最終更新日:2026/2/4

社会福祉法人清和園

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  • 福祉サービス

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京都府

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年齢を重ねても住み慣れた場所で暮らしたい。そんな願いを叶えるのが「在宅特養」

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施設入所以外の選択肢を示すために清和園が生み出しました

日本では今、要介護の高齢者が増え続け、施設入所もままなりません。そんな課題に真正面から向き合ったのが「在宅特養」。サービスが生まれるまでの経緯、成果、今後の展望に迫ります。

■櫻田 泰章さん
2010年入職
鳥羽ホーム 在宅介護サービス部

子どもの頃から祖父母と同居していた櫻田さんはもともと高齢者福祉に興味があり、専門知識を身につけたいと福祉の専門学部に進学。「さまざまな業界も企業研究しましたが、少子高齢化が進む今、福祉はまさに成長分野。なかでも清和園の業界を変えたいという思いが強く感じられ、チャレンジできる環境に惹かれました」。今回はそんな櫻田さんが取り組む「在宅特養」について伺いました。

国が提唱する地域包括ケアシステムの清和園Ver. それが「在宅特養」

みなさんは「地域包括ケアシステム」という言葉をご存知でしょうか。「地域包括ケアシステム」とは「重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されること」を目指し、厚労省が推進している取り組みです。以前は年齢を重ね、要介護状態になったら特別養護老人ホームなどの施設に入るものと考えられていましたが、高齢化が進む日本では施設入所を希望するお年寄りが増え続け、待機者が続出。介護難民という言葉が生まれるほど、ひっ迫した状況になっています。

そこで、その解決策として提示されたのが先述した「地域包括ケアシステム」です。私たちが手掛ける「在宅特養」も「地域包括ケアシステム」の考え方に基づくものですが、「特別養護老人ホーム同等のサービスを在宅で」との思いから「在宅特養」という独自の呼び名を付け、よりわかりやすく言い換えることで浸透を図っています。ネーミングが異なるだけではなく、施設クオリティのサービスを在宅でも提供できるのは施設介護に70年以上携わってきた清和園だからこそ。次の段落では、私たちが目指す「在宅特養」の在り方と、その特徴についてお話したいと思います。

先輩からひと言

団塊の世代が後期高齢者となる2025年を間近に控え、高齢者福祉への期待はますます高まっています。多くの課題を解決するため、当法人では多様なサービスを提供しています。

従来の訪問介護とは一線を画す、施設クオリティの24時間定期巡回サービスが肝!

清和園が目指すのは「在宅介護の限界点を超える」ことです。介護される側の高齢者が軽度のうちは介護をするご家族の負担も少ないですが、重度や認知症になると状況が一変してしまいます。同時に介護する側のストレスも増え、最悪の場合、共倒れになってしまうことも。そんな事態を避けるため、当法人では幅広いサービスをご用意し、高齢者お一人おひとりが必要とするサービスをオーダーメイドで組み合わせていただける体制を整えています。

訪問看護やデイサービス、配食など、さまざまなラインナップをご用意していますが、その核となるのが「24時間定期巡回・随時対応型訪問介護看護」です。通常の訪問介護はあらかじめ訪問時間が決まっており、都度ごとの単発サービスとなっていますが、当法人では「定期巡回」と「随時対応」という2つのサービスを兼ね備え、24時間体制で利用者さんをケアすることが可能です。しかも定額の利用料で一日に何回もケアを受けることができ、訪問看護とも連携しているので医療的なケアを必要とされる方にもご利用いただけます。

当法人の「24時間定期巡回・随時対応型訪問介護看護」は京都府下では知名度があり、好評をいただいていますが、高い介護技術や豊富な経験を持つ人材でなければ対応できません。そのような人材育成に尽力しているため、当法人ではこうしたサービスを提供できるのです。

先輩からひと言

当法人は1953年から施設介護に携わり、現在は高齢者福祉・児童福祉に関わる18拠点68事業で「在宅特養」(地域包括ケアシステム)を推進しています。

福祉用具店、クリニックなどの新たなサービスを続々具現化

清和園の「在宅特養」は利用者さんからの喜びの声に加え、ケアプランを作成するケアマネージャーからも画期的なサービスだとお褒めの言葉を頂戴しています。これまでのサービスでは在宅介護をあきらめざるを得なかった方々が、「在宅特養」を利用することで住み慣れたご自宅で最期まで過ごすことができるようになりました。今、私たちのサービスは京都府の南区から北区へと広がっていますが、今後はお困りの利用者さんがいらっしゃる他の地域へも広げていく方針です。

当法人では平成30年10月より、福祉有償運送にも乗り出し、単独で公共交通機関を使用することが困難な高齢者を対象とした有償運送サービスを実施しています。また、今あるサービスにとどまることなく、利用者さんから望まれる新たなサービスの充実にも注力したいと考えています。2024年10月からは福祉用具の店舗をオープン。2025年2月には認知症に特化した「清和園メンタルクリニック」が開院しています。施設入所を待つ方に新たな選択肢として「在宅特養」を能動的に選んでいただくことや、幅広いサービスで高齢者の方々の生活の質を向上させることが私たちのビジョンです。当法人は、これからも「在宅介護の限界点を超える」ことを目指し、飽くなき挑戦を続けます。

先輩からひと言

高齢化が進む訪問介護業界ですが、当法人では20代、30代の若手が多数活躍中!その活躍ぶりは法人内外から注目を集め、職員のモチベーションになっています。

企業研究のポイント

介護業界を目指す学生のみなさんにぜひ注目してほしいのが、社内教育制度の充実度です。教育制度を比べると法人ならではの人材育成観がよくわかり、自分に合う法人を見極めることができると思います。

例えば、清和園では入職前から始まる一貫的ストーリーデザインを掲げ、「入職前のナビゲーター制度」 「入職後のエルダー制度」 「配属後のアセッサー制度」の3段構えで成長を後押ししています。自身が選んだナビゲーターが内定前後の悩みにマンツーマンで寄り添い、入職後はナビゲーターに加え、エルダーがメンタル面をサポート。配属後はアセッサーが加わり、介護技術の習得を支援します。このように専属の先輩3人が付き、手塩にかけて育てるのが当法人の教育方針です。

福祉の知識はあっても介護の現場を知らずに挑戦する人がほとんどなのが、この業界。だからこそホップ・ステップ・ジャンプのホップの段階で、どれだけ手厚い教育を受けられるかが重要です。将来の資格取得(ステップ)、キャリアアップ(ジャンプ)を考えるなら、最初の一歩からしっかり育ててくれる法人を企業研究に選ぶといいと思いますよ。
(法人人事担当 城南ホーム 課長 青山昂平)

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「仕事の時間よりプライベートの方が長く、誰もがそれを充実させたいはず。私は10年働いていますが、メリハリつけて働けるのも当法人の魅力だと思います」と青山さん。

マイナビ編集部から

福祉の変革を掲げ、1953年の法人設立から現在まで挑戦を続ける清和園。18施設68事業と法人規模が拡充された現在もその志が揺らぐことはなく、業界の常識に捉われない組織として成長している。今回、櫻田さんにお話を伺った「在宅特養」も同法人が実現した大きな成果の一つと言っていいだろう。「在宅介護の限界点を超える」ことを目指し、これまでなかったサービスを生み出し、新しい介護のかたちをつくり上げてきた。現在も社会福祉法人として福祉用具の店舗開設や、認知症に特化したメンタルクリニックのオープンなど新たに「介護」に加えて「医療」の柱も立てていくことに衝撃を受けた。

こうした利用者さんへのサービス拡充もさることながら、職員への待遇が手厚いのも同法人の特徴だ。大学新卒・無資格で初任給は25万円以上、かつ賞与は年3回あり、家賃補助や資格手当などの福利厚生も充実。実際、1年目の新卒職員も「貯金ができるほどのゆとりがある」と話してくれたことに驚いた。更に驚くことは年収の上がり幅で1年目の給与モデル年収427万円に対し、4年目の給与モデル年収は508万円にまで上がる。現状に甘んじることなく進化を続ける環境は刺激にあふれ、働くモチベーション、やりがいを高めてくれるだろう。歴史ある社会福祉法人だが、その中心に若手がいることにもぜひ注目してもらいたい。

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働く職員の満足度が高いから、利用者さんにも満足度の高いサービスを提供できる。そんな良い循環が生まれているのが清和園。今後もさらなる環境改善が進められるだろう。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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