最終更新日:2025/6/26

(株)ジャステック

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • 専門コンサルティング
  • インターネット関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

我が社自慢の制度・社風

一人ひとりの課題に寄り添い、チーム全員で目標達成を支えていく

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オープンな能力主義とは?

T.K
エンジニアリング事業本部 経済学部経済学科卒/2020年入社

ジャステックはSEが思う存分能力を発揮できる会社を目指して、その志を持つSEが設立した会社である。具体的には、創立時から“オープンな能力主義”による能力評価制度を導入し、今日まで50年以上にわたり、その制度の改善を図ってきた。この能力評価制度のもとで文系出身でITの専門知識がなかった社員がどのように成長してきたかを浮き彫りにしていく。

一括請負、オープンな能力主義に惹かれて、ジャステックへの入社を決意

私は経済学部出身ではありますが、幼い頃から紙で工作したり図工の授業が好きだったことから、将来は自分でモノづくりができる仕事に携わってみたいと考えていました。就活で業界研究を進める過程で、IT業界は社会インフラを支える国の基幹産業であり、今後もさらに発展していくと考え、IT業界を重点的に見ていくようになりました。なかでも文系出身者でもモノづくりに携わることができるソフトウェア開発に興味を持ちました。

ジャステックを選んだのは、「一括請負」を標榜し、多様な業種のソフトウェア開発に上流工程から下流工程まで一貫して挑めるチャンスがあるからです。システムエンジニアとして大きく成長できるフィールドが広がっている点に可能性を感じました。そして、何よりも心惹かれたのは、オープンな能力主義に基づく能力評価制度を導入している点です。

ジャステックの能力評価制度は、その評価基準が公開されていること、そして評価する過程に関係者全員が参加することが特徴として挙げることができます。言い換えれば、互いの評価が見える、すなわちオープンな能力評価制度になっており、社員が納得できる制度なのです。
社員各自が目標を設定し、その達成状況をチームのリーダーおよびメンバーが一堂に会して評価し合い、もし課題であれば乗り越える方法を一緒になって考えていく体制をとっています。このような環境であれば、前を向いて自分を高められると思ったことも入社を決意する後押しとなりました。

入社したのはコロナ禍の2020年。最初の緊急事態宣言が出された直後で、新人教育はオンラインでの実施となりました。プログラミング等の基礎的なことを学んだ後、7月から生命保険の販売支援システムの開発チームに参加し、現在に至っています。

最初の1年間は主にテスト工程に関わりました。先輩の指示を受け、プログラムが仕様書どおり動くかどうか確認するのですが、初めての経験で戸惑うことばかりでした。ITに関する専門知識は少しずつ身に付けていく自信はありましたが、苦労したのはお客様の保険業務がわからないことでした。チーム内で保険業務の勉強会を開いていただいたり、先輩に気軽に質問できる雰囲気があって、しっかりとフォローしていただけたので、少しずつではありますが、業務知識を身に付けていくことができました。

お仕事拝見

文系出身ながらSEにチャレンジしたT.Kさん。年次ごとに立てた目標の達成のために先輩や同僚が率直な意見を出してくれるおかげで一歩ずつ成長できている。

評価会議での適切なアドバイスが、自分の成長を加速させる

入社1年目、自身が立てた目標は「テスト工程を一人でできるようになること」でした。その達成状況を確認する評価会議は、入社前には緊張感があってピリピリしているというイメージを抱いていました。しかし、実際は上司や部下が立場に関係なく、自由に意見を出し合えるオープンな場であることに驚きました。

当時、評価会議では私の仕事について、「テスト結果のエビデンスを確認するとき、ケアレスミスが発生している」という指摘を受けました。テスト結果の確認には、先輩たちが作り上げたチェックリストが存在しています。私もそのリストに準じて確認していたつもりでしたが、それだけでは足りないということがわかり、先輩たちのアドバイスをもとに自ら過去のミスをまとめ上げ、自己レビューをしていくことにしました。その結果、ケアレスミスが目に見えて減り、目標達成に近づいているという実感がありました。年度末の最終的な評価でも「正確性が高まった」と評価していただき、自分の成長を大きく感じる1年でした。

2年目には「プログラム作成ができるようになる」という目標を設定しました。1年目にテスト業務を通して多くのプログラムを見ていたものの、それがどのような処理をしているのか、どのようにして業務に結び付いているのかということをあまりイメージできていないのが自分の課題だと思っていました。だからこそ、自分でプログラムを作成する経験をしてみたいと思ったのです。先輩たちには普段からその気持ちを伝えていましたし、自分の頑張りを近くで見守っていただいた先輩たちのお陰でプログラム作成へのチャレンジの機会があり、できることがどんどん増えていきました。

2年目の評価会議では、自分では気付かなかった成長を知ることができました。チームに配属された新入社員から、作業内容に関して質問を受けることがよくありました。先輩は新入社員への私の対応の様子を見てくれていて、「教育を担当しながら自分自身の作業も生産性高く進められている。しかも正確性も高い。」と評価いただいたのです。仕事へのモチベーションがより一層高まりました。

お仕事拝見

サークル活動が盛んなジャステック。T.Kさんは趣味の野球サークルに参加中。部署を超えて社員が参加しているため、他部署の社員との交流を深める貴重な機会となっている。

さらなるレベルアップを目指して、一つひとつ課題を克服していく

3年目以降は「小規模案件の開発窓口を担当する」という目標を設定し、調査や設計の上流工程に挑戦しています。上長のサポートを受けながら、改造を行うシステムの分析・修正業務からスタート。テストやコーディングをしていたときは先輩が方向性を示してくれていましたが、今の立場ではゼロから自分で道を描かなければなりません。試行錯誤を続ける日々ですが、やりがいを感じています。

評価会議では「SEとして独り立ちするには分析力が足りない」とアドバイスを受けました。既存のシステムに機能を追加するには、どのプログラムをどのように修正すべきかを分析する必要があります。そのような分析力を高めるには経験を積むのが一番だと先輩からアドバイスいただきました。そして、新規案件の分析から主担当として任せていただける機会に恵まれました。システムの全体像を理解するには保険の業務知識を一層深めなくてはならないと痛感しており、さらなる自己研鑽が必要だと再認識させられています。

振り返るとこの約3年間、評価会議を通して自分では気付かなかった力、足りない力がどんどん見えてくるようになりました。評価会議で指摘された課題に応じて作業や役割をアサインしていただいたおかげで、一歩ずつ着実に成長できているのだと思います。評価会議では同僚の評価を知ることができるのも私自身の視野を広げるきっかけになっているので、当社のオープンな評価はお互いの成長とモチベーションの向上に繋がっていると思います。

また、ソフトウェア開発に従事するやりがいもひしひしと感じています。今の担当システムのユーザーは保険会社の営業員の方なので、私を含め一般の方がシステムを直接目にすることはほぼありません。しかし、万が一不具合が生じると全国の保険加入者に多大な迷惑をかけてしまうので、その責任の大きさが仕事の大きなやりがいに繋がっています。

今後は案件全体の管理や顧客対応を担う案件窓口として独り立ちするべく、評価会議で指摘のあった分析力に磨きをかけていきたいです。また、関係者への伝達力も足りないと感じているので、普段の会話でも伝達力を意識し、コミュニケーション能力も向上させたいと考えています。将来は社内・社外問わず信頼されるSEになりたいですね。オープンな能力主義を通じて自身の課題を着実に解消していけば、その目標も実現に近づいていくはずです。

お仕事拝見

自分の意見をはっきりと述べて、成長したいという意志を持って仕事に臨む。そんな姿勢があれば、たとえIT未経験でも大きく羽ばたくことができるという。

企業研究のポイント

IT業界と一口に言っても各企業ごとに特徴があります。多岐にわたるIT業務に取り組んでいる企業あるいは特定のIT業務を専業としている企業もあるので、それぞれの企業の違いや特徴を確認し、差別化した上で比較することがより良い企業研究に繋がっていくと思います。

ジャステックはソフトウェア開発だけにとどまらず、超上流工程、すなわちコンサルティング業務にも領域を広げています。ソフトウェア開発でもパッケージソフトの開発を専門にしていたり、実際はシステムの運用あるいは技術者派遣を主力とするなど、企業の業務内容を深く調べるようにしてください。

また、自己分析を通して「自分が何をやりたいのか」もきちんと把握しておきましょう。譲れない部分や軸となるものを構築した上で各企業の差別化したポイントを照らし合わせれば、おのずと進みたい道が見えてくるはずです。

(人材開拓課 人事担当)

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ジャステックではお互いに連携して物事を進める文化が根付く。ソフトウェア開発ではチームで仕事を進めるため、SEには人と関わる力や相手の声を聞く力なども不可欠だ。

マイナビ編集部から

ジャステックがスタートしたのは今から50年以上前の1971年。ベンダーフリーの立場で、顧客要求に基づくソフトウェア開発の専業会社として受託開発に取り組むことを目指した。創立メンバー全員がSEで、前職での経験を活かし、SEが思う存分能力を発揮でき、能力を発揮した社員が正当に評価されるよう、経営理念の一つにオープンな能力主義を掲げた。約50数年を経て、2024年にNTTデータグループとして新しいスタートを切ったジャステックだが、オープンな能力主義に基づく能力評価制度は何度か改良が加えられ今日に至っている。

社員が作成した評価基準は全社員に公開され、評価を行う評価会議は開発チームの新人からチームリーダーまで、全員が参加。仕事への取り組み姿勢、目標達成へのプロセスそして成果をチーム内で評価し合う。評価のみならず、評価基準の改訂にまで踏み込んだ議論をする場合もある。目標達成に向けて足りない部分があれば、どのように克服するかをチーム全員が真剣になって考えてくれる。未来を見据えてその人の可能性を開拓していく温かみのある制度だといえるだろう。

ジャステックは1980年代から文系学生の募集を開始し、ITの専門知識に係らずSEとして成長できる人材の登用を継続してきた。論理的な思考力を駆使したソフトウェア開発で、社会あるいはIT業界へ貢献したい――。そんな思いを持っていれば、ジャステックではおのずと飛躍できると感じた。

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ジャステックは今、変革期にある。 NTTデータグループとのシナジーを追求することで持続的成長が加速されるだろう。

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