境。公共施設や学校、マンションなどたくさんの人が利用する建物の施工に携わりたいという希望に合致したのが松尾工務店でした。
面接を受ける中で、立場を超えて社員同士のコミュニケーションがスムーズだと感じられ、「ここなら自分らしく働ける」と思えたことも入社動機の一つです。

大学では設計をメインに学んでいたので、現場監督としての知識はほとんどない状態での入社。そのため施工現場で使われる道具や作業の名前、施工の流れなどを覚えるところから私の仕事はスタートしました。
入社後2ヶ月かけて行われる研修では、座学を中心に施工現場の基礎知識を学習。図面の読み方の研修も受け、学生時代に自分が描いていた設計図と施工の現場で使われる図面の違いを理解することもできました。施工図として描かれる図面には、資材の詳細や現場への指示などが専門用語で描き込まれています。そこには初めて目にするもの、知る言葉も多く使われていて、覚えることの多さに驚いたことが記憶に残っています。
さらに新人現場監督の業務として欠かせない現場記録写真の撮影方法を学び、進行中の施工現場の見学も経験しました。そこで改めて「私はこれからこんな大きな建物を造るんだ」と実感。
多くの人の手によって造られていくさまざまな建築物と、その現場に携わる各分野のプロフェッショナルたちの技術を目の当たりにして、仕事への意欲が高まりました。

松尾工務店で働く魅力

現場でのコミュニケーションは、安全に作業を進める上でも欠かせません。先輩が職人さんたちと真剣かつ楽しそうに意見を交わし合っている姿を間近に見て憧れました。

初めて施工の現場へ。見えないところにまで徹底的にこだわり、安心して利用できる建物造りの実際を知る

研修を終えて初めて携わったのは、都営住宅の施工現場でした。躯体はほとんど出来上がっていて、これから内装の施工を進めていくというタイミングから参加させてもらうことに。新人施工管理の最初の仕事は、現場の記録写真の撮影がメインです。防水工事や内装工事など、施工が進み建物が完成に近づくにつれて壁や天井の裏側となって見えなくなってしまう部分の施工状況を、しっかり記録として残していくことが私たちの仕事となります。
当社では新人教育に「兄貴制度」「姉貴制度」を取り入れ、年次の近い先輩が現場で付きっきりになって私たちの指導をしてくれます。写真の撮り方、撮る場所やその意味も、図面と照らし合わせながら現場で丁寧に教えてもらいました。
記録写真を撮影していくことで、工事全体の流れや施工の過程で重要となるポイントもわかるようになっていきます。またお客さまの目に触れないようなところを撮影し、証拠として残していくことは、建物の質や私たち施工に携わる仲間、そしてお客さまを守ることにもつながっていきます。しっかり漏れなく撮影していかなければと気持ちを引き締めて挑んでいました。

この都営住宅は14階建てで約250世帯が暮らす建物。途中参加ではありましたが、その完成を見届けることができ、「躯体しかなかったところから、ここまでたどり着くってすごいな」という純粋な感動がありました。
初めての現場だったので仕事についていくことで精一杯でしたが、作業を担当している職人さんたちと先輩が仲良くコミュニケーションを取る様子を見て憧れていましたね。
また施工中も周辺住民の方々や環境にも気を遣い、事前連絡や挨拶を徹底している先輩の姿が印象的でした。都営住宅という公共性のある建物を造る上で、地域のみなさんに認められ、受け入れられることの大切さを学ぶことができたと思います。

約半年間の現場を経て、2023年の秋からは現在も引き続き担当している小学校の建て替えとして、新たな校舎を造る現場へ移ることに。地盤を整える、いわばゼロからの工程に携わることになり、「自分の現場だ」という自覚も芽生え、仕事を教わるだけでなく自分からも行動していこうという意欲もわいてきました。

松尾工務店で働く魅力

「兄貴制度」で指導を担当してくれた先輩のおかげで、図面の読み方や作業の意味などへの理解が深まりました。図面と現場を照らし合わせながら、丁寧に教えてくれます。

小学校の施工現場では、隣接する敷地内の校舎に通う子どもたちの安全を最優先に。臨機応変な対応力を磨く

小学校の施工現場に入り、担当できる仕事の幅も少しずつ広がっていき、記録写真の撮影だけでなく施工図の確認や現場で施工作業を担っている職人さんたちとのコミュニケーションなど、役割が増えました。
職人さんたちと仲良くなれるように、積極的に会話をする機会を持つことも心がけました。自分よりも年上で現場経験も豊富なみなさん。そのキャリアに敬意を持ちながら、目的を明確にして作業の指示を出すのが私のスタンスです。スムーズに、そして安全に工程を進めるには、こうした日々の信頼関係が欠かせません。

学校の建て替えなので、施工現場のすぐ隣では既存校舎で子どもたちが授業を受けています。その児童の安全を守ることには万全の注意を払いましたね。動線も狭く、工事車両が入るのも難しいくらいの細い道路なので、ガードマンを配置するとともに、資材搬入のスケジュールを綿密に打ち合わせして、同じ時間帯に複数のトラックが到着しないように工夫したことも。こうした日々の取り組みで、周辺地域の方々への影響を最小限にしながら事故のない現場を管理していくのだと学ぶことができました。
その後、敷地内に建てられる一階建ての小さな屋外倉庫の現場監督を任せてもらうチャンスにも恵まれました。自分の責任で一つの建物の施工を最初から管理するという経験を経て、現場では思い通りにならないこと、予想外のことが起こることを知り、臨機応変な対応力の大切さを実感。小さな建物だからといって簡単ではないことを理解しましたね。

現在ではほぼ完成間近になった小学校。振り返るとさまざまな段階、作業、工事の方法がありました。その一つひとつをしっかり管理していくことで、大きな建物が出来上がっていく。自分の担当する作業以外の状況も把握し、協力し合うことの大切さを感じています。
先輩たちの広い視野、豊富な知識を目の当たりにし、これからもっと勉強をしていかなければと気持ちを新たにしているところです。
私たちが建物を造る様子をたくさんの方々が見にきて「すごいね」と声をかけてくださると、自分の仕事が社会に貢献していることを実感します。仕事をしていて喜びを感じる瞬間の一つであり、そうした声を聞くたび、これからも地域のみなさんが安心して使える建物を真摯に造り続けたい、そんな思いを再確認しています。

松尾工務店で働く魅力

これまでは公共性の高い建物の現場に携わってきたので、今度は当社が強みを持つもう一つの分野、マンションの施工現場にもチャレンジしてみたいと思っています。

企業研究のポイント

私はインターンシップや仕事体験には参加せず、業界研究や企業研究を進めていました。それが間違っていたとは思っていませんが、さまざまな会社を知ることができるのも学生時代の特権ですので、今振り返ると経験しておけば良かったなと思います。他業界や他社の働き方を知ることが、今の自分の成長につながっていたかもしれないと感じています。
建築会社での仕事が会社によって大きく違う、そんなことはありませんが、社内の雰囲気や社員同士のコミュニケーションのスタイルは異なるもの。その違いを知る機会があるなら、ぜひ飛び込んでみることをおすすめしたいです。

建築業界は屋外で仕事をする職種が多いので、体を動かすことが好きな人に向いていると思います。また社内外さまざまな人と関わるのでコミュニケーション能力も活かせます。
当社では現場で年次の近い先輩が新入社員を指導する「兄貴制度」「姉貴制度」があり、わからないことがあれば質問しやすい体制を取っています。また、建築の分野では資格を取得することで任される仕事の幅が広がるので、資格取得の支援制度があるかどうかも企業研究でチェックしておきたいポイント。安心して学び、成長できる環境があるかも調べておきましょう。
【山口冬真さん】

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経験を重ね、施工管理技士の資格取得に挑戦する山口さん。「講習の受講料や受験費用は会社がサポートしてくれます。制度を活用しながらキャリアアップできる環境です」

マイナビ編集部から

1915年に創業された松尾工務店。110年もの長い間、多くのお客さまからの信頼と多数の実績を積み重ねてきた同社は、「永遠の品質保証」という言葉をスローガンとして掲げ、施工中はもちろんのこと、竣工後もアフターサービスとして物件との関わりを持ち続けている。自社の技術と仕上がりへの自信のあらわれでもあるのだろう。

横浜市に拠点を置くゼネコンとして、地域との関わりが深い建物を多く生み出してきたことも同社の強みだ。今回取材に登場した山口さんの話題にもあった学校や公共施設の他にも、官公庁関連の庁舎、マンションなど、確かな技術による多彩な施工実績を誇る。「多くの人に使われる建物を造りたい」「自分が携わった建物を、地域の人たちが利用している様子を見るのがモチベーション」という想いを持って入社する社員も多いという。

若手社員の育成制度「兄貴制度」「姉貴制度」では、新入社員の教育係・相談役として、同じ現場に入る年次の近い先輩が、メンターとしてサポートをしていく体制を用意。仕事を教えるだけでなく、職場に馴染むための橋渡しとしての役割も担っている。いつでも相談できる先輩が身近にいる、新入社員にとって心強い制度であることが山口さんの話からも伺えた。
新入社員もベテランも、共に協力し合って長く働き、建築を通じて地域に貢献したい、そんな意欲が活かせる環境だ。

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「永遠の品質保証」とは、同社の造る建物に対してだけでなく、社員の人生に対しても責任を持つという想いも表現している。福祉厚生制度も充実させ社員を大切にする社風だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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