最終更新日:2025/8/8

(株)ベクトル【東証プライム上場】

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業種

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  • インターネット関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

先輩達の”キャリアアップ”

ベンチャー精神を忘れないアジアNO.1※のPR会社の最前線から。

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圧倒的な成長環境で活躍する三者三様のキャリア。

■Kさん(左)/入社9年目・PR 事業部・部長・早稲田大学商学部卒
■Hさん(中)/入社6年目・PR事業部・PRコンサルタント(メディアスペシャリスト)・早稲田大学政治経済学部卒
■Yさん(右)/入社9年目・PR事業部・局長・法政大学経済学部卒
※PRovoke「Global Top 250 PR Agency Rankings2024」より

・歯車になりたくなかったからベクトルを選んだ。“任される”環境が成長を加速させる。

Kさん(2017年新卒入社)
学生時代はサッカーサークルの幹事長をしつつ、Web広告のベンチャー企業のインターンシップに精力的に取り組んでいました。その会社は社員数と同じ規模のインターン生を雇用しており、インターン生にも大きな権限を持たせてくれて、2年目には月百万円程の広告費まで任されるほどでした。当時は広告運用に徹していましたが、大きな裁量を持って働けることに面白さを見出せました。そのため、社会人になる時点で裁量を持って働くという前提ができあがったのだと思います。インターン経験で一旦手に入れた裁量の大きさもあって、社会に出てまたイチから、ただ言われたことをこなす会社の歯車みたいな働き方は自分には合わないと考えていました。

ベクトルを選んだ理由はまさにそこに由来していて、若くして裁量を与えてもらえる会社というのが大きかったです。実際、配属1カ月目で先輩とクライアント先に同行した時に、自分の2倍以上の年齢のクライアントの社長にPRのプロとして話ができる環境に感動しました。また、3年目の時に担当した住宅ローンを提供している金融系のクライアントの案件では、「ユーザーに寄り添った企業」というブランディングを行うため、不動産関連の専門家と一緒に実際に住みやすい街のランキングを制作し、タレントをキャスティングしたメディア向けのイベントを実施。最終的にTVで10番組以上に紹介していただきました。その時に、上司にクライアントともっと近い距離で仕事をしたいと伝えた結果、私に案件を任せてもらえることとなり、自信と成功体験を同時に得ることができました。

仕事とは、良くも悪くも自分次第。私は入社4年目で、プロジェクトの責任者を任されるマネージャーに昇格、5年目には数値目標の管理や人材の採用・育成、経営に関することまで担当する部長へ昇進できました。

思い出深いエピソードは、自分の部下で会社からの評価も高かったメンバーが、キャリアに思い詰めて、退社まで考えるほど悩んでいた時に力になれたことです。人と向き合うことの大切さを改めて実感する出来事でした。その部下とは定期的な面談を繰り返し、トコトン向き合いました。その甲斐あって、その部下は晴れて会社に残り、今年からマネージャーへと昇進を果たしました。人の人生の大きな節目に関われたことは私にとって大きな出来事でした。

キャリアアップの裏には、視座を高く持ち、世の中を動かす仕事の面白さがある。

「マネージメントには、人と向き合うことと与えられる裁量の大きさが必要不可欠」(Kさん)

“伝える”から“動かす”へ。TVの現場からPRのスペシャリストに。

■Hさん(2020年新卒入社)
キャリアを決定したのは、大学時代にTV局の報道局でADのアルバイト。溢れている情報の中から最新の情報を発信し、世の中を動かしていく現場に身を置いていました。このアルバイトは週5日で3年くらい続けました。

TV局に勤めていたので、メディアがどういった情報を欲しているのか、どんな情報に人は惹き付けられるのかを判断するメディア視点が身に付き、PRの仕事に役立っています。メディアが欲するだけではなく、メディアを通して世の中を動かす情報が何なのかを嗅ぎ分ける能力を培えました。

現在はPRコンサルタントのメディアスペシャリストという役職に就いています。キャリアアップと言えばマネージメントを行う管理職への昇進ですが、当社ではプレーヤーのスペシャリストという道も用意されています。入社以来メディアプロモート(商品やサービスなどの情報をメディアに紹介してもらうためのPR活動)を主にやっていて、特に私はTVメディアのプロモートに力を入れてきました。

昇格するために心がけてきたのは、人と人との関係づくり。仕事でAIは、たくさん活用しているもののAIでは決して置き換えられない仕事です。メディアプロモートには営業みたいな側面があり、こちらから紹介していかなければならない場面が多々。しかし、営業にありがちな「情報の押し売り」ではメディアには相手にしてもらえず、人間関係づくりには地道な努力が必要です。毎日電話で会話をしたり、必要であれば会いに行き、一緒に食事をしたりして、誰よりもメディアの力になろうと努めてきました。これは今も根本的に変わらず継続しています。

PRという仕事の魅力は、情報を戦略的に世に届けることによって、世の中が動くのを実感できることです。世界的に著名な財団のPRを担当した時に、グローバルヘルス(先進国も途上国も一丸となり、国境を越えた健康改善を目指す取り組み)という概念を日本に広めたいとご相談をいただきました。ある国で結核やマラリアが流行していると聞くと大変そうだなという印象がある半面、遠い異国の話と線引きしてしまい自分事化しにくい部分に壁を感じました。そのため、感染症が問題になっているインドにメディアを誘致し、取材いただきました。この取材は某有名経済番組の35周年企画として放送され、大きな反響得ることができ、感慨深い体験となりました。

キャリアアップの裏には、視座を高く持ち、世の中を動かす仕事の面白さがある。

「入社して3度のMVP受賞。PR事業会社の中でトップに立つ達成感を胸に更なる高みを目指します」(Hさん)

抜擢で7年目に20名を束ねる管理職に。PRだけではなく新規事業や投資事業に挑戦。

■Yさん(2017年新卒入社)
私は新卒入社3年目でマネージャーになり、4年目には部長、6年目で副局長、そして7年目で今のポストに就きました。期待に応えたい気持ちもあり、振られた仕事は一切断らず、たとえ利益が低くても先義後利の精神で取り組みました。ですが、管理職になって1年目に周りがどんどん目標達成をしていくなか、自分は達成率75%に留まってしまい、実力不足を実感したのを覚えています。それでもその翌年与えられたポジションはさらに高く、正直戸惑いました。

人って反骨精神で動くものだと思うんです。経験談で言うと、中高生時に所属した全国優勝経験もある強豪サッカー部での活動が例に挙げられます。最初は4軍から始まったのですが、みんなが途中で諦める中、やり続けることの大切さをそこで学びました。今の仕事においても、絶対に受注できるまで諦めないスタンスです。入社して7年間、誰よりも粘り強く働くことで自信を得てきました。

印象的だったクライアントは創業3ヶ月のベンチャー企業で、資本もなければセールスの要件定義もなく、売りになるものがまだない会社。そんな企業が自分に託してくれたのは、大企業が出してくれる同額の規模のフィーでした。大変失礼ながらおそらく、この規模の企業がこの額をだすのは大変だったと思います。その企業の社長から、このお金は元々、共同創業者が母のために貯めた資金なのだと話され、その重みを感じるとともに、それだけ自分たちに賭けてくれるなら、何としても結果で応えなければと奮起したのを覚えています。その会社は、企業内で上司が部下をマネジメントするときに発生する負の側面を解消することを目的としたHRテックサービスを展開しており、その負の側面を顕在化させるための調査PRや啓蒙活動を行なうことで話題化を図り、サービスの認知拡大に貢献しました。

ベクトルに入って良かったことは、成長機会の豊富さ。会社の看板の大きさで、若手から大手通信キャリアや日本を代表するファッションショー等スケールの大きな仕事をメインで手掛け、貴重な経験もたくさん積めました。当社には「ベクトルプレナー」という年1回の新規事業コンペがあり、社長やグループ経営陣の前でプレゼンをし、採用されれば事業化や子会社化が実現するという機会が設けられています。参加条件に年次は関係なく、新卒入社1年目も挑戦しているレアな環境です。

キャリアアップの裏には、視座を高く持ち、世の中を動かす仕事の面白さがある。

「悔しい思いも努力も誰よりもした。成長機会の豊富な当社だから続けられたのだと思う 」(Yさん)

企業研究のポイント

■Kさん
一番信頼している自分に近い人に、会社の実態を聞くのが一番。自分のパーソナルな部分を知らない人に話を聞いても、体裁の良い答えしか返ってこないと思います。対して信頼のおける人の話は良い部分も悪い部分も、リアルなことを聞き出せます。私がその会社に合う合わないなど、自分のことを知っている人の言葉だから納得がいくのではないでしょうか。

■Hさん
就職活動はかなり会社を絞って検討をはじめました。企業研究のうえで大事にしていたのは、とにかく先輩に会うことでした。OB・OG訪問を積極的に重ね、応募したのは6社くらいでしたが、会った先輩は合計で100人を軽く超えるくらい。企業のホームページを見ていても、キレイな情報ばかりが並んでいて、どれも一緒に見えてしまう。そこで、オフィス訪問を含めてリアルな声を聞くことに注力しました。

■Yさん
私たちの時代は足を使って話を聞きに行くことが多かったですが、今はAIなどリサーチの手段はいっぱいあるのでぜひ活用してください。あとは、インターンシップです。実際の職場を経験して企業の業務や人、雰囲気を理解するのが一番の近道。時間の使い方や情報収集の仕方、インプット方法において無駄がないと思います。

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インターンシップやOBOG訪問など、よりリアルな体験が企業研究の質を高めることは3名共通して語られたポイントであった。

マイナビ編集部から

アジアNo.1※のPR会社として、業界を牽引する株式会社ベクトル。その現場でプレーヤーとしての道を極める方、マネージメントのキャリアを歩む方、三者三様の働き方や仕事への思想を語っていただきました。世の中を動かすPRという仕事を通して、若手からスピーディーにキャリアアップを遂げている3名からは、それぞれに揺るがぬ信念が読み取れ、仕事に向き合う姿勢や物事の捉え方、考え方に卓越したもの感じられる取材となりました。
若いうちから裁量を持って働くことが、人を成長させるのだろうと教えられました。

※PRovoke「Global Top 250 PR Agency Rankings2024」より

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多大な実績を誇るPR業界のリーディングカンパニーで、若手から多様な経験を積むことで、順風満帆なキャリアを築きあげられたモデルケースのようなお三方でした。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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