最終更新日:2025/6/1

(株)ヤギ【東証スタンダード市場上場】

  • 上場企業

業種

  • 商社(アパレル・ファッション関連)
  • 繊維

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

繊維商社の枠を超えたビジネスを支えるのは、プロフェッショナルとしての高い意識

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繊維のプロとして基礎を重視。社員の成長と挑戦を促す自由な環境

繊維商社の枠にとらわれず、社員一人ひとりの意欲を大切に新たなビジネスの創出を推進するヤギ。自分という殻を破ってチャレンジを続けるお二人に、仕事内容ややりがい、将来への目標などについてお話を伺った。

■田所 龍樹さん(写真右)/アパレル本部第三事業部
ビジネスマネジメント学群卒業(2019年入社)

■高野 裕斗さん(写真左)/アパレル本部第四事業部
経済学部経営学科卒業(2020年入社)

アパレル製品分野でカタログ通販を担当。売れる商品を顧客とともに生み出していく

私自身、人と深く関わり合い、お客さまのニーズに寄り添った営業の仕事がしたいと思っていました。そこで、さまざまな業界を研究するうち、独自のネットワークと情報力を駆使して、売りたい側と買いたい側をグローバルにつなぎ、取引を実現させる商社こそ、自分が求めている業界だと気付いたのです。取引先との信頼関係を築きながら、自分自身の提案力や人間力で勝負できる世界にも惹かれましたね。
当社への入社を決めたのは、実際に営業をされている先輩社員の方と話し、気さくに何でも話し合える雰囲気と先輩方の内面のカッコ良さに憧れたから。さらに、既存の枠にとらわれず若手でも、新しい市場や顧客、サービスを生み出し、それを一つのビジネススキームにつなげていく風土にも魅力を感じました。

当社の事業は、繊維ビジネスにおける原料(川上)からテキスタイル(川中)、製品(川下)全てを網羅。私は現在、アパレル製品分野で通販を取り扱っている部署に所属し、カタログ通販を担当しています。担当する案件が多くタイトな納期で動いているため、仕事の優先順位をつけ、レスポンスを早くするなど、仕入れ先の工場やチームの関係者などの作業が滞らないよう心掛けています。

コロナによる緊急事態宣言が発せられた当初、多くの部門の売り上げが落ち込みましたが、通販部門は需要が一気に増加。発注量も非常に多く、当時私は入社2年目で、目の前の仕事をこなすことに一生懸命でした。でも、年度末に数字を見てビックリ。先輩からも「これだけの金額を1人で動かせれば立派だ」という言葉をいただいた時はうれしく、コロナ禍という状況ではありましたが、達成感を味わうことができました。
自分が担当するようになって売り上げや取引量が増えたり、名指しで依頼をいただいたりすると、数ある商社の中から、当社や自分を選んでくださったという感謝や大きな達成感を覚えます。

業務量が多く、日々、勉強の毎日ですが、お客さまのニーズをくみ取り、スピーディに対応するよう心掛けて、「田所さん、こういう企画がやりたいんだけど」と、声をかけてもらえるような営業担当になりたいと思っています。

(田所 龍樹さん)

先輩からのメッセージ

「お客さまから名指しで依頼を受けると、信頼されていると実感します。商品がお客さまや消費者に喜ばれ、売り上げにもつながるのが営業の醍醐味です」(田所さん)

少数精鋭で事業展開する当社自慢の制度「受渡」。入社時から営業の基礎を学ぶ

学生時代は服飾に興味があり、アパレルショップでアルバイトをしたこともあって、アパレル業界に絞って検討を始めました。しかしなかなか良い結果は得られず、先輩に相談すると、「アパレル商品の企画から生産、流通まで担っている商社という立場からのアプローチも面白いよ」というアドバイスがあり、繊維商社に視野を広げたところ、目にとまったのが当社でした。
そこで出会った先輩や役員の方一人ひとりがフランクで話しやすく、その人柄や社風に惹かれましたね。さらに、カジュアルでスタイリッシュな人が多いこと、その人たちが1人で何億ものお金を動かしているという世界に衝撃を受けました。仕事のダイナミックさや、海外で仕事ができるというワクワク感、枠にとらわれず、常に新しいことを考え、新規事業を立ち上げていこうという進取の気風に魅力を感じたのです。ゼミでイノベーションマネジメントを研究していた私にとって、まさに出会うべくして出会った会社。ここならやりたいことに挑戦しながら自分の価値を高められると実感しました。

当社の人財育成の特徴は、営業の基礎を徹底して学べること。入社の後2~3年間の「受渡」という期間があり、新人が営業のアシスタント的な位置づけで、スケジュールや売り上げ・コスト・生産など数字の管理、輸出入の管理、さまざまな伝票の管理、海外の工場とのやりとりなど、商品をつくる上で欠かせない基礎知識をマスターしていきます。
この受渡を通して、商品とお金の動きや日程の感覚などを体感。先輩社員の商談に同行して、提案方法やお客さまの反応、信頼関係の構築の仕方、トラブルの対処法、仕事の配分など、さまざまな事柄を直に学ぶことができました。この責任ある仕事を入社当初から経験させてもらえるのは非常にありがたく、自分自身、この受渡業務を完遂しようと取り組んでいたことを思い出します。
この時に先輩から教えられたのが、「仕入れ先や工場に無理をさせないスケジュールを立て、それをもとにクライアントに交渉できるような営業になれ」ということ。私たちのビジネスパートナーである仕入れ先や工場と強い信頼関係を築くことが、お客さまに喜ばれる高品質な商品・サービスの迅速な提供や売り上げにもつながるのです。このことを心に留め、日々、業務に取り組んでいます。

(高野 裕斗さん)

先輩からのメッセージ

「幅広いジャンルの仕事ができ、若手を戦力として生かしてくれるのが当社の魅力。まだ4年目ですが、会社の顔として営業できるので、やりがいがありますね」(高野さん)

商機をみつけ、新たな市場やサービスを模索。新規事業を立ち上げるために自分を磨く

当社には風貌だけでなく、仕事に向かう姿勢やキャリアもスタイリッシュな先輩が数多くいます。現在、私が所属している課の課長は、入社当初から指導を受けている憧れの上司です。
ある古くからのお客さまを課長が担当されていたのですが、社会状況もあって売り上げが減少したにもかかわらず、利益率はしっかりと上がっていたのです。営業ですから、数字を残すのはもちろんですが、お客さまが求めていることを引き出し、内容を細かく確認。その課題に対して自ら調べて真摯に対応していく姿勢と、構築した信頼関係をベースに堅実に数字を取っていく営業スタイルに感銘を受けました。

当社には、何でも新しいことに挑戦させてくれる自由な風土があります。社会の動きに応じて通販市場も変化していくでしょう。しかし、常にワクワク感を忘れずに、やりたいことに挑戦し、どういう状況下であっても打開策を見つけて、自分の力で右肩上がりにもっていけるような営業職を目指したいですね。そして、市場のニーズに応える商品を提供していくことで、社会に貢献していきたいと思っています。
(田所さん)

現在、アパレル製品を取り扱う事業部で、セレクトショップや百貨店向けのブランドを担当しています。デザイナーや生産担当のスタッフとチームを組み、アパレル企業やブランドから商品の納入を受託。原料やテキスタイルの開発、製品の企画・デザイン・製造・供給等、トータルに手掛ける企画提案型のODM業務に携わっています。原料や生地、デザインなど商品をつくり上げていく全ての過程に関わるため、幅広い知識や経験が求められますが、それだけに面白く、やりがいを感じています。入社当初からおつきあいいただいているお客さまから、「成長したなあ。これからも高野君に頼むよ」というお言葉をいただいた時は、モチベーションがさらに高まりました。

当社は、社員一人ひとりに大きな裁量権が与えられており、もちろん採算があってのことですが、繊維にとらわれず、自分で新しいビジネスを創造するチャンスがあります。私自身、現在の仕事で売り上げを伸ばした上で、消費者を巻き込むような企画や別の商社とのコラボなど、ゼロから新たな事業を立ち上げてみたい。そのためにも、ビジネスチャンスを逃さないよう、常にアンテナを張り、営業として、お客さまのニーズを聞き出す力を磨いていきたいと思っています。
(高野さん)

先輩からのメッセージ

「時代の流れに応じて市場のニーズも変わります。商社の営業職としての感性を大切に、自分で新しいビジネスに挑戦できる社風が当社の魅力です」(田所さん、高野さん)

企業研究のポイント

自分が「働きたい」と思える企業を見つけるためには、まず業界を知ることが大切です。本当にやりたい仕事は何なのかを見極めるためにも、まず、業種にこだわらず、業界を幅広く比較検討しましょう。そこから、メーカー、金融、サービス、商社、情報、卸・小売り、流通など、業界を絞り込んだら、次はいよいよ企業研究です。

例えば商社であれば、まずは、商社全体の仕事についての知識を深めるために、さまざまな商社のインターンシップに参加したり、企業サイトを閲覧したりしてください。そこで「総合商社」と「専門商社」との違いを理解した上で、自身が将来やりたいことに対して、どんな商材であれば実現に近づけるのかを考えてみましょう。

当社は、繊維を専門としている商社になりますが、繊維の可能性が服だけではないように、同じ繊維の専門商社でも、さまざまな特性や強みを持った企業があります。自分が本当にやりたい仕事を見つけるためにも、インターンシップ、会社見学などに参加し、数ある企業の中から、その会社でなければできないことや、その会社でやってみたいこと、自分が働いているイメージなどを思い描きながら、企業研究を進めてください。
大切なのは、自分の軸をしっかりもち、将来どのようなキャリアアップができるかを見極めること。楽しみながら成長できる会社を選んでほしいですね。
(人事担当)

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「人事担当として、先輩社員と学生の皆さんとの座談会などを実施。社風や社員の働く姿勢を知ることができます。遠慮せずに質問してください」

マイナビ編集部から

1893年の創業以来、社是である「終始一誠意」を理念に、1世紀以上にわたって繊維ビジネスの発展に貢献してきたヤギ。いまや、セレクトショップや百貨店向けの取り扱いブランド数は50以上。時代の変化を敏感にとらえながら、原料、テキスタイル、アパレル製品、ブランドなど、多岐にわたるジャンルでグローバルに事業を展開しつづけている。

ヤギには、「受渡」という営業の基礎を徹底して身に付ける学びの期間があるが、このベースがあるからこそ、現状に満足せず、自分の力で新しいビジネスモデルをつくりたいというチャレンジ精神が育まれるのだろう。そして、会社も若手社員の才能に賭け、可能性を信じて自由に羽ばたかせるという風土がある。
今回、話を聞いた田所さんも、メンズコスメを扱う会社で働く地元の友人と偶然話したことを契機に、アパレル関連のノベルティをつくることになったという。「入社2年目だったにもかかわらず、大きな裁量権を与えてもらい、実際に企画してモノを売る経験ができたことが、いま大きな糧になっています」とのこと。

いろいろな人とコミュニケーションをとることができ、自分の手で新しいビジネスを立ち上げたいという前向きな姿勢と実行力のある人、また、自分の成長が会社の成長につながるという考え方のできる人には、最適な環境といえるだろう。

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繊維の専門商社という枠に縛られず、何かをやってみたいという多くの才能と個性が集まっている。新しいことに果敢に挑戦する人に、活躍の機会を与えてくれる会社だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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