最終更新日:2025/12/24

(株)紀文食品

  • 上場企業

業種

  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 専門店(食品・日用品)
  • 外食・レストラン
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

知恵や経験を活かし、食の「便利」や「おいしい」を形にして全国へ届けるやりがい

  • 理系学科系統 専攻の先輩

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若手のキャリアと活躍にフォーカス!

伊藤 勇介さん(製品開発部 製品規格課/2019年新卒入社)

水産練り製品を主に開発・製造する東証プライム市場上場の食品メーカー、紀文食品。今回はその製品開発部門で活躍している若きホープにフォーカスして、志望の理由や、これまでのキャリア、仕事のやりがい、これからの目標などについてじっくりと話を伺った。

1年目は製造工程を担当。そこで身に付けた知識やノウハウが成長の糧になった。

大学時代は海洋生物学科で海洋資源について学んでいました。その中で、食への興味が湧いてきて、企業研究を行う際には、魚肉加工に強い食品メーカーを中心に企業訪問をしていました。当社については、もともと消費者の一人として「魅力的な商品をつくる会社だな」と良いイメージを持っていましたし、海洋資源について学ぶようになってからは「チャンスがあればその商品づくりの担い手になってみたい」といった思いも持つようになっていました。当社の企業研究を進めていくと、中華惣菜など新しい分野へも積極的にチャレンジしていることを知ってますます興味が高まりました。また、面接で感じた温かな社風にも惹かれて入社を決めました。

入社してまず実施されたのは、営業や製造、企画等の様々な部署を体験できる新入社員研修でした。そこで会社全体への理解を深めたのち、6月からは、東京工場内の各製造工程をローテーションで体験し、当社の製品づくりへの理解をさらに深めていきました。本配属は8月。私が配属されたのは、東京工場製造2課の蒸し物ラインでした。蒸し物ラインとは、その名の通り、かまぼこやつみれなどの蒸し物を製造しているラインです。そこで約1年間、具材を混ぜる撹拌工程や、形を整える成形工程、包装工程、梱包工程、出荷管理工程といった製造の全工程をトータルに担当しました。

当社の製造ラインでは、毎日、万単位の製品が数十人のスタッフたちによって生み出されています。基本的には機械によるオートメーションで製造されていますが、室温や機械のコンディションなどによって蒸し加減が変化し、分量の差が生まれてしまうため、原料投入時の量目においては人の手による微妙な調整が求められます。配属されたばかりの頃は、経験不足ゆえにその調整がうまくいかず、不良品を数多く出してしまったこともありました。試行錯誤を繰り返しつつ製造に関するさまざまなノウハウを身に付け、半年ほど経った頃には不良品の発生率を大幅に減らすことができました。そのときは仕事の手応えを大いに感じましたし、自身の成長が感じられてうれしかったですね。

当社の特徴

日本の伝統食品である水産練り製品を中心に、中華惣菜やおせちなど、多種多様な「食」の楽しみやおいしさを全国の食卓へと届けています。

2年目からは製品規格課に所属。商品アイデアを具現化するミッションを担う。

入社2年目に異動があり、次に配属されたのは現在在籍している製品開発部製品規格課です。製品規格課は、商品企画部が立案した商品のアイデアを具現化する部門です。具体的には、原料を選定したり、配合の組み立てを考えたりしながら試作を行い、上司や商品企画部のメンバーたちとテーブルテスト(試食)を行い、そこで出たさまざまな要望や改善策を活かして再び試作を行い、テーブルテストを行うということを何度か繰り返したのち、工場でのラインテストも実施して量産化へとつなげています。

いくらおいしくても、デザイン的や機能的に魅力があったとしても、量産化ができなければそれは商品にはなりません。ですから、試作の段階から、製造ラインでつくれるかどうか、生産体制やコスト面で無理がないか、といったことを念頭に置きながら開発を進める必要があります。その際に、入社1年目の製造経験が大いに活きていると感じますね。留意すべきポイントがおのずと見えてきますし、分からないことや不安なことがあれば、かつての同僚に気軽に相談できます。また、工場でのラインテストにおいても、「この機械にはこんな特性があるから、こうすればもっとうまくいくかも」といったアイデアが自然と出てくるのは、1年目の製造経験があったからこそだと思います。

これまで、既存商品のリニューアルも含めると30以上の商品の規格開発に携わってきました。その中で特に大きくやりがいを感じたのは、入社4年目に担当したチルド水餃子のリニューアル開発です。それまではお客さま自身で茹でていただくか、皿に移してレンジ加熱していただく必要があったのですが、市場ニーズを鑑みて「商品トレーのままレンジ加熱できる製品を開発してほしい」という要望が商品企画部より持ち込まれました。既存商品のままでは加熱ムラができ皮が固くなってしまう、といった課題がある中で、デンプンやグルテンの見直しから行って、水分量を変えたりデンプン量を変えたりと試行錯誤の末、約半年後、商品トレーのまま加熱しても茹でたときのようなツルッとした食感を実現することができました。商品化され、「出荷数量が大きく伸びた」と聞いたときには、この仕事ならではのやりがいを存分に味わうことができました。

当社の特徴

社内で打ち合わせを行う伊藤さん。「部内だけでなく部門を超えたメンバーとの連携機会が多くあり、チームワークを活かした働き方が実現できます」

現在、入社6年目。さらなる飛躍を目指して、マーケット拡大や難関資格取得に挑む。

現在の私の目標は2つあります。一つは資格取得です。技術士や技能士などの国家資格を取得し、ゆくゆくは練り製品へも活躍の場を広げていきたいと思っています。当社には、そうした資格を持つ先輩たちがたくさん活躍していますし、受験費用の還付や合格報奨金の支給など、資格取得を後押ししてくれる制度もあります。そうした恵まれた環境を活かしながら、目標の実現にしっかりつなげていきたいです。そしてもう一つは、チルド餃子担当として、チルド餃子のマーケットを拡大することです。現在、餃子マーケットでは冷凍餃子に押されがちですが、チルドならではのメリットを活かした新製品開発や改良開発を行って、チルド市場をもっと盛り上げていきたいです。

当社の魅力として一番にお伝えしたいのは、人間関係がとても良好であるということです。これまで2つの部門に所属しましたが、どちらの部門もとても風通しが良く、チームワークも良好で、上司や同僚たちは仕事だけでなくプライベートでも関係を築きたいと思えるメンバーたちばかりです。実際に、今の職場のメンバーたちとは休日にバドミントンで一緒に汗を流していますし、前の職場のメンバーたちとも旅行をしたりスキーに行ったりしています。

私は大学で海洋資源を学んでいましたが、そうしたベースがない人でも当社には教育研修制度が整っているのでしっかり成長できますし、活躍している方が多いです。私が仕事をしていて何より「大切だな」と感じているのは、食や食づくりに対する興味です。仕事をしていれば困難にも直面しますし、うまくいかないことも多々あります。そうした際に前を向く原動力となるのは、やはり食や食づくりへの思いです。また、それらがあれば、知識やスキルの習得にも前向きになれますし、意欲がある人には周りが力やアイデアを貸してくれます。「食や食づくりへの興味をゆくゆく仕事に活かしたい」、そんな思いを持つ皆さんには、ぜひとも当社についてより深く知っていただきたいと思います。

当社の特徴

製品規格課について話す伊藤さん。「商品企画部門のアイデアを具現化するだけでなく、製造側から出たアイデアを商品企画部に提案することもできます」

企業研究のポイント

企業研究を本格的に進める前に、まずは自分の周りをぐるりと見回してみてください。皆さんが触れたもの、普段から使っている何気ないもの、口にしたものは、どこかの企業や団体が生み出した商品や、サービスです。それらがどこで、どのように、どんな人たちの手で生み出されたのか、ぜひ関心を持って、考えたり調べたりしてみてください。その過程で、新しい気付きがきっとあるはずです。そして、その気付きが、もしかしたら皆さんの新しい未来の扉を開くことになるかもしれません。

また、当社に限らず食品業界を志望される方は、その会社がつくっている商品を消費者の一人としてぜひ味わってみてください。さまざまな会社の類似商品を食べ比べてみると、その会社のこだわりや思い、特徴を理解できるようになると思います。その会社の“ファン”になってみることが、企業研究を行う上でとても大切です。また、当社を研究していただく場合には、ぜひ、当社が大切にしている日本の伝統食についても理解を深めていただきたいと思います。
(中西/人事総務部)

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「消費者目線での気付きをまずは大切にしてみてください。そこから新しい未来が拓けるかもしれません」と人事総務部の中西さんは語る。

マイナビ編集部から

(株)紀文食品の創業は1938年。かまぼこやおでんの具材となるはんぺん、ちくわ、さつまあげなど水産練り製品を主に開発・製造する東証プライム市場上場の食品メーカーであり、グループの売上高は1,000億円を超える。伝統を大切にしながらも近年は中華惣菜などの分野にも進出しており、米国、アジア、欧州に販売会社を置くなど海外への展開も積極的に行っている。

今回は、その製品開発部門で活躍している若手の一人、伊藤さんに、入社後のキャリアや仕事のやりがい、これからの目標などについて伺うことができた。どのお話も興味深かったが、特にチルド水餃子のリニューアル開発のエピソードは大変面白く、私たちの身近な製品がどのように開発されているのか、その舞台裏を垣間見ることができた。きっと学生の皆さんも興味を持って読まれたことだろう。

その伊藤さんの話にもあったが、教育研修制度の充実は働き手にとっての同社の魅力の一つといえるだろう。さらに、ワークライフバランスに関しても良好で、社員の残業時間を会社で管理して抑制につなげているほか、年間休日も121日と多めで、育児休暇取得率も年々アップしているそうだ。さらに、こうした制度は毎年見直しを図り改善につなげていると人事総務部の中西さんは語っていた。食への興味がある人はもちろん、安心の環境で果敢に挑戦していきたい人にもぜひとも注目してもらいたい一社だ。

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東証プライム市場上場の食品メーカーであり、グループの売上高は1,000億円を超える。伝統を大切にしながらも近年は中華惣菜など新しい分野にも挑戦している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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