【神田さん】
各企業の理念や企業メッセージを見比べると、それぞれの企業がめざす方向性が分かりやすく理解できます。仕事内容や事業内容に目がいきがちですが、どんな仕事をするのか、どんな事業を手掛けるのかという指針になるのが理念です。その会社がどこへ向かおうとしているのかを理念から読み解き、その想いに共感できるかを判断材料に加えると良いのではないでしょうか。
【梅木さん】
直近の業績や事業内容も大切ですが、その企業の将来性に着目してほしいと思います。時代の先を進もうとしているのか、具体的に事業として先進的な取り組みに着手しているのかに目を向けて、企業の可能性を判断してください。学生には難しい内容もありますが、企業ごとの経営方針や開示されている経営計画などの情報を比較すると参考になると思います。
【福田さん】
私自身が入社した時には想像もしていなかったキャリアを歩んでいるように、事業の幅広さはキャリアの多様性に直結しています。やりたい仕事が明確に定まっていない人は、事業の多様性に目を向けるのも一つの方法です。また、情報収集がしやすくなった時代だからこそ、軸を定める前に企業研究を進めると、情報があふれて迷ってしまいます。重視するポイントの優先度を決めてから企業研究を始めた方が良いと思います。