長い人生の中で見ると、内定はゴールではなく社会人生活のスタートです。
初任給など目先の条件だけで判断するのではなく、その会社で働き続けることをイメージできる企業を選んでほしいと思います。そのためには、採用に関わる人間以外の社員の声も聞くことがポイント。インターンシップへ参加したり、説明会や面接会場にいる面接官以外の社員に積極的に話を聞いてみたりと、現場で実際に働いている人のリアルな話を聞いて、入社後のマイナスギャップを減らしてほしいと思います。
住宅業界に絞っているのであれば、展示場に足を運ぶこともおすすめです。先輩社員の働く姿が見える上に、商品である住まいについても確かめられます。住まいは人生で最も高額な買い物といわれる商品です。木造住宅と鉄筋コンクリート造のマンションでは同じ住まいでも特徴が大きく異なります。自分が住みたいと思えるか、自信をもってお客様に販売したいと思えるかといった価値観とその会社の商品である住まいを比べることで、企業選びの参考になるのではないでしょうか。
また、現場社員のリアルな声に加えて、トップのメッセージにもぜひ注目してください。社長がどんなビジョンをもっているかで、会社の将来は確実に変わってきます。入社して成長した先、どんな会社になっているのか、どんな地域貢献や価値の提供をできているのかをイメージする上でも、トップのビジョンを聞いてほしいと思います。