最終更新日:2026/2/12

社会福祉法人 あだちの里

  • 正社員

業種

  • 福祉サービス

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本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

障がい者支援はチームで行う。ご利用者が笑顔で過ごせる時間のために工夫を重ねる

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地域と関わり、助け合いながら、必要とされる施設になっていく

知的障がいのある方が、地域の人々とともに笑顔で暮らしていける社会を目指して、福祉サービスを提供しているあだちの里。支援員として多様な経験を重ねてきた先輩職員たちに、仕事に対する想いや取り組みを聞いた。

■伊藤 淳さん(写真右)
希望の苑(入所施設) 支援員
教育人間科学部 幼児保育学科卒業/2022年入職

■長島 莉央さん(写真中央)
梅田ひまわり工房 支援員
人間学部 人間福祉学科卒業/2019年入職

■中島 進さん(写真左)
西伊興ひまわり園 施設長
社会福祉学部 社会福祉学科卒業/2006年入職

ご利用者の生活をより良いものにしていくために、できることは何でも挑戦していきたい/伊藤さん

学生時代は保育士や幼稚園教諭を目指して学んでいましたが、その資格取得のためあだちの里での実習も経験しました。2週間という短い期間でしたが、ご利用者と関わっていく中でお互いのコミュニケーションが深まっていくことに楽しさを感じ、障がい者支援の分野に進もうと決意。実習でお会いしたご利用者に「また会いたい」そう思ったことも入職のきっかけとなりました。

入職以来勤務している希望の苑の入所施設は、ご家族の代わりとなってご利用者の生活を支えていくための環境です。当法人が展開する16の施設のうち唯一の入所施設でもあり、ご利用者とじっくり向き合うことができる点が魅力のひとつだと感じています。これまで食事や睡眠、排泄などご利用者の一日のすべてに関わることへの責任を感じながら、みなさんの生活をより良いものにしていくことを使命として、日常の支援から少し特別なイベントの企画まで、さまざまな業務を担当してきました。月に一度の外出では、ご利用者のやりたいことを実現できる機会を提供しています。美味しいものを食べたい方、ドライブが好きな方、お買い物が好きな方などそれぞれの好みに合わせてスポットやお店を提案。一緒に楽しむ時間も大切にしています。外出から戻り、他の職員やご利用者に「今日はこんなところに行ってきた!」と笑顔で報告している姿を見るのが私のやりがいです。

以前、施設内の企画として「大ヨーグルトイベント」を開催しました。これは大きな鍋にたっぷりヨーグルトを用意して、ご利用者が好きなだけお皿に取り、好みのソースをかけて楽しむという企画。普段は常食や刻み食など異なる形態での食事となるご利用者ですが、ヨーグルトならみんなが安全に食べられるので、“みんなで一緒に”というちょっとした非日常を提供できると思ったのです。ヨーグルトの買い出しなどイベント準備の様子を動画で撮影し、当日オープニングムービーとして流すという取り組みも初チャレンジ。ご利用者だけでなく職員も喜んでくれたことが本当に嬉しかったですね。私自身がまず楽しく仕事をすること、それが良い支援につながると信じて新しいアイデアをどんどん提案していきたいと思っています。

仕事に対する想い

「楽しく仕事をする秘訣は小さな幸せに目を向けること。ご利用者と散歩に出て、日光を浴びて気持ち良い!と思う。そんな瞬間を素直に受け止めていきたいです」(伊藤さん)

一人ひとりの得意なことを伸ばし、誇りを持って仕事を楽しめる環境をつくっていく/長島さん

学生時代、ボランティアで障がいのある子どもたちの支援に関わる機会がありました。個性豊かだけどコミュニケーションが難しい、そんな子どもたちと接する中で、次第に笑顔が見られるようになったり話しかけてくれるようになっていく、その変化に惹かれて支援員を目指すことに。あだちの里に見学に来た際、丁寧に質問に答えてくれた先輩職員のみなさんに魅力を感じ、ここでなら自分らしく働けそうだと思いました。

入職後は5年間ほど、希望の苑の入所施設に勤務し、24時間ご利用者の生活を支えてきました。できなかったことができるようになっていくご利用者の姿を見るのは、私にとって日々の喜び。本人の好きなこと、得意なことを生活の中に取り入れる工夫をすることでご利用者一人ひとりが落ち着いて生活ができるようになっていく、その様子を間近で見てきました。そんな中、若手職員の挑戦を「まずはやってみよう」と後押ししてくれる先輩や上司たちの存在は、私にとって大変心強いものだったと思います。ご利用者と一緒に叶えていきたいことが実現できるよう応援してもらえたことは、その後のキャリアにとっても、大切な時間でしたし、自分の支援が間違っていなかったと感じられ、自信にもつながりました。

2024年からは梅田ひまわり工房に異動となり、16名のご利用者の生活支援をしながら、軽作業訓練施設としてご利用者の作業のサポートや、業務を依頼してくださる外部の企業とのスケジュールや金額の調整などを担当しています。当施設で行っている軽作業は、割り箸や色紙の封入、公園での清掃など多岐にわたります。ご利用者の得意分野に合わせて作業を振り分け、一人ひとりが自発的に作業を進めていけるような環境を整えるよう意識してきました。それぞれの得意なことを受け止め、作業の中で頼っていく。それがみんなのモチベーションとなり、生き生きと仕事ができる環境づくりにつながっています。また、仕事が上手くいくと言葉でのコミュニケーションも増え、関係性が深まっていくことも実感しています。「今日も仕事をがんばったよ!」というご利用者の笑顔と言葉が嬉しいですね。その笑顔のために何ができるかを考え、工夫することが私の使命だと感じています。

仕事に対する想い

「さまざまな支援のあり方を学び、経験できるのが当法人の魅力。障がいに関する理解をさらに深め、将来的には管理職へのキャリアアップにも挑戦したいです」(長島さん)

職員もご利用者も「ここに来て良かった」と思ってもらえる施設にすることが目標/中島さん

知的障がいがある方のために、さまざまな支援を行っているあだちの里。通所や入所の施設での生活支援を中心に、就労継続支援A・B型、グループホームなど事業の異なる施設を運営しています。ここでなら職員として多様な支援のあり方を経験できそうだと思って入職したのが20年前。通所施設の生活支援員としてキャリアをスタートし、就労継続支援の現場、入所施設での主任としての業務、通所施設の施設長と、幅広い経験を積むことができています。若い職員の「挑戦したい」という意欲をサポートし、「やってみよう」と背中を押してくれる上司や先輩たちのもと、ご利用者のためになる取り組みをいろいろと実施してきました。

支援の現場にいて感じるのは、地域との関わりを持ち、理解を得ることの大切さ。足立区に暮らす一員として、住民のみなさんに必要とされる開かれた施設になっていくことを意識しながら、日々の業務やイベントに取り組んでいます。現在は西伊興ひまわり園の施設長として、ご利用者やその家族が安心して利用でき、そして職員も安心して働ける環境づくりに注力しているところです。
当施設では通所施設としての生活支援に加え、自主生産品としてご利用者と職員が協力してドライフルーツをつくって販売をしています。ご利用者の障がいの程度はさまざまですが、全員が社会で生活する一員であり、仕事を通じて社会に貢献し、その成果によって感謝される。そんな循環を起こしていくことが私の目標でもあります。

ご利用者によってできること、できないことの範囲は異なります。しかし「これはできない」と職員が決めつけるのではなく、できるようになるにはどうしたら良いのかを考え、工夫できる存在でありたいですね。そしてご利用者と一緒に「できた」「売れた」を喜び合い、その結果をご家族に報告できることが、支援員としてのモチベーションになっています。
また支援はチームで行うものという意識を職員間で共有し、多様な意見を取り入れながら、挑戦を楽しんでいける関係性をつくっていくことも施設長である私の仕事。どんなこともまず私が実践し、その仕事を楽しむ姿を後輩たちに見せながら、ともに工夫を重ねて成長していきたいですね。

仕事に対する想い

「余暇活動や作業の充実にも取り組んでいます。外部からプロを招いてダンスやフラワーアレンジメントなどにも挑戦。この先も楽しいことを探し続けていきます」(中島さん)

企業研究のポイント

例えば障がい者福祉と一言で言っても、施設によってアプローチが異なり、そこで働く人たちの雰囲気にも違いがあります。どんな業界・業種だとしても企業研究の段階でできるだけ生で働く現場を見て、どんな人がどんな取り組みをしているのかを、実際に訪問して感じることをおすすめしたいです。オンラインで得られる情報もたくさんありますが、仕事は人と人とが関わるもの。自分に合う環境は、自らが人と接して知ることが必要だと思います。それがこの先、長く働き続けられる環境を見つけるコツなのではないでしょうか。また現場を訪問した際には、そこで働く方の表情に注目してみることもお勧めします。そこには日頃の関わりが見えてくるはずです。明るい表情があるか、将来の自分が同じような表情で関わっていけるか、そんな視点で企業研究を深めてみてください。

当法人はよく「雰囲気が良い」と言われますが、その背景にはご利用者と職員が一緒に日々を楽しんでいることがあるように思います。それはどの職場でも同じ。仕事に集中し、誇りを持って取り組んでいる人々に触れられるでしょう。中には福祉の仕事に「大変そう」というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、現場には想像以上の面白さもたくさんあります。ぜひさまざまな視点から自分の将来を考えてみてください。
【法人本部総務課課長 栗原 史和さん】

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業務負担軽減のため、ご利用者に関する記録や申請などは紙からデジタルシステムへと移行中。人と人とが向き合うことでしかできない仕事に注力できる環境を整えていく。

マイナビ編集部から

東京都足立区内に9つの事業所、16の施設を運営しているあだちの里。「障がい者が地域と共に 笑顔で生活できるよう 私たちは応援します」という言葉を理念とし、知的障がいのある方への支援を中心に、通所施設における生活介護、就労支援A型・B型、就労移行支援、就労定着支援、施設入所支援、共同生活援助(グループホーム)、相談支援など多彩なサービスを提供している。

ひとつの法人で働きながら、さまざまな障がい者福祉サービスの現場を経験できることも同法人の魅力だ。複数の施設での業務を経験することで、支援に対する視野やアプローチが広がり、スキルが磨かれていく。今回の取材でも複数の施設での業務を担当することで、新たな考え方を得られたという声が聞かれた。
また、同法人では人材育成にも力を入れ、福祉分野未経験からでも計画的な研修で実力をつけていけるようなサポートも行っている。加えて入職後も定期的な研修を行い、障がい理解や人権、危機管理などの最新情報をキャッチしていけるよう、全職員が学び続ける制度が用意されていることも特徴だ。

2026年には設立30周年を迎える同法人。ご利用者も職員も「安心」と「ワクワク」を感じながら、毎日を送っていけるような環境づくりをさらに充実させていくとのこと。若手職員の夢を引き出し、育てていけるような法人でありたいという言葉が強く印象に残った取材だった。

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ともに働く仲間にもご利用者にも、前向きかつ積極的に関わっていく職員が多いというあだちの里。笑顔が多い活動的な職場で、挑戦を重ねながら成長していくことができる。

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