最終更新日:2025/7/23

(株)トヨタプロダクションエンジニアリング

業種

  • 情報処理
  • 自動車・自動車部品
  • プラント・エンジニアリング
  • 機械設計
  • ソフトウエア

基本情報

本社
福岡県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

新車種の開発段階から携わり、生産体制を構築する仕事です

  • 機械系 専攻の先輩

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最先端のモノづくりに携わることで大きなやりがいを得る

トヨタ自動車の生産工程全般の製造技術を提案する「(株)トヨタプロダクションエンジニアリング」(以下、TPEC)。“より良いクルマづくり”に向け、品質向上や改善活動に貢献しています。

今回は、2019年入社の先輩社員2名にインタビュー。大学時代の学びや企業研究の軸、現在の仕事内容とやりがい、職場の環境、将来の夢について、たっぷり語っていただきました。

●Y.Wさん(CAE技術部 プロジェクト推進室/2019年入社)
●K.Fさん(DX推進部 工場DX室/2019年入社)

モノを作る前にCAEで解析・評価・良品条件の提案を目指す!我々の仕事はSDG's,CN※の取組みそのものです

機械工学科に進学した私は、4大力学(材料力学・熱力学・流体力学・機械力学)や、CAE(計算機援用工学)解析に夢中になりました。コンピュータ上で行う数値計算はとても楽しく、ゼミで取り組んだ塑性力学の研究にもCAEを組み合わせたりしていました。大学3年生の頃、CAEを用いた設計を体験できるインターンシップに参加したのですが、周りの参加者と比べて知識不足を痛感。さらに深く学びたいと思い、大学院への進学を決心しました。

大学院で専門性を高めながらも、早い時期から企業研究をスタート。当時気になっていたキーワード「CAE」「デジタル」「クルマ」で企業研究を進めたところ、当社との出会いがありました。さっそくインターンシップに参加して、当社が手がける領域やCAEでどのようなことをしているのかを知り興味を惹かれたのを覚えています。多くの企業は設計の部署にCAEが含まれているのですが、デジタルに特化した当社ではCAEに取り組む部署が確立されていることを知り、どこよりも大きな仕事に挑戦できると感じて入社を決心しました。

現在はCAE技術部に所属し、CAE解析を用いた自動車部品の事前生産評価を行っています。部品の塗装工程の不良(塗膜が薄くなったり、ムラになったり…)をデジタルによる事前検討で、モノを作らずに評価することは、SDGsの取り組みそのものにつながっています。チーム内で現象ごとに担当が分かれているのですが、お互い協力し合うことで、さまざまな解析の知識が得られるので毎日がとても充実。どの業務においても、大学で学んだ4大力学の手計算が基礎として生かされています。今後は塗装工程の知識として、水の流れなど流体力学をさらに深掘りする必要があります。社外のCAEの検定試験にも挑戦するため、社内の資格取得サポート制度を利用して学び続けたいと思います!
(Y.W)

※CN(カーボンニュートラル)

「TPEC」の魅力

「当社のCAE技術部は、入社前の想像をはるかに超えて、幅広い分野に携わることができるのが魅力です。現場とも距離が近いため、大きなやりがいを感じます」(Y.Wさん)

念願のDX推進部に異動し、AIやIoTを駆使して製造現場の改善に取り組んでいます

大学では電気電子分野の学部に進学しました。中でも楽しいと感じたのが、数学やプログラミングでした。大学3年生になって、友人に誘われて参加した説明会をきっかけに、会社選びについて考えるように。当時は希望の業界や職種はなく、どのような会社があるのかいろいろ見てみようと思っていました。その後、OB・OG座談会などにも参加するうちに「地元の福岡で働きたい」「きれいなオフィスで働きたい」の2つの軸が自然と定められました。そんな中で出会った当社の“社員が協力して一緒に頑張る”雰囲気に惹かれて、職場見学にも参加することに。そこで開放的な空間でイキイキと働く先輩の姿を見て、入社を決めました。

入社してからは、開発としてさまざまなテーマに取り組んできましたが、現在は希望が叶いDX推進部に異動。AIやIoTなどのデジタル技術を駆使し、製造現場の改善に取り組んでいます。例えば部品が正しい位置に取り付けられているか等の、現在は目視で検査している工程の自動化を担当。異動したばかりのため勉強中の身ですが、今後さらにDXに注力する会社の一翼を担えるよう頑張りたいです!その中で苦労しているのが、固定観念の払拭です。例えばAI にイヌとネコの見分け方を学習させるとき、「イヌは耳が立っている」という固定観念を持っていると誤った情報を学習させてしまうかもしれません。そういった点にも注意を払いながら、試行錯誤を繰り返しています。今後は、会社が支援してくれるオンラインセミナーや社外セミナーに積極的に参加し、より技術力を高めたいです。

社内のチームワーク、社員同士の距離の近さには、入社してから驚かされっぱなしです。分からないことは、上司はもちろん普段かかわりのない社員にも気軽に質問できる上、皆手を止めて話に耳を傾けてくれます。たとえ時間のかかるお願い事をしても、快く引き受けてくれるのが当社の社風です。
(K.F)

「TPEC」の魅力

「さまざまな分野の開発で得た知識が線で繋がる瞬間には、何ものにも代え難い喜びを感じます。当社の仕事は、エンジニアとして視野を広げられるのが魅力!」(K.Fさん)

入社5年目の先輩社員が感じるTPECの<やりがい><職場の雰囲気><働きやすさ>

■気軽にコミュニケーションが取れる雰囲気です。
CAE技術部の目的は、自動車の製造現場の負担を軽くすること。事前に不具合を察知し、設計にフィードバックして改善することで、現場のトライの回数が減少するのを間近で感じられるのが、この仕事の醍醐味です。入社したばかりの頃は目の前の作業をこなすだけでしたが、いまではお客様とのやり取りの中で何を求められているのかを考えるようになり、より責任感が増しました。そんな私にも後輩ができ、まめに声をかけて困りごとをサポート。具体的な指示を出し、チームのメンバーとして一緒に成長しています。(Y.W)

当社の開発は毎回テーマ(ex.人間の目では見えないものを可視化する)が変わるため、毎日がとても新鮮で、新しい発見の連続でした。仕事で分からないことがあれば、先輩に聞くのが一般的ですが、開発はなかなかそうもいきません。なぜなら上司や先輩にとっても、初めて取り組む技術だったりするから。そのため部署を問わず、この人だったら何かヒントをくれるかもと思えば、すぐに足を運び質問責めに。それは社外の人に対しても同様です。この経験を通して、周囲の協力を仰ぐことの大切さを感じています。(K.F)

■状況に応じてフレックスや在宅勤務を選択できる環境が整っています。
当社には社員が意見やアイデアを発信できる制度があります。ゆくゆくは私もこの制度を利用して、自らの考えで新しいことに挑戦したい。ほかにもライフステージに合わせて柔軟な働き方ができるのも魅力です。私自身、家族が体調を崩した際には在宅勤務に切り替えることができ、とても助かりました。これからもプライベートを大切にしながら長く働き続け、エンジニアとしてスキルを高めたいと思います。(Y.W)

当社はフルフレックスが導入されているため、勤務時間が自由に設定できます。通院のため午後出社したり、前日少し残業したから翌日遅く出社したりが可能です。コロナ禍では長期の在宅勤務をしたのですが、周囲の協力があるから困ることはありませんでした。ワークライフバランスが実現できるからこそ、仕事にも意欲的に取り組めると感じています。(K.F)

「TPEC」の魅力

業務外での社内部活動などに参加する従業員も多く、部署を越えたコミュニケーションの機会が充実。Y.Wさんも昨年夏ビーチラグビー大会に参加し、爽やかな汗を流したそう。

企業研究のポイント

「トヨタ」を知る学生さんは多くいらっしゃると思いますが、BtoBの事業内容をイメージしていただくことは難しいかも知れません。BtoBとBtoCの会社の違いやそれぞれの会社がどのような事業を手掛けているかなど、企業HPや情報サイトを参考にしながら研究を進めて欲しいと思います。当社のHPでは実際に働いている社員のインタビュー記事をはじめ、福利厚生や教育環境などの情報を多く掲載していますので、ぜひご覧ください。また、昨年ご好評を頂いたプログラムをさらにブラッシュアップした対面インターンシップを実施予定です。福岡と愛知の選べる会場で開催する5DAYSインターンシップはそれぞれの拠点の強みを活かした内容となっております。それ以外にも、1日体験型やWEB型の実施も予定しております。ニーズに合わせてぜひご参加ください。企業研究では、自分自身がどのような会社で働きたいと考えているのか、自己分析を進めておくことをお勧めします。職種、待遇、福利厚生、働く環境など、インターネットで多くの情報を集めるのはもちろん、グループ企業の違いや強みなど、何かしらの切り口を見つけて企業研究を広げていくことで、いろいろな発見があると思います。大変なことも多いですが、その発見を楽しみながら企業研究に取り組んでみてください。応援しています!
【インターンシップ担当:I】

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企業ホームページには、会社で働く先輩たちのリアルな声が数多く掲載。定期的にさまざまなコンテンツが更新されるので、まめにチェックするのがおすすめだ。

マイナビ編集部から

世界に名をはせるトヨタのパートナー会社として、最先端のデジタル技術を活用し、クルマづくりだけでなく、モノづくりの革新をめざす同社。“より良いクルマづくり”に向けて、「製造準備」と呼ばれる分野を担う同社では、グループ会社の生産ラインや海外工場の立ち上げに携わるなど、活躍フィールドはさらに拡がりを見せている。その会社の事業成長を支えているのが各部門の第一線で活躍する若手社員だ。一人ひとりの社員が力を発揮できる環境を整える同社では、手厚い教育体制だけでなく、自己研鑽の機会や個人のキャリアプランを会社が力強く後押し。産休・育休取得からの復帰率は100%であることに加え、これまでにも多くの男性社員が育児休暇を取得するなど、ライフイベントやライフスタイルに応じた働き方を叶えられるほか、コロナ禍においてテレワーク体制を構築するなど、社会の変化に柔軟に応じながら“働きやすい環境”を整備している。何より、トヨタ自動車やトヨタ自動車九州をはじめ、自動車生産ラインの整備や工程計画の構築というモノづくりの導入部分を任される仕事は、クルマづくりに深く入り込んだ仕事だといえるだろう。車が好き、モノづくりが好き、世界を視野に仕事してみたい、それも若いうちから大きな仕事にチャレンジしてみたいという人ならぜひ同社の企業研究を深めて欲しい。

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部署ごとのパーテーションを排除したきれいなオフィスは、フリーアドレスを採用。オープン空間のほかに、集中して作業に取り組むための「集中スペース」も完備する。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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