最終更新日:2025/7/7

松定プレシジョン(株)

業種

  • 精密機器
  • 重電・産業用電気機器
  • 半導体・電子・電気機器
  • 機械
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
滋賀県

取材情報

知識ゼロからの専門職

人財と設備に投資を惜しまない松定プレシジョンならゼロからでも大きく成長できる!

  • 生物・農学系 専攻の先輩

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「ものづくり」をとことん楽しめる環境が自慢。

総合電源メーカーとして前進を続ける松定プレシジョン。会社の原動力となっているのは、好奇心旺盛で勉強熱心な若手社員。知識ゼロから新しい分野に挑んだ3人の先輩に話を伺いました。

■機構設計部
H・Sさん(写真左)
2022年入社/環境科学部生物資源管理学科

■開発設計部
H・Kさん(写真中央)
2020年入社/教育学研究科教科教育専攻技術領域専修

■開発設計部
Y・Kさん(写真右)
2014年入社/システム理工学部

機能性とデザイン性を両立させる「ものづくり」に夢中!/H・S

農業系の大学に進みましたが、バイクが趣味の私は機械に携わる仕事がしたいと「ものづくり企業」を志望。滋賀の大学に通っていた経験から、地元・大阪にはない地方の空気の方が生活しやすいと滋賀県内の就職を希望していました。当社に惹かれたのは、見学会で感じた雰囲気の良さ。インターンに参加し、若手が活躍できる会社だと感じたのも選社理由になりました。

入社後は、製造部門に配属。設計職を希望していたので、最初は不安もありましたね。ただ、実際に製造してみないと分からない部分が多く、設計職に就くためにも製造で学ぶことが大切だと気づきました。製造での経験があったからこそ、機構的な部分で気づきや細かな発見ができていると思います。また、当社には社歴や年次に関係なく、検査方法や製造方法に関する意見も若手からどんどん吸い上げてくれる社風があり、仕事に対するやりがいやモチベーション向上につながっています。

現在は既存のX線装置に対し、より良いものへと改良するプロジェクトに携わっています。仕事を行う上で心掛けていることは、自分がつくりたいものをつくるのではなく、世の中に受け入れられるような製品をつくること。自身の意見のほかにも営業や先輩、上司からいろいろなアイデアを集め、多角的な視点から製品開発を進めていく過程を楽しんでいます。試作機づくりに関しては、今年度の完成を目指して取り組み中。機械設計の仕事に取り組めること自体とても面白く、社会のニーズをキャッチしながら製品づくりをしていく過程にやりがいを感じています。

機能性とデザイン性を両立させるのは難しいテーマですが、目の前の目標はX線装置を使いやすく、見た目も美しく変化させること。ものづくりに携わるようになったことで、身の回りのテレビや冷蔵庫など機能性とデザイン性を兼ね備えた製品を見ると、どんな構造で美しさを保っているのだろう、内部はどんな配置になっているのだろうと、気になるようになりました(笑)。オートバイも同じで、狭い範囲にエンジンや冷却装置を配置するメーカーサイドの苦労を知ることができましたね。

畑違いから機械設計の分野に飛び込んだ私ですが、今思えば大学は“科学のやり方”を学ぶ場所だったのではと感じています。どのように考えると良い答えが出るのか、考え方をきちんと学んでいることで、どの業界を目指しても自分の力を発揮できるのではと思っています。

先輩の仕事場拝見

「好きなことを仕事にできているので、苦労もありますが楽しく取り組めています。通勤時間も15分。平日でも自分の趣味に時間を費やせるのが嬉しいですね」とH・Sさん。

手厚い研修でゼロスタートの不安を解消。将来は新製品開発に携わりたい/H・K

教育大では農業分野を専攻し、教材の研究開発に取り組んでいました。「教育」と「ものづくり」を掛け合わせた仕事がないだろうかと企業研究を進める中、松定プレシジョンと出会いました。“電源メーカー”と聞いて、一体どんな会社なのだろうと興味が湧き、深堀りするうちにどんどん志望度が高まりましたね。

決め手になったのは、インターンや企業見学会に参加したときに感じた職場雰囲気の良さ。先輩たちが仕事している姿を見て、凄く良い雰囲気だと感じました。教育大出身で専門職として働くことができるか不安もありましたが、最後は「学部は関係なく、何事にもチャレンジしていく姿勢、興味を持って取り組むことが大事。やってみたい気持ちがあればできる」という社長の言葉に背中を押されて入社しました。

入社1年目は基本的な電気の知識を学び、簡単な回路の計算など高校の物理のような内容からスタート。初期研修で電気部品の知識や簡単な回路について学びました。さらに、はんだごてなどの道具の使い方も習得。8月からは製造部門に配属となり、先輩に教わりながら製品づくりを進めていきました。電気系出身の同期に追いつけるか不安もありましたが、最初の4か月間で座学から実践まで基礎を教わることができ、分からないことや質問に対しても丁寧に答えてもらえるなど、研修を通じて徐々に不安が解消されていきました。

現在は、開発設計部で先輩からいくつかの製品を受け継ぎ、主担当として製品改良に携わっています。組み立てや検査だけでなく製品のブラッシュアップを担う役割を持ちますが、電気系の知識が十分でない私にとって、複雑な製品の回路図を読み解く難しさを感じています。とはいえ、自分なりにアイデアを出し先輩に相談しながら改良を進めていくのは面白いですね。アイデアが採用された製品が世の中に出ていき、お客様から求められることも大きなやりがいです。

知識ゼロからのスタートだけに難しいことも多くありますが、学んだことを吸収できるチャンスが多いのは嬉しいこと。また、企業見学会などで人の前に出て話すなど、大学時代に学んだスキルを活用できる場面もあります。これからの目標は、担当製品についてどんどん知識を深掘りし、スキルに磨きを掛けてより良いものづくりを進めること。ゆくゆくは、新しい製品開発に携わることができるよう知識や技術を吸収し、蓄積していきたいと思っています。

先輩の仕事場拝見

「設備投資を惜しまない当社では、社内に最先端の設備が揃っています。分からないことはすぐに先輩に聞けるなど、社員同士の距離が近いのも当社の自慢です」とH・Kさん。

人々の暮らしの身近にあるものづくりに貢献できる自社製品が誇り/Y・K

大学で電子の素子やフィルタ回路を学ぶ機会もありましたが、大学院ではシステム構築やアルゴリズムなどの情報分野を専攻。当社を志望したのは電源というアナログな分野に対し、検査や社内システムなど、情報系で学んだ知識が活かせると考えたからでした。しかしながら、配属先は大学で学んだ分野とは関係の無い部門。製品を組み立てる手順書の作成や製造ラインで不具合が出たときの対処、市場に出た不良製品の調査など、電源を製造する上でアナログ側で動いている設計開発部門でした。

入社1年目は、簡単な部材をつくる作業が中心。はんだ付けや圧着作業などをひたすら繰り返していましたね。2年目からは、上司に教わりながら製品不具合の原因を調べたり、手順書を作成したり、業務領域を少しずつ増やしていきました。1年目の経験があるからこそ、良品と不良品の判別がすぐにできるようになりましたし、入社後に学んだ基礎知識は今でもずっと役に立っています。

現在は、通信で電源を制御できる「プログラマブル電源」をはじめ、社内でも主力製品として扱われる複数の製品を担当しています。出荷台数だけでも年間数千台。その何かを改善しようとすれば、小さなことでも周囲への影響力が大きく、担当者としての責任も重大です。製造ラインにおける数秒、数十秒のタイムロスを減らすことで、大きな改善につなげられるのもやりがいですね。

製品の新しい開発も別チームで同時進行していますが、現行製品にもまだ多くの改善点があります。社内でもコアな製品として出荷が続く製品になるため、改善すべき点を改善し、会社に貢献したいと思っていますね。それと同時に、人々の身近なところで当社の電源が役立っていることも大きなやりがい。誰もが知る大手企業で自社製品が採用されることも多く誇りに感じています。

現行製品に改善点がある今は、製造現場や営業からの問い合わせも多くありますが、問い合わせが少なくなるよう改良を重ね、手離れが良くなるまで整備することが当面の目標です。仕事がスムーズに流れるようになれば、別の業務にも着手していきたいですね。アナログ側の知識を吸収できた今だからこそ、情報系の知識を活かし、検査プログラムなどに絡めて開発に携わりたいという気持ちも芽生えています。入社後に学んだアナログの知識と大学で学んだ情報の知識を活かし、自身の活躍フィールドを広げられたらと考えています。

先輩の仕事場拝見

「社長や営業との距離が近く、『こんなことがしたい』と発信するのにハードルが低い会社です。若手でも言葉を発しやすく、アイデアを吸い上げてもらえます」とY・Kさん。

企業研究のポイント

状況別に今後どのように企業研究を進めれば良いかのアドバイスをさせていただきます!

◆希望の職種があり、業界が決まってない
業界がどのように変動しているかを調べてみることを推奨します!伸びている業界の関連企業(電気自動車の需要が増えているのであれば、その研究開発・製造に関わる企業など)は比較的経営が安定していると考えていいかもしれません。

◆そもそも自分が何をしたいか分からない
次の3軸を参考にしていただくことを推奨します。
1)自分の「楽しいこと」「好きなこと」「できること」は何か
2)どんな働き方をしたいか
3)何となく20年後自分がどうなっていたいか、です。
この3軸が実現できる職種が自分に合った職種であるのではないでしょうか。

◆職種も業界も決めていて、企業研究をしている
経営理念や社風が自分に合った企業を探してみましょう。同じ業種業態でも、昔ながらの組織体系である企業、先輩が後輩をしっかりフォローしている社風の企業、実力主義で社内競争の激しい企業などさまざまです。この点はネットの情報ではなかなか分からないので、積極的に企業や先輩社員にコンタクトを取り自分の目や耳で情報収集してみましょう。弊社に関しては、ご質問いただければ実際に現場で働く社員が随時お答えします!

情報収集のために、是非会社見学会などへ気軽にお越しください。皆さんのご来社を心からお待ちしております!(担当/村田)

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「ものづくりは人づくり」より、充実の研修制度を用意。変化を恐れず、新たな挑戦を続ける人財育成に向けてサポートを惜しまない同社では、若手が伸び伸び成長している。

マイナビ編集部から

電源は、さまざまな機械や装置に必要不可欠なもの。松定プレシジョンの電源装置は、スマートフォンや電気自動車から医療機器まで、あらゆる先端分野で活用されており、お客様からも高い信頼を得ている。この技術力と安定した経営基盤をベースに積極的な設備投資を行い、X検査装置や分析装置を開発した。独創的な製品は時代のニーズに合致し、第2の事業柱として成長。市場に対する貢献度の高い製品として注目を浴び、日本最大クラスの電子・産業部品ポータルサイトを運営するインデックスプロ社主催の『indexProアワード2019』において検査装置部門賞を受賞した。新しい事業へも果敢に挑戦する同社は、2030年に売上高100億円、2050年には500億円の目標も達成する勢いだ。

このような先端技術のものづくりに挑戦しているのは、若手を中心とする技術者たちだ。付加価値の高い仕事を早いうちから任せられ、幅広い経験を通じてキャリアアップを図れることが同社の魅力。「社員教育と研究開発費は惜しみなく投資する」という方針の元、ラボには最高の研究設備が完備され、「研究のために新たな設備を購入してほしい」という要望は、ほぼ受け入れているという。技術者にとってまさに夢のような環境の中で、世界のトップを目指して活躍する社員たちは、眩しいほど生き生きと輝いていた。

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電源メーカーとして進化を続ける松定プレシジョン。学部や学科を問わずに、社員を育成できる環境や設備投資への積極的な姿勢が同社の強みに違いない。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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