最終更新日:2026/2/5

ステラケミファ(株)【東証プライム市場上場】

  • 上場企業

業種

  • 化学
  • 薬品

基本情報

本社
大阪府

取材情報

学生時代の学び・経験、どう活かせている?

学生時代の“気づき”が武器になる!研究開発者としての第一歩、ここから始まる

  • 化学系 専攻の先輩

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新製品の研究開発に挑む先輩たちにインタビュー

学生時代に培った知識はもちろん、考察力や挑戦する姿勢が研究現場で確かな力に。ステラケミファで活躍する若手社員2名が、自身の学びをどう活かし、どんなやりがいを感じているのかを伺いました。

■J.Mさん(画像左)
研究開発部/2025年入社
和歌山大学 システム工学研究科 システム工学専攻 ナノマテリアルクラスタ修了

■A.Yさん(画像右)
研究開発部/2025年入社
関西学院大学 理工学研究科 化学専攻修了

前向きな考察が生む発見!研究開発現場で活きる学生時代の学び/J.Mさん

学生時代は化学を専門に学び、大学院では生物化学の研究室に所属してがん治療薬の研究に取り組みました。研究活動を通じて得た大きな学びは、想定外の結果をマイナスと捉えず、そこから何を読み取れるかを考える姿勢です。研究では思い通りの結果が出ないことも多々ありましたが、そうしたときこそ新たな発見のチャンスと捉え、前向きに考察を重ねることを大切にしてきました。

また、研究成果を正確に伝えるためには、統計的な処理やデータの整理力が不可欠です。有意差検定などの手法を用いて客観的に分析し、誰が見てもブレのない資料を作成することを心がけてきました。情報をどう伝えるかにも強い関心を持ち、伝えたいことが正しく伝わるよう、構成や表現にも工夫を重ねてきました。

こうした経験を活かし、企業研究では化学に関わる仕事を軸にしながら、化学と生物の両方の知識が活かせる企業を探していました。実際にはどちらか一方に特化した部署が多く、両分野にまたがる仕事の希少性の高さに苦戦。そんな中で出会ったのが、フッ素化合物で知られるステラケミファでした。インターンシップに参加した際、説明資料に「フッ素を用いた表面処理技術で新たな細胞培養容器の開発に成功」と記載されているのを見て「ここなら自分の学びを活かせる」と直感しました。同じ大学出身の先輩が活躍していたことや、インターンシップ中に感じた先輩社員の温かさも、入社の決め手となりました。

入社後は研究開発部に配属され、細胞培養容器の開発に携わっています。対象となる細胞に応じた条件を設定し、容器の設計・試作・評価・検証を行うのが私の仕事です。細胞は生きた状態で変化するため、結果にばらつきが生じ、再現性を確保するのに苦労することもあります。

それでも、研究室で培った「結果を前向きに捉える姿勢」や「統計的なデータの整理力」は、今の業務において大きな強みとなっています。思うような結果が出なかったときも「新たな機能を発見できたのでは」と考えることで、次のステップへとつなげることができます。さらに、資料作成においても、伝えたい情報を的確に、ブレなく伝える工夫を重ねることで、チーム内での共有や検証の質を高めることができています。

ここもステラケミファの魅力!

当社の先輩たちは人柄の良い方ばかり。わからないことがあればいつでも相談できますし、優しくフォローしていただいています!(J.Mさん)

学生時代に培った「挑戦を楽しむ力」が、私の原動力/A.Yさん

大学では有機化学、無機化学、物理化学を幅広く学び、レポートや実験に追われる忙しい日々を過ごす一方で、個別指導塾のアルバイトにも取り組み、物事に優先順位をつけて効率的に進める力を養いました。大学院では物理化学を専攻し、半導体量子ドットの研究に従事。銅イオンを添加することで、光を吸収してエネルギーに変換する効率が向上する現象を観察し、発光プロセスの変化を分析しました。初めて行うことばかりで覚えることも多く、つまずく場面もありましたが、前向きな姿勢を大切にして取り組みました。

企業研究を始めた当初はやりたいことが定まっておらず、化学業界に限らず食品や化粧品など幅広く検討しながら「面白そう」と感じる分野に注目し、長期に働ける会社を軸として調べていました。そんな中、学生時代に馴染みのあった蛍光体材料の新規開発に取り組んでいたステラケミファに出会い、フッ素という元素の特性にも強く惹かれました。

フッ素は毒性が強く、自然界に単独で存在しないほど反応性が高い一方で、ほぼすべての元素と反応するため、導入することで分子全体の性質を変えられる可能性を秘めています。こうした特性からさまざまな研究に派生している点に魅力を感じ、当社を志望する決め手となりました。さらに、インターンシップでは社風を確認することができ、先輩たちの楽しい雰囲気に加え、フッ素ガスなどの危険な薬品を巧みに扱う職人気質な姿に魅了されました。

入社後は有機関連材料の開発に取り組むグループに配属され、医薬品などの合成や研究に用いられるフッ素化試薬の開発に携わっています。水素をフッ素に置き換えることで薬剤としての効力を高めることを目的とし、私は生成された試作品の評価を担当。有機化学は学生時代に学んだものの、物理化学を専門としていた私にとっては未知の領域も多く、配属当初は不安もありました。

しかし、学生時代に培った「新しいことに挑戦する姿勢」は、現在の研究開発にも活かされています。新しい知識との出会いで覚えることも多いですが、前向きな姿勢で「新しい知識が得られる」「発見につながる」と捉えるからこそ、気づきが多く、楽しみながら取り組むことができています。また、個別指導塾でのアルバイト経験から身につけた「優先順位をつけて物事を進める力」も、業務を円滑に進める上で大きな支えとなっています。

ここもステラケミファの魅力!

入社前は不安もありましたが、そんな心配は一切無用でした!それぞれがプロフェッショナルとして、強みを活かして活躍できる環境です!(A.Yさん)

先輩たちに聞きました!ステラケミファで働く環境は?これからの目標は?

配属されて約2カ月。まだ新しい製品の開発には至っていませんが、自分が出した開発結果について先輩たちとディスカッションを重ねる日々に、大きなやりがいを感じています。世の中にまだ存在しないものを生み出す研究は非常に魅力的で、イメージしていた通りの仕事に楽しさを感じています。

現在勤務している次世代材料研究棟では、研究部門が一堂に集まっているため、グループの垣根を越えて多様な研究内容に触れる機会が豊富です。会議などを通じて他の研究者の取り組みを知ることで、自身の知識や視野が広がっていることを実感しています。また、当社は人間関係が良好で、職場の雰囲気も非常に温かいです。分からないことがあれば丁寧に教えてくれる先輩社員に恵まれており、安心して業務に取り組むことができています。

今後の目標は、自分が開発した製品を世の中に送り出し、それが多くの最新分野で活用されることで社会に貢献すること。その実現に向けて、日々の研究や検証に細心の注意を払いながら、一歩ずつ着実に前進していきたいと考えています。
【J.Mさん】

インターンシップの頃から感じていた社風の魅力は、入社後も変わることなく、むしろ日々の業務を通じてその良さを実感しています。すぐに質問できる環境や、グループの垣根を越えた和気あいあいとした雰囲気の中で、安心して業務に取り組むことができています。誰もが気軽に意見を交わせる風通しの良い職場環境は、前向きに挑戦し続ける力を支えてくれる大きな要素です。周囲のサポートを受けながら自分の成長に集中できる環境が整っていると感じています。

今後の目標としては、まずは日々の研究を通じて有機化学の知識も着実に蓄え、ゆくゆくはプロフェッショナルな先輩たちのように「〇〇ならA.Yに聞け!」と言われるような専門性を身につけることです。それぞれに強みを持つステラケミファの先輩社員は、技術力だけでなく人間的にも魅力的で、私の憧れの存在。知識や経験だけでなく、周囲との信頼関係を築きながら仕事を進める姿勢からも学ぶことが多く、1日も早くその背中に追いつけるよう、日々努力を重ねていきたいと思っています。
【A.Yさん】

ここもステラケミファの魅力!

先輩たちが働く「次世代材料研究棟」にあるリフレッシュルームがこちら。木の質感を活かしたインテリア、グリーンが癒しの空間となっている。

企業研究のポイント

【J.Mさん】私はインターンシップに参加したことで、それまで知らなかった当社の開発実績(細胞培養容器)を知り、これが入社の決め手となりました。情報収集はインターネットで簡単にできますが、文字や写真だけでは伝わらない空気感や人の雰囲気、働く環境などは、やはり実際に足を運ばなければわからないことが多いと感じます。どんな人が、どこで、どんな風に働いているのか――それを肌で感じることが、大きなヒントになると思います。企業研究では、ぜひ現地へ足を運び、対面だからこそ得られる情報を大切にしてほしいと思います。

【A.Yさん】私が企業研究を始めた当初は、やりたいことが明確に決まっておらず、まずは幅広い業界や企業を見て「面白そう」と感じる企業を絞り込むことから始めました。分野を限定せずに視野を広げていったことで、自分の興味や価値観に気づくことができたと思います。当時はコロナ禍の影響で対面での見学が難しかったですが、オンラインで気軽にさまざまな企業を見ることができたのは、視野を広げる上でとても有意義でした。たくさんの企業を見比べるのは大変かもしれませんが、比較することでそれぞれの特徴や強み、働き方の違いがはっきりと見えてくると思います。周囲と比べて焦ることもあるかもしれませんが、惑わされずに自分のペースやタイミングを大切にしてください。

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一人ひとりに十分なスペースが用意された分析室も同社の自慢。所属するグループの上司や先輩社員だけでなく、さまざまな分野の研究開発者と交流できる。

マイナビ編集部から

創業100年以上の歴史を誇るステラケミファは、フッ素化合物分野で世界的に評価されている化学メーカーだ。半導体製造に欠かせない超高純度かつ高品質な薬液を生み出し、グローバルにその名を知らしめた。強みとなるのは確かな技術力に加え、ニッチな市場で安定した事業基盤を築いていることだ。国内外での半導体需要が止まらない今、今後も同社が生み出す超高純度の半導体用薬液への高い需要が見込まれるだろう。また、同社は新製品開発にも力を注ぎ、細胞培養容器などのバイオ分野での今後の躍進にもぜひ注目してほしい。

今回お話を伺った研究開発部の先輩たちは、2023年2月に稼働した「次世代材料研究棟」で活躍している。この施設にはドライルーム、環境試験室、クリーンブースなどの研究開発設備が導入されている他、さまざまな専門分野を持つグループと交流できるのが特徴だ。先輩たちからは「自分の知らないフッ素の機能を知ることができた」「毎週行われる全体ミーティングが勉強になる」など、学びの機会に恵まれていることも伝わってきた。特に印象的だったのは、お二人が生き生きと前向きに働く姿だ。自らが仕事に誇りを持ち、楽しみながらチャレンジする姿勢は、学生の皆さんにとっても大きな刺激になるはず。企業研究の際は、ぜひ参考にしてほしい企業だ。

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外観のスタイリッシュさもさることながら、先進的な設備とスマートな仕様が備わった空間が次世代材料研究棟の魅力。恵まれた環境で思う存分、研究開発に没頭できるだろう。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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