最終更新日:2025/7/16

(株)ナガセ【東進ハイスクール・東証スタンダード市場上場】

  • 上場企業

業種

  • 教育
  • 商社(教育関連)
  • 出版
  • 情報処理
  • フィットネスクラブ

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

自らの目標に向かって全力で努力する生徒たちと真摯に向き合い、支援し続けていく

  • 数学・情報系 専攻の先輩

PHOTO

生徒の心に寄り添い、信頼関係を築くことで成長をサポート!

高い知名度を誇る受験予備校・東進ハイスクールの運営母体であるナガセ。今回はそんな同社で活躍する2人の先輩社員から、それぞれの仕事内容や、やりがいについて、お話を伺いました。

■N.K.さん(2023年入社)/写真右
東進ハイスクール校舎/理工学部 数学科卒

■K.S.さん(2018年入社)/写真左
AI教育開発部 係長/大学院 基礎工学研究科 材料工学専攻 修士課程修了

生徒自身に「どんな人生を送りたいか」を考えてもらうきっかけを作ることが、私たちの使命です

私は、学生時代は教職に就くことを目指して数学科で学ぶ一方、大学1年・2年生の時に東進ハイスクールで「担任助手」としてアルバイトを行っていました。「担任助手」というのは、「担任」のアシスタントとして、生徒と日々コミュニケーションを取り、学習進捗を確認したり生徒がもう一歩頑張れるように後押ししたりするポジションのことです。大学3年以降は他の学習塾で数学の講師も経験しましたが、私がやりがいを感じるのは教科を教えることではなく、生徒のやる気を引き出し、成長をサポートすることなのだと感じるようになりました。そこで就職活動ではナガセだけを志望し、念願かなって内定を獲得することができました。

当社では、内定者研修、約2週間の新人研修で、当社の理念や教育コンテンツの内容理解、生徒や保護者の方との接し方を学ぶロールプレイングなどを経験し、その後に「担任」として校舎に配属されます。多くの方がご存じのように、東進ハイスクールではプロフェッショナルな講師の講義を撮影した動画コンテンツを、生徒が視聴することで科目指導を行っています。私たち「担任」の役割は、生徒が将来、どんな人生を送りたいのか、どんな大学で何を学ぶべきかについて自分と本気で向き合い考える機会を作り、自分なりの目標を持つための支援をすることです。

月に1回の生徒との個人面談では、現在の成績から志望校に合格するためには、いつまでに何を学ぶべきかを一緒になって考え、学習計画を提案していきます。しかし、大切なのは、生徒自身に考えさせ、自分が頑張る理由をきちんと自覚してもらうことです。もちろん生徒には個性がありますから、全員に同じ指導をしてうまくいくわけではありません。勉強するという習慣のない生徒にやる気を持ってもらうためには、多くの苦労もあります。ですが、どんな時も生徒一人ひとりと向き合い、生徒の悩みに寄り添いながら成長を後押しすることを心がけています。

また、アルバイトである「担任助手」に高い志を持ってもらうための指導を行うことも、社員の重要な役割です。東進ハイスクールの校舎は、生徒だけでなく「担任助手」や私たち社員にとっても、大切な学びの場なのです。生徒へ最大限のサポートをするために、私自身も学び続けることを忘れずに、自己研鑽に励んでいきたいです。

(N.K.さん/東進ハイスクール校舎)

先輩社員が語る「ナガセはこんな会社です」

早い人であれば、入社後3年で校舎長にチャレンジします。組織をマネジメントしチームを動かす経験ができ、意欲の高い人には大きな成長のチャンスがあります。(N.K.さん)

AIを活用し「生徒が大きく成長する」圧倒的な教育コンテンツの開発を目指す

学生時代、私は大学院で材料工学の研究を行っていました。卒業後はメーカーに就職する人の多い研究室でしたが、私が企業研究を始めたのはビッグデータの解析にAIが積極的に用いられるようになってきた時期でした。そんな時にナガセと出会い、AIを活用した最先端の教育コンテンツと、生徒が自ら求めて最大限努力するよう支援する生徒指導を組み合わせて非常に効果的な教育を行っていることに、強い興味を持つようになりました。採用面接では、いずれAIを活用した業務に就きたいと考えていることを伝え、無事に内定を獲得することができました。

入社後は約2週間の新人研修を終えて、まずは「担任」として東進ハイスクールの校舎に配属となり、生徒指導を行いました。私は約3年間、校舎での「担任」を経験しましたが、どんなに優れた学習コンテンツやシステムがあっても、それだけで成績が伸びるのではなく、「担任」による支援が生徒に大きな影響を与えることを実感できました。この経験は現在の仕事にも大いに役立っています。

現在、私が所属しているAI教育開発部は、AIを活用した生徒の学力向上方法の研究や、新しい教育コンテンツの開発を手掛けている部署です。AI教育開発部からリリースしたものに生成AIを活用した英作文の添削システムである「英作文1000本ノック」があります。現在のAIには、回答が必ずしも正しくない場合や、受験指導において最適化されていない部分もあり、開発に苦労する場面が多くありました。AIを用いた個別最適化により当社が大切にしている方針を実現するために、大きな難題に日々試行錯誤を繰り返し、メンバー全員で挑戦し続けています。 

AIを活用した受験教育に取り組んでいる例は世界的にも少なく、可能性は無限大に広がっています。生徒の学習結果という大量のデータをAIの機械学習に使うことができるという点で、進学塾はAIの研究開発に非常に適した環境です。私が今後目指しているのは、AIを活用することで、効率的な学習の支援だけでなく、生徒が自身の強みや個性に気づき「大きく成長する」教育コンテンツを開発していくことです。社員に大きな裁量を与え、前向きに仕事に取り組むことができる当社の環境であれば、必ず実現できると考えています。

(K.S.さん/AI教育開発部)

先輩社員が語る「ナガセはこんな会社です」

当社は、教育に対して熱量の高い人が多い会社です。生徒たちに情熱を持って向き合い、より良い未来を手にできるよう支援しよう、という風土があります。(K.S.さん)

同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら、教育者として大きく成長できる環境です

ナガセでは入社後の新人研修を終えた後も、様々な機会を通じて学び続けることができる環境があります。私自身が重要だと感じているのは、月に1回の「全社研修会」にて社長から今後の方針や、各部署で活躍される先輩社員の成功事例発表を直接聞く機会があることです。教育の現場では、目の前の生徒の成績や目標だけに気を取られてしまいがちですが、一番大切なのは受験というハードルを越えて大学で学び、社会で大きく活躍できる人財を育てることです。研修にて社会の変化や世界情勢を学ぶことができるのは、貴重な経験になっています。

また、ブロック会議や夏季・冬季の集合研修などを通じて、他の校舎の先輩や同期と接することができる機会も定期的にあり、自身を見つめ直すための重要な場となっています。仲間たちがどんなことで苦労しているのか、どうやってそれを乗り越えたのかといった情報を共有することで、社員の成長につながり、ナガセという企業そのものが進化し続けているのだと思います。数多くの生徒や保護者の方、同じ会社の仲間たちと深くかかわりながら、成長を続けていくことができるのは、当社で働くことの最大の魅力です。

(N.K.さん/東進ハイスクール校舎)


私がナガセの社風として感じているのは「温かい人」のとても多い会社であるということです。教育に関心を持ち、生徒たちを最大限支援することを目指して入社してくるわけですから、他人と関わろうとしない人や無関心な人などは、社員の中にまず見当たりません。同じ志を持つ仲間が頑張ることを応援し、たとえ失敗したとしてもそれを前向きに評価してくれるような風土があることは、当社の大きな特徴であると言えると思います。

また、「担任」からスタートし、「校舎長」として教育の現場のマネージメント職にキャリアアップする道のほか、希望と適性によって本部に異動し、私のような企画・開発職や営業職になるなど、様々なキャリアの道があることも当社の特徴のひとつです。

現在、当社では東進ハイスクールだけでなく、社会人や幼児を対象とする人財育成にも力を注いでおり、活躍のフィールドは大きく広がっています。当社は「教育」に携わる企業として、常に自分たちの存在意義を問い直し、成長している組織です。教育という分野に強い関心のある人なら、きっと大きなやりがいと出会うことができるはずです。

(K.S.さん/AI教育開発部)

先輩社員が語る「ナガセはこんな会社です」

月1回の全社研修会やブロック会議などを通じ、他の校舎や他部署の社員と関わる機会が多くあります。仲間たちと想いや意見を交換することが、自身の成長にもつながります。

企業研究のポイント

教育業界において進路を考える際には、教育機関の教育方針や事業への取り組み方の違いに着目していただきたいと思います。学校は国が定めた規定に基づき、生徒たちに平等に指導することが大切な役割であり、一方、多くの進学塾は、生徒の学力を向上させ志望校合格を目指すことを目的として、科目やテクニック等の受験指導を行っている企業がほとんどです。

そうした中で、当社の大きな特徴は「教育機関として自分たちはどうあるべきか」を常に考え、進化を続けている組織であるということです。また、志望校への合格は「生徒が自分の夢を実現するための通過点」であると位置づけていることも、特徴のひとつといえるでしょう。だからこそ私たちは、動画コンテンツによる授業やAIを活用した教育システムを活用しながら、社員が一人ひとりの生徒と向き合い、生徒自身が能動的に考え、将来の夢をかなえるサポートをしています。企業研究の際には、そうした企業の方針や理念をしっかりと理解をした上で、「自分が携わりたいのはどんな教育なのか」について考えていただきたいと思います。

また、当社では生徒が主体的に成長できるよう最大限支援するにあたり、社員本人も積極的に学び続ける姿勢が重要であると考えています。企業選びの際には、そこで働いている人の熱量や仕事に対する姿勢に共感できるか、という観点からも企業を調べてみるとよいでしょう。

(人事部)

PHOTO
ビッグデータやAIを活用して学習の効率化を推進し、社員は生徒一人ひとりのことを理解し、将来を見据えた成長のサポートをしている。

マイナビ編集部から

ナガセは受験予備校として高い知名度を誇る東進ハイスクールの運営母体。プロフェッショナルな講師の講義を録画した動画コンテンツと、社員による学習指導を組み合わせた効果的な教育システムによって、高い合格率を実現している。同社の大きな特色は、受験のための知識やノウハウを一方的に伝えるのではなく、生徒に「何のために学ぶのか」「どんな人生を送りたいのか」を考えさせ、自分自身が設定した目標に向かって成長させるという理念を持っていること。そのために欠かせないのが「担任」として生徒たちの成長を支援する社員の存在なのだ。

同社では近年、大学生や社会人にAI・IT教育を行う東進デジタルユニバーシティーなど、これからの時代に必要とされるスキルを育てるための、教育ビジネスの拡大に力を注いでいる。2024年からは大手自動車メーカーの従業員教育プログラムの共同開発にも参入。社会人教育の分野でも大きな存在感を発揮する存在になっていこうとしている。こうした事業展開を支えているのが、東進ハイスクールで培ってきた「生徒自身が自分の目標に向かって努力する」という環境を作り上げるための確固たるノウハウなのだ。

今回の取材では、生徒指導の現場で活躍する先輩社員や、AIを活用した教育プログラムの開発を手掛ける社員のお話を聞くことができた。教育に関わる仕事に興味のある人材には、ぜひ注目して欲しい企業のひとつだと感じた。

PHOTO
受験予備校・東進ハイスクールの運営母体として知られるナガセ。近年では社会人教育の分野にも積極的に進出し、教育ビジネスの領域を拡大し続けている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)ナガセ【東進ハイスクール・東証スタンダード市場上場】の取材情報