最終更新日:2025/8/1

(株)I・TECソリューションズ

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 通信・インフラ

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

地域に根差した信頼と先端ITでインテグレーションサービスを展開。

  • 電気・電子系 専攻の先輩

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顔の見える顧客と向き合い、自由な発想でシステム開発を行う!

自動車の先端技術の組み込み設計を担う3年目、文系から"強気"でIT業界に飛び込んだ6年目、管理職として現場の采配を行う18年目。それぞれの視点で語る、会社、仕事、そして将来の目標の話に、耳を傾けてみた。

【写真左】
K.S.さん
ソフトウエア開発本部・システム部/2022年入社/工学部

【写真中】
Y.A.さん
公共システム本部・システム部/2019年入社/文学部

【写真右】
S.U.さん
ITソリューション本部・第1システム部/2007年入社/情報工学科

内定後、5回におよぶ面談や懇談会、電話でのフォローのおかげで安心して出社日を迎えることができました。

システム開発系の分野で企業研究を行うなかで当社に惹かれたのは、入社前の手厚いフォローに安心感を覚えたことが大きかったですね。1Dayの仕事体験から参加しましたが、終了後も"困っていることはないですか"と電話をいただき、気遣いを感じました。4月に内定が出て翌月には面談がありましたが、コロナ禍の時期だったため面談はWebで行われました。その時にタブレット端末を持って歩き、社内の様子を見せてくれたことが今でも印象に残っています。その後も面談や懇談会が実施され、内定者の顔合わせのほか、先輩と話す機会もありました。社内の雰囲気や苫小牧の家賃相場など、本音ベースで聞けたことは大いに参考になりましたね。おかげで、安心して出社の日を迎えることができたんです。

入社以来、私は自動車のノイズキャンセリングシステムの開発を担当しています。組み込み系の車載システムで、エンジン音・タイヤ音などと逆位相になる打ち消し音を出力し、ノイズを抑えるという技術。すでに開発・実装されているベースの技術に新たな機能を加えたり、新車種に導入するシステムに関わることもあります。私は車が好きなので、自分が携わったシステムが搭載された新しい車に乗ることを密かに楽しみにしていますね。このシステムはソフトウェアとともにハードウェアにも関わりますが、自分が学んだ電子情報工学科ではプログラムからハードの基礎までを幅広く扱っていたので、今その知識が活かせています。

私が担当しているシステムはおもしろみのある分野です。ノイズキャンセリングシステムは、発生している音の測定を行い、干渉波を出力しますが、それらが音の波形といったかたちで可視化されます。消音効果が出ているといった結果も数字で目に見えるのでやりがいを得られますね。入社から3年が経ちましたが、良い雰囲気の職場です。初めて顔を合わせる社員でも、エレベーターで一緒になると会話が弾むということがよくあり、誰とでも話せる明るい雰囲気があります。今後はITの基本的な資格を取得することと、現在携わっている分野の知識を深めていくことが目標です。
(K.S.さん)

私のプライベート

趣味は車です。運転も好きですが、オーディオ・ナビ・スピーカーなどを配線から触ることが楽しくて。ノイズキャンセリングを扱う業務にも役に立っています。(K.S.さん)

文系から飛び込んだシステム開発の世界。プロジェクトを通して学び、着実に技術が身についていきました。

世の中を動かしている分野であることから、IT系の仕事にはもともと興味がありました。大学は英文学科でしたが、企業研究を通して文系出身も歓迎している企業が多いことがわかり、抵抗は感じませんでしたね。むしろ手厚いサポートを期待するなかで、当社は自宅で受講できるビジネスマナー研修などもありましたし、総務部の上長とご飯を食べに行ってその時の気持ちを聞いてもらい、とても安心することができました。

とはいえ、本当に基礎知識もゼロだったので、最初は正直少し苦労しましたね。先輩たちはわかりやすく説明してくれるのですが、理解するのに時間がかかってしまうこともあり、いつになればついていけるようになるんだろうという不安もありました。早くついていけるようになるために、自分自身でインターネットで調べ、それでもわからないことがあると、何度でも聞いていいよと言ってくれた先輩に教えてもらったりしたんです。プロジェクトの一員として手を動かすうちに徐々にですが着実に知識が身についていきました。私はインフラの分野を集中して教えてもらっていましたが、1年ほど経ってサーバーの構築を任されるようになった時は、成長を感じられてうれしかったですね。

現在は、市役所・役場が使うシステムの保守作業などを行っています。私は、固定資産税の算出システムを担当していますが、システムに関する知識に加えて固定資産税の税額はどういう仕組みで決まっているかといった知識も求められる仕事です。税について知らなければ担当者からの質問に答えられませんし、提案もできないんですね。定期的に担当部門を訪問して打ち合わせをするなど、人と会っていることの方がむしろ多いというのは情報系を学んでいない私には意外でした。そして次第に顔馴染みになり、"これはAさんにお願いしたいけど、いつ来れますか"と頼りにされることにやりがいを感じますね。資格取得を目指して基礎知識を体系化していくことと、仮想環境などインフラ系の先端分野を学んでいきたいと思っています。
(Y.A.さん)

私のプライベート

5年ほど前に札幌で結成されたYOSAKOIソーランチームのメンバーとして活動しています。良い運動にもなるし、何より仲間と一体になって踊る時間が楽しいです。(Y.A.さん)

管理職として、会社全体を見渡しながら業務を采配し、効率化を目指せることにやりがいを感じています。

デジタル技術が急速に進んだ2000年代前半、大手システム開発会社やITベンチャーも人材確保を活発化させるなかで私が当社を選んだのは、地元で実績のある企業ということが大きかったですね。当社は今から半世紀以上前に、苫小牧市のほか地場企業の出資で設立されました。電算業務(コンピュータによる事務処理)を通して、企業と街の発展に寄与してきた歴史を持っています。近年は自治体向けのシステム開発にも携わり、地域密着で業務を行っています。私は民間企業向けのシステム開発を担当していますが、社内で調べものをすると、自分が生まれた頃の資料が出てくることも。地域から信頼を得ているという安定感にも惹かれたんです。

安定感に加えて、地域密着だからこその仕事のおもしろみもあります。当社のお客さまは、まさにすぐ隣で事業を行っている企業が大半。苫小牧という土地柄、港湾・運輸・製造業などが多いですね。システムを使う方々の顔が見える環境で、直接要望を聞きながら、ものづくりをできることが何よりの魅力だと感じます。特に民間の仕事は自由度が高く、お客さまが求めている内容をどのような技術を用いて、どんなかたちで実現するかまで、イチからオリジナルで構築していくことができるんです。お客さまの希望を実現するシステムインテグレーションに力を入れていることが当社の特徴。技術をアップデートしながら、常に新しいことに取り組めるのでやりがいを感じられますね。

長くシステム開発の現場を担い、4年前に私は課長職を拝命しました。管理職という立場になると、一つのプロジェクトだけではなく会社全体を見渡しながら、業務を采配していくことが求められます。責任は大きいですが、自分の判断次第で現場を効率良くスムーズに動かしていけることには魅力を感じていますね。2024年には部長職に昇進。それから1年経った今、メンバー一人ひとりが各人のポテンシャルを発揮できる働きやすい環境づくりに取り組んでいます。また、開発業界のトレンドにもアンテナを張り、技術力の向上にも力を入れているところです。最近、話題の生成AIなど、先端分野も取り込み、お客さまの期待に応えていきたいというのが今の私の想いですね。
(S.U.さん)

私のプライベート

子どもが2人いることもあり、週末は家族と過ごす時間を大切にしています。下の子は虫取りが好きなのでアウトドアで過ごすことも多いですね。(S.U.さん)

企業研究のポイント

私自身の経験からお話しすると、まず重要視していたのが土日はきちんと休んでリフレッシュできるかどうかという点でした。それも福利厚生の一つだと思いますし、長く働けるかどうかにも関わってくると思ったからです。企業によって福利厚生はいろいろなものがあります。なので企業研究をする際には、福利厚生にも着目してみてください。そして自分に合った企業を探してほしいです。(K.S.さん)

私が最優先に考えていたのは、人間関係でした。どんなに好きな仕事に就けたとしても、社員同士の関係性が良くなければ続かないだろうと考えたからです。また、文系からIT系の業界を目指すには入社前に勉強が必要と考えるかもしれませんが、学生時代は目一杯、楽しんでほしいですね。どういう学生時代を過ごしたのか企業は興味津々です。イキイキと過ごしていた姿を伝えみてください。(Y.Aさん)

私は働く環境に着目していました。理由としては、業務知識がきちんと身についた後に自分の思った通りの開発ができる環境で活躍したいと考えたからです。ある程度の大きさの組織であれば、責任が大きくなる一方で個々に任される部分も多く、発想やアイデアを活かしやすいと思いました。主体的に何かを生み出したいと考える方には、参考にしてほしいですね。(S.U.さん)

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部署の垣根を越え、社員同士のコミュニケーションが活発で、風通しが良いという同社。自分の話を隣の部署で聞いてもらうこともあるのだとか。

マイナビ編集部から

企業の業務を行う汎用コンピューターが導入され始めたのは1970年のこと。当時はコスト面などから、中小企業での本格導入は難しい部分もあったことから、電算業務(コンピューターによる事務処理)を請け負う企業が主要都市で設立された。I・TECソリューションズの歴史もこの流れのなかにある。電子計算センターとして82社の出資により設立されたのが、今から55年前だ。

一方で、AIやIoTなどの先端技術を駆使した顧客のDX推進支援など、トレンドの半歩前に目を向け研鑽を行っている。インタビューで感じられたのは、温かみのある社風のなか将来にわたって、一人ひとりが設立時と変わらない地域の振興をサポートしていこうという気概であった。

地域の企業の電算業務を担いつつ、インターネット元年と呼ばれる1990年代半ばにはプロバイダ事業もスタートするなど、時代に合わせたサービスを提供してきた。その後、企業の業務を担う基幹システムの開発、行政サービスから税、学校、図書館、防災、観光振興にいたる公共ソリューションを幅広く担い、現在に至る。苫小牧市および近隣の企業・自治体という、まさに地域の顧客の業務に役立つシステム、サービスの提供を通して、長らく地域に貢献し続けていることが同社の特色であり魅力といえるだろう。

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自社データセンターを使用したクラウドサービスや、BPO(企業の業務プロセスの外部委託)などアウトソーシングサービスも手掛け、地域に貢献している。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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