最終更新日:2026/1/30

パーカーアサヒ(株)

業種

  • 化学
  • タイヤ・ゴム製品
  • 自動車・自動車部品
  • 建材・エクステリア

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

品質対応や既存製品の改良、新製品開発に取り組む先輩社員3名の挑戦と成長の軌跡!

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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働きやすく、安心して学べる環境も魅力!

自動車向けの化成品、自動車・空調機向けの防音材、生活資材、建設資材、ゴム用品などの設計・開発・製造・販売を手掛ける「パーカーアサヒ(株)」。3名に仕事内容ややりがい、今後の目標などについてお話を伺った。

■化成品技術部 化成品技術一課 K.K.さん(2017年入社/理工学研究科修了)写真中央
■化成品技術部 化成品技術一課 T.O.さん(2021年入社/総合基礎科学研究科修了)写真左
■化成品技術部 化成品技術二課 K.M.さん(2025年入社/文理学部化学科卒)写真右

シーリング材の品質対応を担当。入社5年目には海外拠点への赴任も経験!(K.K.さん)

学部・大学院を通じて高分子化学を専攻していた私は、2017年に当社へ入社。化成品技術一課の一員として、自動車のドアなどの合わせ目に塗られる「シーリング材(金属の隙間を埋めて水の侵入を防ぐための塩ビ系の材料)」の品質対応を担当しています。具体的な業務の流れとしては、大手自動車メーカーからの「塗料が浸食している」「シーリング材がずれている」といった不具合の報告を受けて、原因を特定して対策を検討していきます。原因究明に向けた再現試験では、実際にシーリング材を塗って、温度や湿度を変えたり、焼き付け条件を調整したりして、現象を再現できるかを確かめていきます。必要に応じてIR(赤外分光分析)などの分析装置を使い、成分を解析することもあります。その中で、心掛けているのは「最初から視野を広く持つこと」。お客様の依頼の裏に、まだ見えていない要因が隠れているかもしれないという視点で、関連しそうな条件や周辺情報を含めて確認を進めるようにしています。自分の関わった製品が組み込まれたクルマが世界中で使われていると思うと、大きなやりがいを感じられますね。

入社5年目の2021年には、タイの拠点へ約1年間赴任。自動車メーカーのタイ工場にシーリング材を納入するプロジェクトに関わり、製造・品質対応を担当しました。タイの高温多湿の気候の中では、日本だと夏季限定で発生するような不具合が常に起こり得ます。製品の安定性を検証し、問題発生時には迅速に対策を講じていきました。赴任前から「海外では日本のようにはいかない」と聞いていましたが、実際に働いてみると文化の違いを強く感じました。現地の方々はおおらかで、納期や手順にも柔軟に対応。「まあなんとかなるさ」という前向きな姿勢が印象的でした。日本人の几帳面さと、タイの人々の柔軟さ――その両方に学ぶことが多く、1年間の赴任を通して、物事を柔軟に捉えるバランス感覚を養うことができました。

近年はEV(電気自動車)化や車体の軽量化の普及に伴い、金属部品が樹脂製に置き換わるケースが増えてきています。こうした変化にもきめ細かに対応できるよう、技術知識を常にアップデートし、製品の改良や新たな技術開発にも積極果敢に挑戦していきたいと思います!

社員は語る!

「タイ赴任中は、英語でメールをやり取りしたり、通訳を介してコミュニケーションを取ったりしていました。普段とは違った環境で働けて、とても新鮮でしたね」(K.K.さん)

既存製品の改良、新製品の開発に挑戦!後輩の育成にも力を入れる(T.O.さん)

学生時代は有機化学を専攻。遷移金属触媒による立体選択的反応の研究に取り組んでいました。2021年の入社以来、化成品技術一課の一員として、既存のシーリング材の改良や新製品開発に携わっています。既存製品の改良に関しては、上でお話ししているK.K.さんのチームによる不具合の分析、原因特定の結果を受けて、どのように改良すべきかを検討していきます。原材料や配合比率、製造プロセス、試験方法など、さまざまな角度から仮説を立てて、対策を立案。試作を行い、再現性を確認するというのが基本的な流れです。試作に関しては自分で試験片をつくることもあれば、他部署に協力を依頼して検証を行うこともありますが、多角的なアプローチから検証を繰り返し、最も安定した製品条件を導き出していきます。シーリング材のトラブルは、直接的に会社の損益に影響します。原因を突き止め、解決策を見出せたときは、「自分の技術で会社を支えられた」という実感とともに、達成感を得ることができますね。

新製品の開発では、自動車業界全体でカーボンニュートラルへの取り組みが加速しているのを受け、再生可能な原材料を一部に取り入れた新しいシーリング材の開発を進めています。従来品とは原料や配合が大きく異なるため、開発は一筋縄ではいきません。原材料メーカーと密に連携し、最適な組み合わせを探りながら試作を重ねるとともに、自動車メーカーにも評価を依頼するなど、三者で協力して開発を進めています。新製品開発で自分の提案が形になったとき、新しい製造条件や試験方法を自ら考え、それがうまくいったときには大きなやりがいを感じられる仕事です。

今後は新たなシーリング材の開発を推進するとともに、後輩の育成にも力を入れていきたいと思っています。最近は新入社員の教育にも関わっていますが、常に意識しているのは、後輩が気軽に相談できる雰囲気をつくること。後輩には「遠慮せず何でも聞いていいよ」と常に伝えています。自分の経験をフィードバックしながら、チーム全体で成長していけるような環境をつくっていきたいと思います!

社員は語る!

「学生時代の研究を通じて学んだ仮説検証の考え方やスキルは、現在の仕事でも役立っています。経験豊富な上司のもとで業務を進められるのも魅力です」(T.O.さん)

充実の新入社員研修、OJT研修で着実にスキルアップ。目標は、強みを持った技術者になること(K.M.さん)

大学では無機化学の中でも金属錯体化学を専攻。パーカーアサヒの存在を知ったのは、大学で開催された会社説明会がきっかけです。研究室の先輩がリアルな働き方、若手のキャリアについて、良い面も苦労面も包み隠さず話してくれて、「この会社は信頼できるな」と感じたんです。特に印象に残っているのは、「若手のうちから担当の製品を持たせてもらえる」「実践を通して、実力に磨きを掛けていける」という言葉。若手のうちから裁量を持って挑戦し、キャリアを切り拓いていける会社だと感じて、入社を決めました。

2025年4月に入社すると、まずは約1か月間の新入社員研修です。まずはグループ合同のビジネスマナー研修を経て、当社独自の全体研修を受けました。全体研修では社内の各部門を順に回って事業内容の説明を受けたほか、現場研修にも参加。複数の生産拠点を回りながら、製造ラインを見学したり、簡単な作業を体験したりする中で、モノづくりの現場に触れることができました。全体研修を終えた後は、希望を出して化成品技術部に配属。さらに約1か月をかけてすべての課を回り、再び希望を出して技術二課に本配属となりました。現在は、アシスタントとして先輩社員に同行し、技術営業や品質対応に必要な知識をOJTで学んでいます。全国各地の自動車・トラック工場への出張に同行させてもらうことも少なくありません。

日頃から心掛けているのは「わからないことをそのままにしない」こと。仕事の中で気になったことや疑問に感じたことはその都度メモに残し、その日のうちに先輩に確認するようにしています。正直な話、配属されたばかりの頃は、専門用語が多すぎて会話がまったく理解できませんでした。初めて打ち合わせに参加したときは、相槌を打つだけで精一杯。しかし、何度も同行するうちに、話の流れや言葉の意味が少しずつわかるようになり、自分から意見を言える場面も出てきました。今後の目標ですが、まずは目の前の仕事を一つずつ確実に覚え、先輩のように自立して仕事ができる技術者になること。将来的には「この分野ならK.M.に任せよう」と思ってもらえるような、強みをもった技術者へと成長したいですね!

社員は語る!

「入社1年目でも気軽に有給を取得できる雰囲気です。最近は木・金曜日に有給を取って4連休をつくり、同期と一緒に九州旅行に行ってきました」(K.M.さん)

企業研究のポイント

【K.K.さん】
企業研究においては、私自身、最初から業界や業種を絞り込んでいたわけではなく、「どの地域にあるか」「面白そうな製品をつくっているか」というシンプルな軸にしていました。さまざまな会社をみていく中で当社を見つけることができました。あまり難しく考えすぎず、幅広い会社を見て回ることが大切だと思います。

【T.O.さん】
まずは「自己分析」をしっかりと行ってみましょう。自分の長所ややりたいことを整理して、自分の“軸”に合った企業を選ぶことが重要です。私自身、大学院で研究していた内容と今の仕事は必ずしも一致していませんが、研究の過程で身に付けた仮説検証の考え方は、今の仕事でも確実に役立っています。その意味で、学生時代の研究分野と仕事内容に多少のズレがあったとしても、そこまで気にする必要はないと思います。また、OB・OG訪問を通じて会社の雰囲気を知ることも、会社選びの参考になるはずです。

【K.M.さん】
企業研究では「やりたいこと」や「興味のあること」を軸に会社を選ぶのが一番だと思います。私自身、化学が好きでその延長線上にある仕事を選びました。また、「入社してからどれだけ成長できるか」「どんな仕事を任せてもらえるか」も大事なポイント。実際に先輩などの話を聞いて、その会社で働くイメージをつかむことをおすすめします。

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自分の裁量でスケジュールをコントロールしながら、自律的に働ける環境が整っている。プライベートを大事にしつつ、仕事に打ち込むことができるのも大きな魅力だ。

マイナビ編集部から

自動車、空調機、住生活分野向けの化成品・防音材、ゴム製品の開発、設計、製造、販売を手掛ける「パーカーアサヒ(株)」。今回、同社で活躍中の先輩社員3名にお話を伺って感銘を受けたのは、既存製品の品質対策や改良、新規製品の開発といった、モノづくりの根幹に関わる仕事に、若手のうちから主体的に取り組んでいることだった。

こうしたことの実現が可能なのは、新入社員研修の充実ぶり、そして、部・課への配属時に希望を出す機会を設けることで、自分のやりたい仕事に挑戦するチャンスを用意しているからこそだろう。自分に合った職場環境の中で、やりたい仕事、好きな仕事に打ち込めるからこそ、努力を努力と感じることなく、専門的な知識や技術を積極的に吸収しながら成長していくことができる。ひいては社員の成長が会社の発展を支えているからこそ、人材育成や技術開発により一層力を入れることができる――。

このようなかたちで社員一人ひとりの挑戦を後押しし、成長を支える環境を築いている点に、1956年の創業以来、約70年にわたって力強い成長を続ける同社の強さの源泉を見て取ることができるのではないだろうか。化学や素材開発に興味関心をお持ちのすべての方に企業研究をおすすめしたい会社である。

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タテにもヨコにも風通しの良い社風が浸透。わからないこと、困ったことがあれば、上司、先輩に気軽に質問・相談できる雰囲気が根付いている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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