最終更新日:2025/7/24

(株)ソラスト【東証プライム上場】

  • 上場企業

業種

  • 福祉サービス
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  • 幼稚園・保育園
  • 教育
  • 医療機関

基本情報

本社
東京都

取材情報

DXが変える、私たちの仕事

人とテクノロジーの力を生かした「科学的介護」の実現を目指して

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ソラストが見据える、テクノロジーを活用する介護の未来

医療事務・教育・保育などソラストが手掛ける4つの事業の中でも、特に飛躍的な成長を見せている介護事業部門。その責任者である片野氏に、同社の強みや社員への思い、今後のビジョンについて語っていただいた。

執行役員 介護事業本部長
片野 雄一さん

「科学的介護」の推進により、介護業界のゲームチェンジャーを目指して

当社最大の資産である「人」に「テクノロジー」の力を融合させることで2022年4月に企業理念を改定しました。

「私たちは、人とテクノロジーの融合により、『安心して暮らせる地域社会』を支え続けます。」という新しい企業理念を掲げております。
社員一人ひとりの高い専門性と優れたチームワークの発揮、テクノロジーの先進的で柔軟な活用によって、地域に密着したサービスを実現し、お客様の元気と笑顔を支え続けることに挑戦し続けます。

少子高齢化が進む今後の社会においても、充実した介護サービスを提供し、地域社会を支えつづける存在でありたい。そんな思いと使命感を持ち、業界のゲームチェンジャーとなるべく、多くのイノベーティブな取り組みにも着手しています。

経験や感覚に頼る「経験的ケア」ではなく、科学的根拠に基づいた「科学的介護」の実現に向けても、テクノロジー技術の導入検証を続けています。居室におけるご利用者さまの異常を察知できるセンサーを導入した施設も段階的に増やしており、転倒予防や事故の検証につなげているほか、今後は蓄積したデータを個別のケアプランに反映させていくことも検討しています。

大学や企業の研究機関とも共同で開発や実証実験を行っているほか、テクノロジー系のベンチャー企業ともパートナーシップを組み、独自の機能を介護現場に実装するための研究を続けており、エビデンスに基づいたソラスト独自の介護体制を作り上げていくために、同時並行的にさまざまな取り組みを進めています。今後も職員の負担軽減に貢献する施策を研究してい来ます。

また、科学的介護の取り組み前から各施設にタブレット端末を導入し、日々の介護記録から介護保険の請求関連など全ての書類を一元的に電子化する体制づくりを進めています。幅広い世代の職員全員が自由に使いこなせるような仕様となり、最初は抵抗のあった職員も今では便利になったと使用しています。

テクノロジーの活用というと「業務効率化」をイメージされる方も多いかもしれませんが、当社の多岐に渡る事業を結合、さらには進化をさせていくことが重要なポイントになります。

実際に働いてくれている社員含めて、利用者様の快適な暮らしを実現し、双方の満足度を上げていくことが重要になって参ります。

ソラストはこんな会社です!

ICTツールや科学的知見を積極的に導入している同社。職員の負担軽減だけでなく、利用者の健康管理や認知・運動機能の向上などにもつなげていきたいと考えている。

チャレンジの加速に伴い、発想力や課題発見力のある人材の活躍に期待

ソラストには、人や会社の持つ「多様な個性」を生かす風土があります。施設長の半数以上が女性職員となり、外国籍の職員も積極的に迎え入れています。

そうした多様な人材の活躍を支えているのが、教育研修制度です。未経験からでも安心して介護業界に踏み出せるよう、入社後は3カ月間、現場実習を含めた研修を経てから、各事業所へ配属となります。配属先では相談役の先輩に加え、経験豊富な教育担当者もつくため、個別にフォローアップを受けながら成長できる環境を整えています。介護知識はもちろん、マネジメントやチームビルディングのスキルなどについても幅広く学べるeラーニング制度「ソラスクール」も自由に活用いただけます。

資格については、入社3年目に介護福祉士を取得できる状態を目指して研修プログラムを組んでおり、上位資格取得者にはお祝い金も支給しています。接遇やコミュニケーションスキルを学べる「ウェルフェア・コンシェルジュ養成研修」のほか、昨年は認知症に関する社内資格制度も開始。受講者に最新の知見を施設に持ち帰ってもらい、各エリア内での浸透を図っています。

処遇改革も定期的に行っているほか、働きやすさを支える制度面も充実させています。年間休日数は125日(2024年度実績)。テクノロジーを活用することで残業時間は月平均5時間を実現させています。育児中の職員の時短勤務は期間無制限で使用可能となり、男性職員の育児休暇も毎年5~10名程度の取得実績があります。そのほか、良い活動や働きをした社員にポイントが付与される「ソラストポイント制度」も非常に好評で、褒め合う文化のもとでモチベーション高く励める職場環境をつくっています。「やむを得ない事由以外の離職者をゼロにする」という目標のもと、人材定着率9割超を目指していきたい考えです。

介護はチームワークが欠かせないため、コミュニケーション力や協調性が生きる仕事であることは間違いありません。それに加え、さまざまなチャレンジを加速させている現在の当社では、新しい発想や課題の発見ができる人にも、多くの活躍のチャンスがあると思います。

ソラストはこんな会社です!

社名はラテン語の「solas」(太陽・元気)と「asto」(支える・そばに)に由来。ロゴマークには太陽の下で元気に生きる人々と、それを支える人が表現されています。

"今"のみではなく、"未来"も見据えて様々な企業と触れ合ってみてください!

ソラストでは、運営施設の種類にも、垣根を設けていません。
住み慣れた地域で暮らし続けることを実現できるように、在宅サービスのデイサービスからショートステイ、小規模多機能型居宅介護施設、入居サービスのグループホームや有料老人ホーム、そして居宅介護支援など、あらゆる介護サービスを1社で展開しています。

1つの地域にさまざまな種類の施設がそろえば、ご利用者さまは介護度の進行に応じて、その時々でサービスを選ぶことができます。さらに各施設のシステムからデータを集約できれば、次の施設にスムーズに引き継いでいくことも可能になり、より良いサービスの提案・提供にもつなげていけると見込んでいます。このようなビジョンのもと、誰もが住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで送ることができる「ソラストの地域トータルケア」を実現させていきます。

現在は東名阪に多くの施設を展開していますが、今後は地域によらず拠点数を増やしていく方針です。昨年は各部門で新規事業の創出を目指すことも決まりました。介護事業部門としても介護に関連する周辺事業など幅広い視野でアイデアを出していきたいと考えています。柔軟に、積極果敢にチャレンジする企業風土があることは、皆さんにもぜひ知っていただければうれしく思います。

介護業界は2000年に創設された介護保険制度の導入以降に発展しており、まだ二十数年しか経っていない若い産業です。中小の事業者が圧倒的に多い現状があり、業界トップクラスの企業でもシェア率はわずか数%程度です。介護保険制度の改革が進むなか、今後は必ず業界再編が進んでいくだろうと予想します。そうした時代においてもスケールメリットを発揮できる革新的な事業者として、これからもさらなる存在感を発揮していきたいと考えています。

ソラストはこんな会社です!

「グループ会社出身の私が今のポジションにいることからも、フラットにチャンスがある風土が伝わるはず。より多様性のある人材が活躍できる会社にしていきたいですね」

企業研究のポイント

企業研究において、一番有効な情報源となるのはインターンシップだと思います。インターンシップは幅広くいろいろな業界の企業を見て、仕事体験などもできる貴重な機会です。最初から決まった業界に絞るよりも、広い視野を持って、やりたいことや得意なことに合致する業界をいろいろとのぞいてみることをおすすめします。

実際に当社の新入社員たちからも、毎年「介護業界で受けたのはソラストだけ。業界で絞っていたら当社を見つけられなかった」といった声が聞かれます。キャリアの広がりや働きやすい環境が整っている点に魅力を感じて志望する人が多いですね。当社のインターンシップでは仕事体験を実施しており、1~3年目の仕事と4~10年目にどのような仕事をしているのかまで知っていただける機会としています。

年間休日数は125日(2024年度実績)の休日があり、ワーク・ライフ・バランスの充実を図りやすい環境です。いろいろな種類の施設があるため、ライフイベントに合わせて夜勤のない働き方も可能ですし、施設数が多いので、転居なく特定のエリアに根差して働きながら、いろいろな施設で経験を積むことも可能です。

入社1年目の働き方だけでなく、長期的な目線で「将来的にどんな働き方ができるか」についても、企業研究を通じてぜひ詳しく調べてみてください。
(人事担当)

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ケアスタッフのイメージが強い介護職だが、同社では早いうちから1つの施設を運営する活躍も望めるという。多様なキャリアの選択肢があることがうかがえる。

マイナビ編集部から

創業59年目を迎えたソラスト。
30,000名の社員が活躍できるのは、社員の声を積極的に取り入れる社風と福利厚生が整っているからだと感じた。

同社の飛躍的成長を支える力として期待されているのが、本文でも紹介したテクノロジーの力だ。ICT活用というと「業務効率化」を目的としているイメージがあるが、同社では「事故防止」「認知機能」「栄養管理」など様々な領域において、確かなエビデンスに基づいた科学的知見を取り入れていくことを明言している。先進的な実証実験もさまざまに行われており、事業所への実装・普及に向けて意欲的に取り組んでいる様子がうかがえた。

キャリアアップしたい人には多くのチャンスが望めるため、大いに活躍して仕事の幅を広げたい人、新規事業に関わってみたい人、そして介護業界全体にも波及するようなチャレンジがしてみたい人も要注目だ。エリ限定採用ということで、全国転勤のキャリアパスは想定していないそうなので、転居を希望しない人も安心して検討してみてほしい。

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約3万人の従業員が活躍しているが、意見やアイデアがあれば事業本部長宛てに直接メールで相談できるなど、経営陣との距離の近さも同社の魅力の一つだ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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