ジェイアール東海建設(株)【JR東海グループ】

　名古屋駅の天井脱落防止工事を担当しています。この現場は夜勤となるため、出勤は21時から翌朝5時40分までとなります。はじめは生活リズムの構築に時間を要しましたが、数週間のうちに体も順応してきました。
　若手社員の一般的な業務である、安全書類の作成・整理や点呼の司会、工事写真の撮影、作業進捗の記録を行っています。また、所長に助けてもらいながら、施工計画や工程の立案、部材の発注といった業務にも挑戦しています。

　駅の工事は基本的に夜間に行います。駅利用者が不在となる終電から始発までの間に施工しなければなりません。また、公共性が高いエリアは使用できる工具や足場などに制限があります。限られた時間、そして特殊な条件の中での施工は、事前準備が何よりも重要です。いかにして効率よく、スムーズに、そして何よりも安全に施工できるように段取りを組めるか、が腕の見せ所となります。工事が計画通りにうまく進められた時は、この上ない充実感を感じることができます。

　当社最大の特徴である、鉄道関連工事を通して、まちの発展に貢献できるという点に魅力を感じたからです。学生時代から駅建築に興味がありました。駅は列車を利用する旅行客が訪れる最初の建築物であり、まちの第一印象を決める、玄関としての役割を持ちます。このような重要性の高い建築物の施工に特化した会社で働くことで、より多くの地域や人々の役に立てることが、何よりもやりがいにつながると考えました。今後は中央新幹線の開通に向け、各地域で大規模なプロジェクトが考案されており、これに携わることを楽しみにしています。

　直近の目標は一級建築士の資格を取得することです。自宅や通勤時のすき間時間をうまく活用し、独学での合格を目指しています。
　もちろん、プライベートの充実も大切にしています。大型連休の際は前日から駅工事に規制がかかるため、他社と比較して長期の休暇が取りやすくなります。四駆やキャンプ道具、スポーツ観戦費などなど、物欲が収まる気配はありませんが、必要なものの優先順位を明確にすることも、今の目標の一つです。