最終更新日:2025/6/1

(株)エーシーエ設計

業種

  • 建築設計
  • 空間デザイン

基本情報

本社
長野県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

設備から構造、意匠まで自社で対応。確かな暮らしを創る建築設計の専門家集団です!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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みんなに喜ばれる建物を、自分たちの手で生み出すやりがい。

自然環境や地域に調和した建築設計を追求し、長野県から全国、世界へ、技術を提供する同社。設備、意匠、構造の各専門分野で設計業務に携わる先輩方に、仕事のやりがいやこれから目指す姿などを伺いました。

●山本 陽也さん(設備設計部 機械設備/建築環境学部卒・2020年入社)※写真左
●矢沢 諒平さん(構造設計部/工学研究科建築学専攻修了・2021年入社)※写真右
●白木 花菜子さん(設計第二部/工学部建築学科卒・2023年入社)※写真中央

仕事と両立して一級建築士・建築設備士の資格を取得。得たスキルを生かして幅広い設備設計に携わりたい。

大学では建築環境学を専攻し、中でも建物に不可欠な「設備」の設計を中心に学んできました。空調や給排水、衛生などの建築設備は、表面的には見えなくても、その建物を快適に使うために重要な役割を果たしますし、省エネにも大きく関わります。専門の設備設計部門がある当社なら、身につけた知識を生かして、地域の暮らしに役立てられると考えて入社を決めました。

入社後は希望通り設備部門に配属となり、これまで公共の建物から民間施設まで幅広い案件の機械設備設計に携わってきました。現在手がけているのは、東京・中野区で新しくオープンする集会場の空調と衛生設備の設計。構造や建物全体のデザインまで考慮して管の配置などを考えるのは難しいですが、東京支社の意匠設計部門と何度も打合せを重ねながら、より良い設計を目指しています。各部門のやりたいことをしっかり主張し合い、意見を出せるのは、風通しの良い当社ならでは。お施主様の要望も汲み取って、それぞれが満足できる図面を上げられた時は手応えを感じます。

また、関東や東北など、長野県にいながら全国の建物に関わり、地域ごとの特色を知ることができるのも魅力です。例えば、岩手県のクリニックで空調設備設計に携わった時は、現地の外気温や地面の凍結深度、気候条件などを調べて計算に反映。寒冷地でも凍害などが起こりにくい設計を心がけてきました。官公庁案件が多い当社では、裁判所など独自の基準がある庁舎の設備設計の経験も積むことができます。

業務に生かすため、2022年には一級建築士の資格を、翌年には建築設備士の資格を取得しました。仕事との両立は大変でしたが、夜はしっかり休んで、朝に勉強するスタイルで対応。もともとは夜型なのですが、退勤後の疲れている時間帯に取り組むより、集中できたように思います。休日は資格学校に通って課題をこなし、実技試験にも備えました。一級建築士の資格があれば、規模の大きな公共案件にもメインの設計士として関わることが可能です。今後は手にした資格をさらに生かして、建物用途にとらわれず、幅広い案件に挑戦したいと考えています!
(山本 陽也)

エーシーエ設計で働く魅力

「設備は、建物の快適さや省エネ性能など大切な部分を担うもの。全国の案件を通じて、その土地や建物用途ならではの設計を勉強できるのが面白いです」(山本さん

シンプルなビルから大規模公共施設まで。幅広い建物の安心と使いやすさ・美しさを構造面から支える仕事。

大学院で鉄骨構造の設計手法などを研究しており、企業研究では建築の構造分野を担える企業を中心に探してきました。その中で、地元・長野県で構造設計部門を持つ当社を知り、まずはインターンシップに参加。先輩が実際に手がけている案件の説明を聞き、どんな業務をして、どんな成果を上げられるかを具体的にイメージできたことが、入社の決め手になりました。

3か月の研修期間後は希望通り、すぐに構造設計部へ。先輩について基本的な図面を書くところからスタートし、徐々に自分でも計算を手がけていきました。学生時代と違って実際に使われる建物なので、設備や意匠との兼ね合いも考えながら計算しないといけないのが難しい点。機械の配置や配線に合わせて、どこを削ってどの空間を共有すれば良いか、常に気を配りながら図面を描いています。

私の所属部署はそれほど多くないため、若いうちから通常の事務所や工場、道の駅のような休憩施設など、さまざまな経験ができます。ホールのように内部に大きな空間が入る場合は、計算を変えつつ、予算との兼ね合いも考慮しなければなりません。大きな部材を使うだけでなく、なるべくコストを抑え、構造的にも美しく納められるように設計を進めていくのは、苦労もありますが、この仕事の一番面白いところだと思います。また、当社は構造設計から意匠、設備設計まで自社内で一貫して手がけており、他部門と連携を取りやすいのも働きやすいポイントです。他分野で分からないことは、先輩後輩を問わず、積極的に相談するようにしています。

これまでは構造的にシンプルで事務所のような四角い建物を手がけることが多かったので、今後は大規模なトラスや複雑な骨組みなど、構造の見える建物も手がけてみたいです。多くの構造は、建物が完成すれば利用者の目にふれないものですが、意匠設計とも協力して、視覚的に楽しむことができる美しい構造デザインを手がけたいと思っています。そのためにも、今は一級建築士の資格取得を目指して勉強中。担当業務はなるべく勤務時間内に終わらせるなど、自分でオンオフのスケジュールを管理しながら、試験まで頑張っていくつもりです!
(矢沢 諒平)

エーシーエ設計で働く魅力

「4年目に入り、これまで設計を手がけてきた建物が徐々に完工してきました。実際に形になったところを見ると、やり切ったなという充実感が湧いてきます」(矢沢さん)

若手から幅広く経験を積める環境。現在は入社当時からの希望だった子どもに関わる施設の意匠設計に挑戦中!

学生時代は建築デザインや建築理論を学びながら、デザインやアイデアの源泉となるリサーチに注力してきました。「地元・長野県で働く」「設計デザイン」を軸に企業研究を行う中で、当社は、私がよく利用する施設や気になる施設に携わっていたことから興味を持ちました。インターンシップに参加した際、会社や先輩方の温かい雰囲気に惹かれ、当社で働きたいという想いが強くなりました。また、組織設計事務所である当社であれば、意匠だけではなく設備、構造まで幅広い知識が蓄えられると思い、入社を決意しました。

現在は意匠設計として、自治体の福祉系総合施設を担当。カフェや児童館、社会福祉協議会の事務所などの間取りや内装デザインを設計し、お施主様が求める空間づくりに日々尽力しています。また、意匠設計の大きな役割として、プロジェクト全体の統括があります。お施主様との打ち合わせやプロジェクトメンバーとの密なコミュニケーションを重ね、さまざまな要素をまとめながら設計を進めます。はじめのうちはプレッシャーもありましたが、上司が近くでフォローしてくれるおかげで安心して業務に取り組むことができています。

私は、敷地のポテンシャルを最大限に引き出すことを心がけています。「建物をカタチにする」だけではなく、デザインの根拠を深く掘り下げる。そして、それを言葉で表現することができればお施主様にもご満足していただけますし、設計・工事に携わる多職種の方からも信頼いただけると思います。自分が思い描いたものがカタチになる喜びはとても大きいですね。近々、保育園のプロジェクトにも参画する予定です。これは私の「子どもに関わる施設を担当したい」という希望を会社が叶えてくれた案件。このように若手にも存分に挑戦させてくれる当社の環境にとても感謝しています!

入社2年目の秋には一級建築士に合格。その1年前から昼休みなどを利用して受験勉強をはじめ、日曜日にはスクールに通いました。仕事との両立は正直大変ではありましたが、同じような経験をした先輩からのアドバイスが支えになりました。今後はさらに現場監督や職人に設計の意図を伝えるスキルを磨き、一人前の意匠設計として活躍したいと思います。
(白木 花菜子)

エーシーエ設計で働く魅力

「入社1年目に作図補助として携わったクリニックが、最近オープンしました。実際に現地に足を運び、患者様が通う姿を見た瞬間は、思わず感動しました!」(白木さん)

企業研究のポイント

できる範囲で、実際に興味のある会社に訪問し、働いている人たちとコミュニケーションを取ることをオススメします。私の周囲にも、見学会やインターンシップで気持ちが固まったという人が多いですよ。当社は厳しい上下関係がなく、気軽に相談できる雰囲気があります。「設備設計は難しそう」と思っている方にも、学ぶ気持ちがあれば挑戦しやすいということを、実際の話の中で感じていただけたらと思います。
(山本 陽也)

企業研究で私が大切にしたのは、自分が成長できる環境かどうか。事業内容と社風を中心に、ここなら腰をすえて業務に集中できるという職場を探してきました。実際、設計の仕事も、大学で学んできたことより実務で覚えていくことの方が多いもの。専門を問わず、上司となる人の人柄やそこで働く先輩同士の人間関係など、ぜひ自分の目で確かめてください。
(矢沢 諒平)

企業研究はさまざまな会社を知る良い機会です。大学の専攻や好きな分野に限定せず、まずは広い視野で情報を集めてみてほしいと思います。その上で少しでも気になった会社には、できるだけ足を運んでください。ネット情報では分からない職場の雰囲気など、肌で感じられるはずです。建築設計デザインの仕事は、担当した建物が完工する瞬間がたまりませんよ!
(白木 花菜子)

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部署を超えてコミュニケーションを図りやすい、フリーアドレス制の明るいオフィス。アウトドアサークルなど業務外の活動を通して親睦を深める人も多い。

マイナビ編集部から

1970年の創立以来、学校や庁舎、病院・クリニック、福祉施設、工場、個人住宅など、多彩な建築を手がける「(株)エーシーエ設計」。関東甲信越地方や北陸地方はもちろん、北海道や東北地方、さらには海外拠点(ベトナム・ミャンマー)にまでエリアを拡大し力を発揮してきた。「Aspiring(より高度なものを)Create(創造する)Architects(建築家たち)」の社名の由来の通り、新しい技術を追い求め価値の高い建築物を実現している。

今回の取材を通じてわかった当社の強みは、なんと言っても意匠設計から構造設計、設備設計、積算、監理まで自社一貫体制で取り組む総合力。特に今回インタビューした先輩方は「意匠、構造、設備、それぞれの技術が合わさり、一つの建築物ができあがる工程はとてもワクワクする」と話してくれた。各部署の連携がなければ建物は完成しないため、普段から他部署と密に連携。そんな環境が整っているからこそ、若手社員はわからないことがあれば、部署関係なく誰にでも質問できるという。

もう一つの強みが、若手の活躍。入社1年目の社員が、プロポーザルに参加し、先輩と共に「どのような建築を作り上げたいか」議論することもよくあるそう。プロポーザルは、発言することの楽しさを知るだけでなく、先輩から技術を継承する良い機会。さらに、建築雑誌に掲載されるような新しい挑戦もできるなど、設計士の醍醐味が味わえる。

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同社は「Building Information Modelingシステム」を使い、3次元で建物モデルを組み上げている。地方都市にいながら、最先端技術にふれられるのも魅力だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2026に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2027年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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