最終更新日:2025/6/20

クオール(株)【クオール薬局】

業種

  • 調剤薬局

基本情報

本社
東京都

取材情報

先輩100人100の就活

インターンシップでリアルに体感した調剤薬局とクオールの魅力

  • 薬学・医療系 専攻の先輩

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人の温かさに魅かれて、クオール(株)への道を選ぶ

クオール(株)では多彩なインターンシップを開催しているが、2024年入社の2人の薬剤師の先輩方は複数回参加した経験が、入社を決める後押しになったという。それぞれの企業研究・就職活動期を振り返ってもらった。

根岸 真矢さん
第四本部 第二事業部(南関東エリア)
薬学部卒/2024年入社/写真右

内堀 睦望さん
第二本部 第三事業部(北関東エリア)
薬学部卒/2024年入社/写真左

【根岸さん】インターンシップで人の温かさを垣間見る。多様な選択肢があるのも入社の決め手に

化学が好きだったことに加え、人のためになる仕事に携わりたいと考えていたことから、高校時代に薬学部への道を志しました。患者さまとお話できる環境で働きたかったので、病院もしくは調剤薬局勤務を視野に入れていましたが、実務実習を通して退院後も患者さまに寄り添いたいという想いから、調剤薬局の志望度が上がっていきました。

クオール(株)のインターンシップに複数回参加したのも、調剤薬局を選ぶ大きなきっかけになっています。実習で忙しいとはいえ、就職活動で選択肢を狭めたくなかったので、大手企業を中心に中小企業含め7~8社のインターンシップに参加していました。当社もその中の一社。夏に1度参加したときは、クオール(株)という会社そのものを知るのがテーマだったのですが、さまざまな企業とのコラボをはじめ個性的な取り組みを実践していることがわかり、薬剤師の前に多様な可能性が広がっていくのを実感しました。

その後は働く先輩方の声を聞いたり、6年にわたる教育研修の一端を体感できるプログラムなどにも参加した中で、かなり柔らかい雰囲気が根付いている会社だということも見えてきました。ただ、オンラインではわからないことも多かったので、現場の声が知りたいと人事担当者に相談を持ち掛けたところ、都内の店舗に訪問する機会を作っていただきました。先輩薬剤師のリアルな声に触れ、将来働く自分の姿を想像することができたのが大きな収穫でした。

さらに印象に残っているのは、学生と先輩社員が一緒に参加したグループワークです。薬剤師の考え方を実際に聞くことができ参考になりました。また、インターンシップ期間中に社長の人柄に触れる機会で感銘を受けたこともあり、就職活動の本番を迎える頃には当社への志望度がかなり上がっていました。

最終的に当社を選んだのは、各所で実感した温かな雰囲気が決め手となりました。さらに薬剤師として多様な道を選択できる点にも共感。私自身、現時点では進みたい方向を明確に決めていませんが、働きながら可能性を探っていける環境は私にとってベストだと思いました。

先輩の横顔

薬剤師になるのがゴールではなく、その先に何をしたいのかを考えている人が集まっている。根岸さんも将来の道を選ぶために、確かな土台を作りに勤しんでいる。

【内堀さん】挑戦できるフィールドが広がっている。学生の想いにも応えてくれるのが嬉しかった

薬学部に進学した当初は商品・医薬品などの開発に興味があったため、メーカーへの就職を視野に入れていたのですが、調剤薬局と病院での実務実習を経験したのが転機となりました。患者さまと直接、触れ合いながら薬剤師として日々成長したいという想いが強くなり、5年生のときには調剤薬局か病院での就職を志すようになりました。

調剤薬局を選んだのはクオール(株)のおかげ。実は実務実習先がクオール(株)の薬局で、指導してくれた薬局長が「あの人から薬をもらいたい」と患者さまから絶大なる信頼を得ており、憧れの念を抱くようになりました。実習が終わった秋以降にはインターンシップに何度か参加。教育やキャリア、社内の取り組みなどをテーマに、さまざまな角度から当社のことや、調剤薬局全体に関して学ぶことができて、有意義な時間を過ごすことができました。何よりも参加している社員同士の仲の良さが伝わってきて、温かみのある社風を体感できました。

その他、思い出深い出来事と言えば、インターンシップでグループワークが実施された際、私は司会進行役に立候補しました。グループの仲間と上手く意思疎通できるか不安がありましたが、巡回してくださった先輩方が細かくアシストしてくれたおかげで、意見をしっかりとまとめることができ、人に寄り添う社風の良さを改めて実感しました。

オンラインでの店舗見学では、若手薬剤師が上司に自分の意見を伝えている姿も見れました。新人の“やりたい”に肯定的な企業文化に刺激され、私も人事担当者に「アロマテラピー」に興味があると話をしてみました。単に薬を提供するのではなく、患者さまの心を少しでもリラックスさせることができればと思っていたのですが、人事担当者が私の想いを前向きにとらえてくれたのが嬉しかったです。

その流れでクオール(株)をもっと深く学びたいと思うようになり、本社に訪れる機会を設けてくださいました。セルフメディケーション商品を開発している部署、他社とのコラボ出店を担当している部署の社員の話を聞くことができて視野が大きく広がっていきました。クオール(株)のビジョンに含まれている“挑戦”の言葉を体現できるこの会社で、私も色々な可能性を開拓したい。そんな想いからクオール(株)の扉を叩きました。

先輩の横顔

広域コースを選択し、一人暮らしをしている内堀さん。家賃の9割は会社が補助してくれるため、経済的な負担も最低限に抑えられており、趣味を楽しめているそうだ。

2人の先輩の“今”。先輩の指導を受けながら、一歩ずつ成長を遂げる

■入社してからは東京23区内の店舗に配属されました。都立の総合病院の門前薬局であり、多様な処方せんを扱っていることから勉強という意味でも絶好の環境となっています。特別な内容の処方せんも多いのですが、患者さまを長くお待たせするわけにはいきません。スピーディな調剤をめざしていますが、まだまだ自分には足りないことばかりだと痛感しています。

その中で頼りになるのがフレッシュマンリーダー(FL)を務めてくれる先輩の存在です。インターンシップの際に魅力に感じた6年間にわたる育成プログラムの初年度には、まずは年の近い先輩の指導を受けるFL制度があり、実践の中で質問を重ねながら課題を乗り越えています。FLはすぐに答えを返すのではなく、「あなたならどう思う?」と自身で考え、理解し、自主的に動けるよう指導して下さっています。

ちなみに私のFLは2年目の先輩です。入社前に感じた柔らかな雰囲気は変わらず、安心して学ぶことができています。まずは一人前の薬剤師となるのを目標に、基本的な業務をしっかりと身につけたいと思っています。
<根岸さん>

■私の場合、北関東の店舗に配属となり、FLの指導を受けながら業務を学んでいます。実際に患者さま対応をしてみると、同じ高血圧で来局される患者さまであっても、悩みや困りごとは全く異なっており、教科書通りの知識だけでは対応できないことを痛感しています。患者さまとコミュニケーションを重ねる大切さを身に染みて理解しているところです。

私自身、挑戦したいことが多いので、通常業務と並行して、さまざまな角度の挑戦を進めています。リクルーターとして薬学生向けのイベントに参加することもあります。また、緩和医療に興味があると上司に話したところ、患者さまやご家族、周囲の関係者らが対話する「がん哲学外来」を教えてくれて、今後、勉強していきたいとの想いが芽生えています。インターンシップで挑戦できる環境に魅力を感じた私ですが、入社してすぐに実現することができ、毎日が充実しています。

将来的には、現在所持しているアロマテラピーの資格も活かしていきたいです。薬剤師関連の資格に関しては、有資格者である先輩たちが支援してくれる体制も整っており、おかげで高い合格率を誇っていると聞いています。私も今後、精力的に挑戦して自分を高めていきたいです!
<内堀さん>

先輩の横顔

同期入社の根岸さんと内堀さん。患者さまの想いを受け止め、寄り添っているクオール(株)のスタイルを、先輩の指導のもとで着々と身につけている。

企業研究のポイント

薬剤師が働く場所には選択肢がいくつかありますが、企業研究をする際、まずは自己分析を入念に行いましょう。その上で、将来どんな薬剤師になりたいのか、具体的にイメージをしてください。薬学部を選んだ原点を振り返ってみたり、今何が必要なのかを想像してみると、答えに近づけるかもしれません。

インターンシップなどは、実際の業務内容や会社の雰囲気など、企業の特色を知る有用な機会。企業研究の手段として積極的に活用するべきです。当社では時期によって連続性を持たせたプログラムなどさまざまな内容のインターンシップを開催しています。社風や雰囲気が気になるという学生の声を受け、先輩社員と交流できる企画も設けました。このような企業ごとのさまざまなインターンシップに足を運ぶことにより、その企業との相性(マッチング)が分かる絶好の機会となるはずです。

私たちは学生のオーダーに合わせて店舗見学や交流会なども設けています。それは社名の由来でもあるQuality Of Lifeを大事にしているからです。インターンシップなどを通して、薬学生の「QOL=生活の質」も上げていきたい想いが根底にあります。入社後も一人ひとりの考え方に合わせ、柔軟にキャリアパスを描けるようにしているのも同様の想いからです。みなさんは、誰かのQOLを上げるのと同時に自分のQOLも上げていく。そんな視点から企業研究をしてみてください。
<人事担当・齋藤 翼>

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人事担当の齋藤さんはインターンシップなどで学生のニーズにこたえられるように常に学生の目線で考えることを意識しているという。

マイナビ編集部から

全国約950店舗の調剤薬局を展開するクオール(株)の名は、「QOL(クオリティ・オブ・ライフ)」の頭文字から構成されているという。その名の通り、地域で暮らす人たちの生活の質を高めるのを使命とし、調剤薬局を軸とした地域に根差す多角的なサービスの創出に勤しんできた。さまざまな企業や業種とのコラボ店は同社ならではの取り組みの一つ。また在宅医療サービスの強化、製薬会社のグループ化などを通して、総合ヘルスケアカンパニーとしての役割を全うしようとしている。多角的に事業を営んでいるおかげで経営の安定度も盤石で、社員にとっても安心感につながっているようだ。

挑戦する人材をとことんバックアップする企業文化が根付いているのは、2人の先輩の話からも伺い知ることができた。薬剤師に対して入社後6年間にわたる教育プログラムを施しているのも、質の高い薬剤師を輩出していきたい想いの表れだろう。

6年の教育期間というのは、薬剤師資格をめざして勉強してきた人にとっては“長い”と感じるかもしれない。しかし、薬剤師本人が成長を遂げれば、医療サービスを受ける患者さまにとっての価値が高まるのもまた事実だ。患者さまに寄り添い、QOLを上げるために最大限の努力を払う。そのために自ら行動し、「考える薬剤師」を育てる地域のかかりつけ薬剤師と信頼されるよう、同社は全力を尽くしているのである。

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「考える薬剤師」を輩出することをクオール(株)ではめざしている。患者さま一人ひとりの想いに寄り添うためには、薬剤師が主体的に考えていく力が不可欠である。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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