東芝エレベータ(株)

エレベータードアの開発を行っています。具体的には乗場やかごのドア、乗場のドアの周りの枠を担当しており、海外法規対応の新規開発や、量産機種エレベーターの製造性・据付性時の作業性の改善開発、それから扉開閉時の走行性能を上げる開発を実施しています。

エレベーターの製造や取り付けに関わる開発では、開発対象が社内の部門向けとなるので、開発プロセスごとに関連部門の意見をもらい反映することができます。試作検証時には実際の作業員に立ち会ってもらい試験を行うことで、机上の検討だけでは見えてこなかった課題が出てくることもあり、それらを解決することで、よりよい製品となっていくことを感じることができます。また、開発が完了し量産していく中で、製造部門や据付部門から感謝されたときは、とてもうれしく感じました。

海外法規対応の開発では、海外にしかない試験設備を使用して試験を実施することがあります。直接現地まで行き試験前の準備から携わりますが、試験は必ずしも100％合格するわけではありません。不合格の場合には次の試験を合格させるために現地の作業員と連携して、原因の調査や改善方法をレベル合わせし、最終的に試験に合格したときは、とてもやりがいを感じました。

同じ会社で開発、設計から製造、据付、メンテナンスまで一貫しているところにとても魅力を感じました。新規開発から納品後のメンテナンスまで請け負うというところで、入社後に幅広い知識や技術を身に着けられると思ったからです。他社とも迷っていた際にOB訪問を行うことができ、仕事の内容はもちろんのこと、どのような人が働いているのか、そのほかにもプライベートの過ごし方についても聞くことができ、私の働きたいイメージと一致したため、入社を決めました。