アクアス(株)

私はつくば総合研究所にある技術二部という部署に所属しており、主な業務は高温高圧の蒸気を発生させるボイラに必要な水処理の技術開発や現場サポートです。
技術開発については、熱源や動力としての水を対象として、配管や熱交換器といった金属の腐食、溶解物等由来の析出物（スケール）生成、生物汚れ（スライム）の発生といったトラブルを防ぐ技術を向上させるため、研究所内で実験をしたり、現場でテストを行なったりします。
現場サポートとしては、お客様の現場で、定期で巡回する部門の方とともに、トラブルが無いかの定期点検、調査や新技術提案のお手伝いをしています。

就職活動では水関係の企業を中心に探している中で、当社との最初の出会いはホームページでした。会社ホームページ内の社員座談会の様子や先輩社員の紹介で、不思議と親近感が沸き、「ここが良さそう」という印象を持ったのを鮮明に覚えています。
その後も会社説明会の中で、創立５０年（当時）という歴史、安定した業績というポイントも魅力に感じましたが、何よりも印象的だったのは会社説明時に社員さんが現場エピソードを楽しそうにお話されていたことでした。
選考を進めていく中でそれらの印象が消えることなく、内定をいただくことができ、そのまま入社を決めました。

ユニークな会社の制度として、当社には自己申告書というものがあります。１年に１度、配属（異動）や勤務地の希望、身の回りの境遇の変化（結婚や出産、介護の必要など）や、３年後、５年後など今後の自分がどのようなキャリアルートにしたいか、など、自分の状況や希望等を記入して会社に提出します。会社に提出というと、上司を通して、その上司に渡って、というイメージをされるかもしれませんが、当社の自己申告書は総務人事部門を通して、社長にそのまま提出となります。
もちろん、会社の都合もあるため、希望が全て通るとは限りませんが、希望や考えていることが直接社長に届く機会がある意義は大きいと感じています。

就職活動中は「内定を得られるのか」や、内定後でも「やっていけるのか」と、とにかく不安だらけではないでしょうか。不安を感じるのは真面目に取り組まれているからこそ、なので、不安な時は「そのくらい真面目に取り組んでいるのだ」と自分を褒めていただければと思います。
また、就職後の人生では、思い通りにいかないときも出てくるものですが、「この会社でやっていこう」という決心をすれば、壁にぶつかった時に支えになると思います。私自身、それが大きな支えになっています。
そのためには、学生生活で後悔を残さず、日々を十二分に楽しむことも大事ですので、背伸びし過ぎることなく、学生生活を満喫して過ごして下さい。