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最終更新日:2025/5/13
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部署名南関東エリア
勤務地神奈川県
薬剤師業務に加えて、私は抗がん薬による外来化学療法を受けている患者さんに対するフォローアップに力を入れています。患者さんは病院の中でどのように過ごされているのかを知るために、連携先である総合病院の薬剤部に見学に行きました。その後は、2カ月に1回ほど病院薬剤部のがんチームとの連携会議を実施しています。がん患者さんが来局されてから1週間後には、「副作用は出ていないか、何か困ったことはないか」などフォローのための電話をかけています。可能な限り、患者さんの化学療法のスケジュールに合わせて対応できるよう、薬剤師の勤務シフトを組んでいます。
大学5年生で経験した病院実務実習がきっかけです。がん専門薬剤師の資格を有する先生のもとで、入院しているがん患者さんと話したことが、記憶に大きく残りました。 その患者さんは、入院中は医療スタッフがいつも近くにいるから何が起きても大丈夫だけれど、退院して家に帰ったら誰に頼ればいいかわからなくて不安だとおっしゃっていました。そうであれば、私が日常の中で患者さんに頼りにしてもらえる存在になりたい、と思いがん領域を極めることを決めました。
入社2年目の頃は、月に1回のオンライン研修時に医師との連携ツールであるトレーシングレポートの提出と、どれくらい書くことができたかという意味でレポート作成数も報告していました。入社3年目となった現在は、外来がん治療専門薬剤師取得のために毎月1回、介入事例報告書を提出して添削を受けています。がん分野の認定取得のためのプログラムでは「UMU(ユーム)」というデジタルプラットフォームを使用しており、遠隔でもコミュニケーションを取りながらスムーズに学べる仕組みが構築されています。研修は1チーム3~5人の少人数制。手厚く、きめ細かな指導が行われています。
連携先の病院とのつながりを薬局長が作ってくれたこと。がんとは別の会議に出席した際、『うちの薬局でがんを学びたい社員がいる』と話をしてくれて、病院の薬剤部のがんチームとつなげてもらいました。そこからは、本当に目まぐるしく連携が進み、学ぶ環境も変化しました。薬局長には、いつも背中を押してもらっています。また、私ががん患者さんに特化することを応援してくれる周りのスタッフの方々やブロック長には、本当に感謝しかありません。
現在の店舗でがん患者さんを支え続け、いつかは店舗が『専門医療機関連携薬局』の認定を取得できるように取り組みたいです。専門医療機関連携薬局は、より高度な薬学管理や、高い専門性が求められる特殊な調剤に対応することができる薬局として、都道府県から認定を受けるものです。現在の制度では、認定はがん分野のみですが、将来的にはがん以外の疾患に対しても同様の制度ができるのではないかと考えています。そのときに役立てるように、糖尿病など、がん以外の専門分野も学び、たくさんの領域を極めていきたいです。