最終更新日:2025/6/1

(株)シマノ【東証プライム市場上場】

  • 上場企業

業種

  • スポーツ・レジャー用品(メーカー)
  • その他電子・電気関連
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械
  • 精密機器

基本情報

本社
大阪府

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

日本が誇る自転車部品・釣具のグローバル企業!SHIMANO

  • 数学・情報系 専攻の先輩

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自転車・釣具・グローバル、各分野で活躍する先輩を紹介します

―自転車が好き、釣りが好き―。「好き」を仕事に選んだ先輩たち。さらに、グローバル企業という魅力に惹かれて入社した人材も。先輩の仕事を紐解きながら、様々な角度からシマノの魅力を探ります。

■Y.Mさん
2015年入社
バイシクルコンポーネンツ事業部 新規企画部

■R.Aさん
2020年入社
企業文化コミュニケーション部 人的資本開発課

■T.Kさん
2018年入社
バイシクルコンポーネンツ事業部 商品開発一部
MC開発1チーム UI開発課

【自転車部品】学生時代に自転車の楽しさを知り、好きを仕事にしたいとシマノを選んだ

私が自転車に興味を持ったのは東日本大震災がきっかけです。公共交通機関がストップして街に帰宅困難者があふれるなか、自転車で帰路につく人を見て、その可能性を実感。大学進学後は迷わず自転車サークルに入り、自転車で日本全国を旅したり、トライアスロンやアドベンチャーレースに参加したり、自転車三昧の日々を過ごしていました。将来は自転車に関わる仕事に就こうと考え、「業界によりインパクトを与える仕事をするなら部品メーカーだ」とシマノを志望。スポーツ自転車部品の世界トップクラス企業として知られる当社で活躍したいと入社を決めました。

入社後は広報部で社内報の制作、企画部で技術情報のマニュアル作成を経て、5年目の夏ごろから現在の新規企画部に異動しました。1~2年目の社内報制作では企画立案から取材、ライティング、編集までを一人で手掛け、3年目から携わったマニュアル作成では社外ブレーンのディレクションに携わり、人を率いて膨大な製品群の技術情報をまとめる仕事を経験。しかし、新たに配属された部署では、これまでとはまったく異なるアプリ開発を担当することに。私は現在、自社のSHIMANO STEPS(電動アシストユニット)やDi2(電動変速)を搭載したバイクとつながる設定アプリ「E-TUBE PROJECT Cyclist」やサイクルコンピューターアプリ「E-TUBE RIDE」に携わり、バイクのカスタマイズやルート検索、走行ログの振り返りなど様々な機能を付加しています。

開発当初はPCとつなぐ有線システムでしたが、スマホアプリへと進化して一般ユーザーにも浸透。日本を含めた世界各国で年々ダウンロード数が増え、新規企画部にも喜びの声がたくさん届いています。「使いやすい」というお褒めの言葉ももちろん嬉しいですが、改善の参考にしているのは「こうしてほしい」というご指摘の声。ユーザーの声を集めて開発部門、協力会社にも伝え、部品や技術の改善、より良いアプリへの刷新を進めています。多くの人と関わる仕事は連携、調整など一筋縄ではいかない難しさがありますが、それを乗り越えて目指すアプリを実現し、顧客満足度が高まっていると実感できた時にやりがいを感じています。
(Y.M)

今後の目標はなんですか?

より多くの人にアプリを使ってもらい、快適、安全に自転車を楽しめる環境をつくりたい。私もロードやMTB、最近は釣りも始めたので、経験を仕事に活かしたいですね。(Y.M)

【グローバル】やってみたいを大事にしてくれる!~世界中のシマノメンバーがいきいき働ける環境づくり~

昔から英語に興味があり、高校1年生の時にカナダに留学。1年間、現地で英語を学んだことで視野が広がり、併せて異文化交流の楽しさも知りました。この留学が私のターニングポイントになり、大学ではドイツ語を学んで、再び留学(ウィーン)を経験。企業研究でもグローバルな環境で語学力を活かしたいと考え、地元関西に本社があり、なおかつヨーロッパでの売上比率が高い企業に絞って活動していました。そんな軸にぴたりと合っていたのがシマノです。世界に約50の拠点を持ち、海外での売上比率が約9割の当社は私にとってまさに理想的な環境でした。

入社後は1年間、新卒採用に携わり、2年目から約2年間、社内報の制作を経験。世界各国の製造拠点で働く現地の方々に6か国語で本社の動向や考え方を伝える媒体の企画、制作に携わりました。そして、2023年からは新たに立ち上げられた人的資本開発課に所属。ここでは人材を財産、主役と考え、働く人がいきいきと活動するための様々な施策を講じています。例えば、チームシマノメンバーが自発的に訪れ、興味のあるコンテンツを、自ら選択して学ぶことができる学びの場「Shimano Campus」を2022年に開校。リアル(体験)・バーチャル(WEB)の両面でシマノについて知ってもらうイベントや、業務に直接役立つ専門知識を身に付けられるコンテンツをお届けしています。日本国内では使ってくれるシマノ社員がふえたものの、グローバルで見るとまだまだ浸透していないことが現状。今後の課題として、世界中のチームシマノメンバーにも使っていただけるようコンテンツの改良や地道な宣伝活動が必要にも注力していく予定です。また、現在はグローバルでCareer Developmentを考えるプロジェクトの立ち上げに向けて準備中。

入社以来、グローバルな仕事がしたいとずっと話していたことがきっかけでチャンスをもらったのですが、まだ4年目でこんなに大きなプロジェクトに携われることにやりがいを感じつつも少々不安もある、というのが本音。人がいきいきと働けているかどうかを数値化するのは本当に難しいですが、だからこそ挑戦のしがいがあると自分を奮い立たせています。海外で働く方々にシマノスピリットを伝えるためにも言葉や文化、考え方、働き方の違いを超え、日本と現地をつなぐ懸け橋になるために全力で頑張りたいと思います。
(R.A)

今後の目標はなんですか?

企業が求める人材を育てるとともに、メンバーが自己実現・自己成長できる環境を作ることが私の使命。社員の9割が日本人ではないからこそ、やりがいを感じます。(R.A)

【自転車部品】新しいことに挑戦する!仕事も趣味も妥協せず楽しむ!それがすべての出発点。

大学時代、サイクリングに夢中になり自転車で全国を回っていました。「専攻の情報系とは違うことをやってみよう」という想いから、シマノを第一志望として企業研究を進めました。「趣味を仕事にすると続かない」と言われることがありますが、私は敢えてその道を選択。いろいろ調べを進めていくうちに「シマノは個人の裁量が大きく組織に埋もれることがない」と知り、迷わず入社を決めました。

マウンテンバイクは私が一番好きな自転車ということもあり、入社して、マウンテンバイクの部品を開発する部署に配属された時は本当に嬉しかったです。商品開発を経て、少し先の製品を考える先行開発も経験。再び商品開発チームに戻り、現在はUI(ユーザーインターフェイス)の開発に携わっています。ハンドルやシフトレバーなど手で触れる部分の使いやすさや情報の見やすさについて考え、世界中から人の手のデータを集め、だれもが直感的に操作しやすいコンポの形やサイズを追求しています。

業務をする上で大切にしていることは「まずは自分自身が楽しむこと」。自分自身が楽しんでいなければ、お客さまを楽しませることはできないと思っています。なかでも、開発していた時のエピソードがとても印象に残っています。世界選手権で優勝経験のあるプロライダーに試作品をテストしてもらい、褒めていただいたことです。もともと私はその方のファンだったので「お前の製品イケてるぜ」と直接言っていただけた時は、最高に嬉しかったです。

また、現在コースデザイン業務にも従事しています。自転車が趣味の私にとって、シマノが開催している自転車レースのコース設計に携われることは喜び。レース当日は参加者にアンケートを取り、翌年のコース設計に反映させています。それに加え、毎年公募される海外研修にも応募。今回選考が通り、3ヶ月間カナダのバンクーバーに行くことになりました。現地では自転車店のスタッフとして滞在のほか「やりたいことを自由にやっていい」と聞いているので、今からワクワクしています。また、バンクーバーはマウンテンバイクが非常に盛んです。バンクーバーは親子でマウンテンバイクを楽しむ文化が根付いているので、その風土に触れ、なぜそれほど愛されているのかも知りたいですね。
(T.K)

今後の目標はなんですか?

レースのコース設計など、シマノでは開発以外のことにも携わることができます。これからもそのチャンスに飛びついて、より良い製品を世に出していきたいです。(T.K)

企業研究のポイント

【Y.M】私が企業研究で意識していたのは、「好き」を仕事に活かせること。1日の1/3、つまり人生の1/3を仕事に費やすと考えると、やっぱり好きなことを仕事にした方がいいとシマノを選びました。今、実際に働いて、毎日がとても充実しているのは「好き」を軸に企業研究したからこそ。シマノは主体的に考え行動できる人が多いので、自ら課題を見つけて提案できる人ならより活躍の場が広がると思います。

【R.A】企業研究では軸を定め、それに合う企業を探し続けることが大切ですが、最後は直感!私は仕事に情熱を注ぐシマノの皆さんにお会いした時、「なんてキラキラした瞳なんだ」と感激して、入社を決めました。当時の印象は現在も変わることはなく、優しく個性的で仕事に熱い方々に刺激を受けながら働いています。シマノ=自転車・釣具のイメージが強いと思いますが、私はどちらもよく知らず、グローバルを切り口に入社。でも、とても楽しく働いています。

【T.K】私がやっておいてよかったと思うことは徹底的な自己分析。「どんな理念のもとにその行動をとっているのか」の答えを出しておくと様々な場面で活かせます。また、ステークホルダー向けの有価証券報告書には学生向けとは違う情報が記載されているため、私はIR情報も読んでいました。こうした企業研究や自己分析を進めるなかで、楽しむことも忘れずに行ってください。楽しむことで気づくこともあると思います。

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芦原太郎建築事務所設計のTechnology Innovation Centerは、ガラスのカーテンウォールなど開放的なデザインが自慢。様々な部署の人材が自然とつながる働きやすい空間です。

マイナビ編集部から

2021年に創業100周年を迎えたシマノ。自転車部品・釣具の開発・製造・販売に携わる同社は、創業地である堺に本社を置くグローバル企業だ。自転車部品では世界トップクラスのシェアを誇り、全売上の約9割を海外事業が占めている。なんと世界に約50の拠点があり、全従業員の9割が日本以外の外国籍の人材だと聞いて驚いた。

今回お話を伺ったR.Aさんはグローバルを切り口にシマノを選んだ。「自転車も釣りも初心者でした」と語るR.Aさんだが、社内ではむしろ初心者の視点が重宝されているという。自転車好きのY.Mさんのようにその道の達人も大勢いるが、そうではない人にはそれぞれの魅力を優しく教えてくれるフラットな風土がシマノにはあるのだ。

また、働きやすい環境も整っており、結婚後も家庭と両立しやすいのが魅力。「週3日は在宅勤務が可能で、私は週2日利用しています」とは新婚のR.Aさん。独身寮や社宅も整い、新たな門出をしっかりと支えてくれるのは新社会人には心強い限りだろう。好きを仕事にすることは賛否両論あるかもしれないが、3人の先輩社員へのインタビューを通じて感じたのは、皆さん本当に楽しそうだということ。熱く自分の仕事を語る皆さんの姿はとてもまぶしく、毎日が充実しているんだろうなと思わずにはいられなかった。好きを仕事にする楽しさを、ぜひシマノで体感してもらいたい。

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「SHIMANO」の社名はグローバルで知られ、自転車部品・釣具ともに認知度、技術力ともにグローバルブランドの座を堅持。今後もさらなる挑戦を続けていくという。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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