協和ファーマケミカル(株)【キリングループ】

一言で言うと「原薬の製造方法の開発」を行っています。実験室レベル(数g～数百 g)での反応を、工場レベル(数百kg)のスケールに移行する過程に携わっています。実験室と工場では、使用する機器の規模が異なるため、実験室では上手く行く条件でも、工場では上手くいかないということが多々あります。そのため、上手くいかなかった原因を調査し、解決策を検討して、”高品質な医薬品”を恒常的に製造できる製造方法を構築していくことが技術部における私の使命です。また、工場での製造はスケールも大きくなるため”安全”に作業できるような操作方法を確立することも大切です。

工場レベルにスケールアップするには、長い時間がかかります。その間に、失敗することもありますが、同じグループのメンバーや、他部署の人と連携し、一つひとつ解決していくことで、最終的に「製品」を製造できた時に達成感・やりがいを感じます。

原薬を工場で製造する時に必要となる、化学工学の知識や、医薬品製造・品質管理の基準であるGMP(Good Manufacturing Practice)の内容を把握し、円滑に仕事が進むように貢献することが当面の目標です。